平成レトロ再来!?20年の時を超えて私の世界に戻ってきた音楽。宇多田ヒカルは、音楽とともに生きる妖精だ。宇多田光の声は祈りであり願い。
宇多田ヒカルは、私が幼い頃から記憶にあるアーティスト。
『光』が大好きだった少年は、宇多田ヒカルの歌詞が大人な内容かもしれないと感じた途端、積極的には聴かなくなった。
もちろんずっと好きだったのだが、最後に積極的に聴いた曲はといえば、思い出せないほど。
だが、平成の歌姫たちの紹介をしていくにつれ、世界中が魅了されている歌声に、改めて興味を持った。
宇多田ヒカルのこんな秘話を知っているだろうか。
彼女は出産予定日から3週間過ぎても、生まれてこず、帝王切開で生まれたそうなのだ。
だが、彼女の心臓は動いていなかった。
医者に『残念ですが…』と言われるも、お父様は諦められず、懸命に心臓マッサージをしたそう。
生まれる前から決めていた名前を、何度も呼びながら。
宇多田光さんの名前の由来は、『我が子から光が失われないように』
そのような願いを込めて、藤圭子さんに名付けられたそう。
藤圭子さんが失明原因になるような目の病だったため、強く願いを込めたのだろう。
そんな素敵な名前を父に呼ばれながら心臓マッサージを続けた結果。
奇跡的に産声を上げた宇多田光さん。
光さんは、生まれた瞬間から奇跡の子だっただのだ。
それでは、1999-2023の宇多田ヒカルの楽曲たちから、彼女を紐解こうと思う。
と、その前に過去に紹介している記事も記載しておくので、興味があれば読んで見てほしい。
ただの私の感想なのだが。
では、よろしくお願いします。
1999年シングル『Movin'on without you』
『Movin'on without you』
いい女演じるのも
楽じゃないよね
天才的な宇多田ヒカル。この曲浜崎あゆみでも聴いたけど、あゆは宇多田ヒカルの歌を歌っていたのか。これはスゴい。
二人はライバルというより、尊敬しあっていたのかもしれない。最後までには、調べてみよう。
1999年アルバム『First Love』
作詞作曲を全て自分で手掛けるという天才。
15歳にして期末テストとレコーディングを並行し、約一年で『First Love』の作詞作曲を手掛けたそう。
『First Love』
15歳になる少し前から、15歳の終わりまでの一年で、曲作りからレコーディングまで行ったそうだ。
『time will tell』
泣いたって
何も変わらないって言われるけど
誰だって
そんなつもりで泣くんじゃないよね
宇多田ヒカル…。
なんとも人に寄り添った歌詞。
15歳ぞ。
『Another Chance』
君の涙の振動
空気をつたわって
腕を微かに触れた瞬間
15歳ぞ。
『Give Me A Reason』
何にも縛られたくないって叫びながら
絆 求めてる
守られるだけじゃなくて
誰かを守りたい
2000年シングル『Wait&See~リスク~』
『Wait&See~リスク~』
音に乗るのがうますぎる。
歌声が音とうまく混ざってるというか、声が楽器。
『はやとちり』
サビの柔らかい波のような音ノリは、宇多田ヒカルにしかできない。
2000年シングル『For You/タイムリミット
『For You』
『タイムリミット』
恐ろしいほどの歌唱力。
どんどん勢いが増していく。
2001年シングル『Can You Keep Secret?』
『Can You Keep Secret?』
絶対にどこかでは聴いたことがある名曲。
平成に生きた人たちで、知らない人はいないだろう。
ハッキリ言うと、天才。努力というか表現の天才。
『蹴っ飛ばせ!』
宇多田ヒカルの、こういうリズムの曲初めて聴いたかもしれない。
とても良い。
なんというか、速くて音に巻き込まれる感じ。
テンポがよくて、歌い方が強いのにセクシー。色気がある。
サビの徐々に声のボリューム上げていくの好き。
2001年シングル『FINAL DISTANCE』
『FINAL DISTANCE』
I wanna be with you now
二人でdistance縮めて
今なら間に合うから
歌は祈りだ。
私はこの人の歌を幼い頃に聴き、音楽が好きになったのだと思う。
声が美し過ぎる。
この歌はレクイエムだそう。『池田小学校事件』で被害にあった女の子は、宇多田ヒカルが大好きで、CDを沢山買い、歌の練習をしていた。アルバムには、亡くなった女の子へのメッセージが書いてあるらしい。
宇多田ヒカルは、どのような気持ちでこの歌を贈ったのだろう。被害にあったみんなに、きっと届いているはず。
『DISTANCE』
こちらの曲は、ポップな感じ。
どちらも良い。
2001年シングル『traveling』
『traveling』
この曲を知らない人は、いるのだろうか。
小学生の頃、どこに行っても勝手に耳に入ってきたようなイメージの曲だ。
この曲の作詞作曲を手掛けられる宇多田ヒカルは、天才過ぎる。
相当の努力をしたのだろう。
どこからこのサウンドが生まれるのだろうか。
2001年アルバム『Distance』
出た。
伝説のアルバム。
宇多田ヒカルと浜崎あゆみの黄金時代。
CDが日本で一番売れた日のアルバム。
このアルバムは、初動300.3万枚を売り上げ日本国内初動売上歴代1位を記録したそう。
学業に励みながら、制作が進められたそうで、16〜18歳のニ年間で制作されたのだとか。
『ドラマ』
タクシーの匂いがキツすぎるから
そんなに遠くへは行けないだろう
窓を開ければ 私はjuliet
今だけの永遠を『ドラマ』と呼ぶなら
全ての曲に安定感がある。
曲名から惹かれる。
力のある歌詞。
かすれ声の宇多田ヒカルも良過ぎる。
2002年シングル『光』
『光』
小学生の頃、キングダムハーツというゲームが好きで、初めてクリアしたときエンドロールで宇多田ヒカルの『光』が流れた。
その音楽を聴いた私は、小学生ながらに彼女の音楽に夢中になった。が、当時パソコンなどもなかったため、音楽を聴けるのは、ゲームを全てクリアした後のみ。
『光』を聴くために必死だった記憶がある。
2002年シングル『SAKURAドロップス』
『SAKURAドロップス』
イントロでぐっと掴まれる。
耳を傾けると宇多田ヒカルの美声。
この曲にも小学生時代の私は魅了された。
この独特なサウンド…。
繰り返し聴いてしまう。
2002年アルバム『DEEP RIVER』
名曲アルバム。
宇多田ヒカル3rdアルバムで、こちらも国内歴代5位となる初動売上235万枚。
累計売上枚数は、歴代アルバム売上第9位の360万枚だそう。
『Deep River』
剣と剣がぶつかり合う音を
知る為に託された剣じゃないよ
そんな矛盾で誰を守れるの
19歳でこの歌詞。
宇多田ヒカルは、一体どんな人生を歩んでいたのだろう。
『光』
先読みのし過ぎなんて意味の無いことは止めて
今日はおいしい物を食べようよ
未来はずっと先だよ
僕にも分からない
完成させないで
もっと良くして
ワンシーンずつ撮って
いけばいいから
君という光が私のシナリオ
映し出す
19歳ですって。
19歳でも作詞作曲。
この歌詞を19歳で、どうやって書くんだ。
大人になると、先読みばかりして今を大切にできない。
子どもの頃から聴いていた私は、いったいなにを学んでいたんだ。
当時19歳の宇多田ヒカルに、29歳の私が教えられる。
やはり、年齢なんて関係ない。
素晴らしい人は、何歳だって素晴らしい。
ちなみに光のMVのお皿洗いのシーン。
本人曰く、皿洗いが雑な人だと思われそうで嫌だったそう。(裏側洗わなかったり)
ただ、雑に食器を洗うのは演出で、実はサビの部分で水道の水を出すという構成になっている。
もちろん宇多田ヒカルさん自身は、丁寧にお皿を洗う人。
2003年シングル『COLORS』
作詞作曲、編曲まで宇多田ヒカル様…。
もうこのジャケ写が女神様っぽい。
歌詞に色が散りばめられている。
日常生活にある景色と色が、宇多田ヒカルの声に乗って表現されている。
素晴らしい。
2004年シングル『Devil Inside』
聴いたことある。
なんとも言えない機械的なサウンド。
宇多田ヒカルは、英語の歌詞から考え、日本語にしてから歌うことが多いよう。
そのため、セクシーな内容が多いんだとか。
「確かにセクシーな歌い方をする」
2004年シングル『Easy Breezy』
2004年の曲から、どんどん知っている曲が増えてきた。
小学生の私は、ここらへんで本格的に興味を持ち始めたのかもしれない。
このメロディは、本当に耳に残る。時代を超えて愛される。
2004年シングル『誰かの願いが叶うころ』
『誰かの願いが叶うころ』
自分の幸せ願うこと わがままではないでしょ
それならあなたを抱き寄せたい
できるだけぎゅっと
私の涙が乾くころ あの子が泣いているよ
このまま僕らの地面は乾かない
2004年に結婚。
そして、このアルバムを最後に、活動拠点を海外に移したそうだ。
祈りの歌を歌う妖精。
声から美しさが伺える。
2004年アルバム『Exodus』
『オープニング』
オープニングから宇多田ヒカルの世界に惹き込まれる。
どんなアルバムなのか楽しみだ。
エキソドスは、2004年9月8日にリリースされたUtadaの世界デビューアルバムだそう。
オリコンチャート週間1位。
全曲英語だから、不思議だったがそういうことか。
『アバウトミー』
前奏で流れるアコースティックギターは、宇多田ヒカル本人が弾いているそうだ。
彼女の溢れる才能に、世界中が注目したのだろう。
このアルバム自体、日本では洋楽扱いされ、日本での公開が遅くなったそう。
全体的に英語なため、意味の理解は少ししか出来ないが、ゆっくりと翻訳しながら聴くと良い。
ただ、宇多田ヒカルの声は、耳心地が良いのでリズムや音としても聴ける。
だが、せっかく聴くのなら意味まで理解出来たほうが深く聴くことができる。
2004年アルバム『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1』
宇多田ヒカルのシングルコレクション。
これを聴いておけば間違いない。
豪華なシングルコレクション。
『time will tell』
Alternate Versionがとても良い。
癒やされる。
改めて言うが、豪華過ぎる。
二曲目が『Automatic』
三曲目は『Movin'on without you』
ちなみに四曲は、『First Love』
平成生まれのあなたに、お勧め過ぎるシングルコレクション。
このシングルコレクションには、平成によく耳にした宇多田ヒカルの曲が、ほとんど収録されている。
2005年シングル『Be My Last』
『Be My Last』作詞作曲編曲:宇多田ヒカル
母さんどうして
育てたものまで
自分で壊さなきゃならない日がくるの?
三島由紀夫の作品が映画化され、その主題歌で選ばれたらしい。
輪廻転生の物語で、歌詞にもその描写が組み込まれている。
聴いているとノスタルジックな気分になる不思議な曲。
当時11歳小学5年生になったばかり、この曲をはっきり聴いていた記憶がある。
2005年シングル『Passion』
『Passion』
前を向いてればまた会えますか
未来はどこへでも続いてるんだ
大きな看板の下で
時代の移ろいを見ていたいな
小学生の私は、旅行先でもこの曲を聴いていた。
毎日のように聴くくらい好きな曲だった。
キングダムハーツの主題歌で、ゲーム発売と同時期に宇多田ヒカルのCDも発売されたのを覚えている。
音楽自体は、壮大な世界観で魅了される。
2006年シングル『Keep Tryin'』
『Keep Tryin'』
どんぶらこっこ
世の中浮き沈みが激しいなあ
どんな時でも
価値が変わらないのはただあなた
どんな曲だろうと聴くと、だいたい知っている。
自然と耳に入っていたのだろう。
2006年シングル『ぼくはくま』
『ぼくはくま』
謎の歌だったが、やっと自分の中で解明された。
この曲は、宇多田ヒカル初の童謡だったのだ。
そのため、歌詞のどこにでも『くま』が現れるような構成になっており、尚且つ子どもたちでも歌いやすく覚えやすい曲になっている。
素晴らしい。
大人になって良さが分かった。
2006年アルバム『ULTRA BLUE』
このアルバム、実はとんでもない。
なんと、『COLORS』のみ河野圭さんとの共同アレンジなのだが、その他は全て宇多田ヒカル自身が作詞作曲編曲まで行っているらしい。
前半は耳馴染みの良い曲たち。このアルバム神ってる。
『This Is Love』
一曲目からこれは…、テンション上がる。
アルバムに集中できそうだし、楽しんで聴ける。
『FREEDOM』というアニメーションの主題歌。
日清カップヌードルのCMで起用されている『FREEDOM』には、宇多田ヒカルが『Kiss & Cry』を提供している。
ちなみにこのアニメーションもお勧め。
地球に住めなくなった人類は、宇宙に移住していて、ある日消滅したはずの地球から手紙が届く。
そして物語は始まる。
ぜひ、お時間があれば。
『BLUE』作詞作曲編曲:宇多田ヒカル
もう一度信じたいね 恨みっこなしで
遅かれ早かれ 光は届くぜ
どんなにつらい時でさえ
生きるのはなぜ?(さあね)
栄光なんてほしくない
普通が一番だね
この曲の良いところは、宇多田ヒカルの高音美声を沢山聴けるところ。
祈りのような歌声。
開放感のある素敵な声。
何度も何度も言うが、宇多田ヒカルは妖精。
祈りの歌を歌う妖精。
『海路』
今日という一日も
最初から決まってたことなのか
かくれんぼ 次は君次第
深い。
宇多田ヒカルは壮大。
スケールが大きいから、彼女の歌声は世界中に響く。
『Be My Last』
しっかり入ってくる。
何度聴いても良い。
作詞作曲編曲まで本人だとは…恐ろしいほどの才能と努力。
『Passion』
思い出せば遥か遥か
未来はどこまでも輝いていた
きれいな青空の下で
僕らは少しだけ怯えていた
何度聴いても良い歌詞。
この歌詞を書ける人は、どんな気持ちで過ごすのだろう。
想像のスケールが大きい。
2007年シングル『Flavor Of Life』
『Flavor Of Life』
花より男子。
物凄く流行ったドラマだが、あまり観ていない。
だが、この曲を聴くとノスタルジックな気分になる。
当時は、花より男子真っ盛りだった。
女のコは、だいたい花より男子の話をしていた。
2007年シングル『Beautiful World』
2007年シングル『Fly Me To The Moon』
しんじくん。
新世紀エヴァンゲリオンは、どうやっても観ようと思えない。
誰かが強くオススメしてくれれば…。
宇多田ヒカルの音楽性と新世紀エヴァンゲリオンの世界観がマッチしているのなら、ぜひ観てみたいかも。
(エヴァンゲリオンは、2024年にアニメから映画全て制覇しました。世界観がマッチしていて宇多田ヒカルにしか出せないエンディングを演出してくれています。宇多田ヒカルがいるからこそ、エヴァンゲリオンはエンディングを迎えられたのだろうと思いました。エヴァの話も別の記事で出来たらと思います。)
2007年シングル『Beautiful World/Kiss & Cry』
『Kiss & Cry』
イントロが最高。
映画っぽい。
テレーン♪
が最高だ。
日清カップヌードルのCMで印象がついた。私が相当好きな曲の1つ。
この感じ、なんと言ったらいいのか。
本当に好き、絶対に聴くべき一曲。
リズムとサウンドと声と一緒に聴き惚れてほしい。
2008年シングル『HEART STATION/Stay Gold』
『HEART STATION』
忘れなきゃいけない
そう思うほどにどうして
いい思い出たちばかりが残るの?
知ってる。
なぜか知ってる曲が沢山ある。
宇多田ヒカル恐るべし。
『Stay Gold』
大好きだから ずっと
なんにも心配いらないわ
My daring stay gold
無邪気に笑って下さいな いつまでも
アジエンスのCM。
ピアノで入る感じがたまらん。
その後の宇多田ヒカルの美声に、瞬間で聴き惚れる。
ノスタルジックが半端ない。
2008年シングル『Prisoner Of Love』
『Prisoner Of Love』
平気な顔で嘘をついて
笑って 嫌気がさして
楽ばかりしようと していた
ないものねだりブルース
皆安らぎを求めている
満ち足りてるのに奪い合う
愛の影を追っている
ラストフレンズ。
中学1年生。
思春期真っ盛りにこのドラマは、正直キツかった。
私たち同世代は、だいぶ心が鍛えられたと思う。
女王の教室を見ていなかったら道を踏み外していたかもしれない。
今でもラストフレンズの衝撃は覚えているし、なにより宇多田ヒカルの音楽で、より深く物語に入り込むことが出来た。
13歳の子どもだったが、心理的影響は確かにあった。
2008年アルバム『HEART STATION』
このアルバム、発売一週目で48.0万枚を売り上げた。
オリコン週間アルバムチャート1位!その後もロングセールスを記録し、発売から2ヶ月も待たずに、ミリオンセールに到達等々、伝説がある。
宇多田ヒカル様、凄すぎ。
『Fight The Blues』
We fight the blues
憂鬱に負けそうになった日もある
流した涙は ぼくの自由
We fight the blues
くよくよしてちゃ敵が喜ぶ
男も女もタフじゃなきゃね
歌詞がラフで、テレビで見た宇多田ヒカルっぽい曲。
テンション高めのあの感じ。
『stay gold』
『Beautiful World』
『Kiss & Cry』
この辺りの名曲はもちろん、大満足のアルバム。
『celebrate』
優しい瞳を持つ化け物が目を覚ます
宇多田ヒカルが書く歌詞には、深みがある。
色々な考察をしてしまう。
このテンポは、宇多田ヒカルならではなのかもしれない。聴いていて耳馴染みが良い。
『テイク5』
冷たい草の上に倒れ込み
火照る体を隠したい
真冬の星座たちが私の恋人
ずっと待っていたの
今日の気分は最高です
絶望も希望もない
空のように透き通っていたい
音が良くて、つい聴き惚れてしまう。なんだこの開放的なサウンドは。
2009年シングル『サンクチュアリ』(オープニング/エンディング)
どちらも英語での『Passion』
オープニングとエンディングで少し音が変わっている。
エンディングは、物凄く想いが詰まっているような歌い方。
サンクチュアリか。
まさにイメージ通り。
2009年シングル『Dirty Desire』
『宇多田ヒカル』ではなく、『Utada』として表記されてる。
Remix集。
2009年アルバム『This Is The One』
宇多田ヒカルではなく、Utadaによる、英語でのセカンドアルバムだそう。
『On And On』
だいぶ攻めた歌詞。
同性愛者も含めて、全ての存在に平等だと宇多田ヒカルは歌ったのか。
『Merry Christmas Mr.Lawrence』
坂本龍一の音色と、宇多田ヒカルの声が一緒になるとは…感服。
和訳を見ると、とてもゴージャスな歌詞だった。
うまく言葉に出来ないが、品格のあるパーティでのお話のような…。
しかも、宇多田ヒカルと坂本龍一が外国で協力しているのが熱い。
『Apple And Cinnamon』
Sometimes it just doesn't go as planned
物事は、時々計画通りにはいかないこともある。
Started out so simple and innocent
So simple and innocent
とてもシンプルで無邪気に始まった
とても単純で無邪気に
テンポがいいし、雰囲気が凄く好き。
今までの関係は、いったいなんだったのか。
大恋愛の後に感じるあの感情が、歌われている。
レベルが高い。
『Taking My Money Back』
歌詞を見ての解釈だと、金を返せと言って、別れた彼に仕返ししたい女性と、彼と別れることが本当は寂しい女性の二面が見えた。
『This One』
A hundred JPEG files fillin' up my hard drive
ここの音のハマり具合が良過ぎる。
こんなにも壮大な愛の曲は、初めて聴いたかも。
BlackBerryの曲があなたの曲って。
恋をしている人は、ミュージシャンか。
『Automatic Part Ⅱ』
Do you like the way I shine like freshly cut sapphire?
こんなことでも宇多田ヒカルが言うのには、違和感がない。
その通り。
好きです。
『Dirty Desire』
この歌詞は、子どもが読んじゃいかん。
挑発的な女性をうまく歌にしていてさすが。
妖艶な歌。
『Poppin'』
またまたこの歌詞もけしからん。
狼の鳴き声も入っているし。
バーレスクだ。
宇多田ヒカルのバーレスク。
最高にかっこいい。
これはさらに妖艶。
『Come Back To Me』
Boy, you're one in a million
こんなに美しい言葉がありますか。
彼女に愛される男性は、最後まで幸せでいることでしょう。
コーラスも良いし、聴いていてうっとりする。
『Me Muero』
Happiness inside a bottle
is what I need today
瓶ニ詰められた幸福が今日は必要なの
ちょっと待て。
こんな言葉、どうやったら思いつくのだ。
これは天才的と言ってもいいのではないか。
歌を聴くだけで、スペインの愛の歌だと分かる。
なぜだ。
素晴らし過ぎる。
me muero=私は死ぬ
という意味だそう。
亡き愛する人への歌。
スペインの情熱の愛が伝わる。
2010年アルバム『Utada The Best』
『Apple And Cinnamon』
『Easy Breezy』
『Kremlin Dusk』
この辺りがやはりベスト。素晴らしい。
『Sanctuary』
壮大で癒やされる。
『You Make Me Want To Be A Man』
MVは、宇多田ヒカルがアンドロイドで歌っている。
歌詞は…和訳を見たが、理解が難しい。
アンドロイドと人間の境界線を、同性での恋愛に例えてるような感じ。
とにかく叶わぬ恋を歌っていて切ない。
『Exodus'04』
出エジプト記を歌った歌。
出エジプト記には、
「義を求めて正しく生きること」
「神様を信じる信仰を育てること」
の大切さが記されているらしい。
出エジプト記になぞらえて、歌を創るとは…。
これは宇多田ヒカルが神に近付いたと言っても過言ではない。
『Kremlin Dusk』
ちょ、ちょっと待て。
歌は、詩であり詞。
つまり物語。
なんだこの物語は。
小説を書く私からすると、これが究極の物語だと感じる。
伝えたいことを伝えたい物語を最大限に伝える方法はこれか…。
圧倒された…。
まるでThe Beatlesのようなストーリー性のある音楽。
この曲、とんでもない。
絶対に聴いてほしい。
『Sanctuary』
逆再生すると、キングダムハーツⅡの物語を聴けるらしい。
これには驚いた。
ここまでのことをするなんて、宇多田ヒカルの思考には、限界がないのかもしれない。
アンセム…そうか。
はじめから分かっていたんだ。
キングダムハーツは、ぜひ体験してほしい。
2010年アルバム『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2』
『Stay Gold』
大好きだから
ずっと
なんにも心配いらないわ
『Beautiful World』
何度も聴いて、耳が魅せられた。
プレイリストに追加。
全曲よかった。
最後の『Can't Wait' Til Christmas』でグッと締まる。
この後、2010年から活動休止。
そして、2016年に活動を再開。
その理由としては、
「本来の自分と自分のイメージだけがどんどん大きくなってかけ離れてしまって。 しまいには、自分でもどんな状況に置かれているのか、自分のことなのによく分からない」
といった理由だそう。
彼女自身、カフェで働いてみたりと、音楽活動以外のことをしたかったらしい。
15歳から音楽活動をしているのなら、良い判断だと思う。
2012年シングル『桜流し』宇多田ヒカル
『桜流し』
もう二度と会えないなんて信じられない
まだ何も伝えてない
まだ何も伝えてない
開いたばかりの 花が散るのを
見ていた木立の 遣る瀬無きかな
どんなに怖くたって目を逸らさないよ
全ての終わりに愛があるなら
久しぶりに音楽で心が揺れた。
涙が出そうになった。
こんなにも切ない歌があるのか。
宇多田ヒカルさんのお母様が亡くなってからの曲ということもあり、歌詞にも気持ちが添えられている。
エヴァンゲリオンのシーンとも思える歌詞もあるようで、これは映画を観なくてはいけないと思った。
劇場版新世紀エヴァンゲリオンのテーマソング。
過去にも新世紀エヴァンゲリオンのテーマソングを歌ったことがあるため、活動休止中でも提供したのだろうか。
調べた結果、宇多田ヒカル、通称Hikkyは、生粋のエヴァオタクらしい…。
そのため休業中でも提供したのか。
2016年シングル『真夏の通り雨』
『真夏の通り雨』
夢の途中で目を覚まし
瞼閉じても戻れない
さっきまで鮮明だった世界 もう幻
心から大切な人を失った時に、このような感情になるのだろうと思う。
怖くなるほど響く。
大切な人が皆いる今は、鮮明なんだ。
失う前に気付けた。
大切にしよう。
2016年シングル『花束を君に』
『花束を君に』
言葉にできないし、私にはまだしてはいけないと思う。
宇多田ヒカルさんは、どんな気持ちでこの歌を歌ったのだろう。
胸が締め付けられる。
今ある幸せをもっともっと大切にしないと。
2016年アルバム『Fantome』
『二時間だけのバカンス』
椎名林檎との曲。
二人の声が交わることはないと思っていたから、新鮮。
『真夏の通り雨』
やはりいいな。
開放的な音。
救われる歌。
『忘却』
KOHHかよ。
すご。
宇多田ヒカルとKOHHは、意外だった。
『桜流し』
最後に癒やされる桜流し。
今回も素晴らしいアルバムだった。
2017年シングル『光(Ray Of Hope Mix)』
『光』も、壮大な曲のため、様々な形で音楽になると感動する。
ジャケ写のイメージは、キングダムハーツで椅子に座るカイリだろう。
カイリの代わりに宇多田ヒカルが座り、尚且つ椅子がクマになっているのがよい。
ゲームのために使われたMixなのだろう。
2018年シングル『丸ノ内サディスティック』
宇多田ヒカルと椎名林檎の関係性は、話題に上がることが多かったそう。
椎名林檎が宇多田ヒカルのことを親友と言っていたり、二人が仲が良かったことが伺える。
宇多田ヒカルの歌う『丸ノ内サディスティック』もたまらん。
2018年シングル『Too Proud(L1 Remix)(feat.Suboi,EK,XZT)』
中国からXZT、ベトナムからSuboi、韓国からEKと総勢3名のアジアン・ラッパーが参加している。
3名とも各国で評価の高いアーティストらしい。存じ上げません。
2018-2019『HIKARU UTADA FACE MY FEARS』
『Face My Fears』
キングダムハーツⅢのオープニングテーマ。
曲に迫力ありすぎ。
skrillex(スクリレックス)と宇多田ヒカルの共作とは…衝撃。
なにより、このOPで始まるゲーム作品ってレベル高い。
『誓い』
キングダムハーツの主題歌。
キングダムハーツは、チェインオブメモリーズという物語しかやったことがないが、動画サイトで映像だけを、映画のように観るようなことをしていた。
そのくらい映像美が素晴らしい作品。
雰囲気と物語に歌詞と音、声全てがマッチする。
『Don't Think Twice』
キングダムハーツⅢのエンディング曲。
キングダムハーツは、買うことに決めました。
プレイします。
2019年は、この他に椎名林檎との曲を出しているようです。
物凄く良い。
二人の声って、相性が良いんですよ。
椎名林檎として出してるようですね。
2つともとてもよかったので、ぜひ聴いてみて下さい。
2019年シングル『少年時代』
井上陽水のあれを宇多田ヒカルが歌っています。
こちらのほうが今風で、好き。
2020年シングル『Time』
『Time』
逃したチャンスが私に
与えたものは案外大きい
溢した水はグラスに返らない 返らない
出会った頃の二人に
教えてあげたくなるくらい
あの頃より私たち魅力的 魅力的
この後半の転調のとこがたまらない。
耳心地良く、朝っぽい曲。
2020年シングル『誰にも言わない』
『誰にも言わない』
One way street 照らす月と歩いた
好きな歌口ずさみながら
感じたくないことも感じなきゃ
何も感じられなくなるから
まるで太宰治のようだ。
感性がどこから生み出されるのかをよく理解している。
感動し続けていないと、感動を見失ってしまう。
大切な感情に気付くことに気付かせてくれる歌。
実は私、小学校低学年の頃から、宇多田ヒカルの顔が凄く好きだった。
モー娘。が流行っていて、みんなが後藤真希とか言っている中、私は「宇多田ヒカル」と言っていた。
浜崎あゆみでも、安室奈美恵でもなく、私は当時から宇多田ヒカルのファンだったようだ。
彼女の感性がもう…泣きそう。
すごく好き。
2021年シングル『PINK BLOOD』
『PINK BLOOD』
他人の表情も場の空気も上等な小説も
もう充分読んだわ
私の価値がわからないような
人に大事にされても無駄
自分のためにならないような
努力はやめた方がいいわ
力強いメッセージ。
宇多田ヒカルの歴史がグッと刻まれたような歌詞。
今までがある宇多田ヒカルだからこそ、このような音楽がつくれる。圧巻。
MVの宇多田ヒカル様も、もう女神だった。女神は本当に居た。
MVぜひ観て下さい。
ちなみに、『不滅のあなたへ』というアニメの主題歌だそう。
2021年シングル『君に夢中』
『君に夢中』
君に夢中
Oh 人生狂わすタイプ
Ah まるで終わらない deja vu
バカになるほど君に夢中
『最愛』というドラマの主題歌だったそう。
私は観ていないが、吉高由里子さん主演のサスペンスラブストーリーだそう。
歌詞も、ドラマとマッチするようで、ドラマファンの方々からも称賛されている。
2021年アルバム『One Last Kiss』
『One Last Kiss』
誰かを求めることは
即ち傷つくことだった
もう分かっているよ
この世の終わりでも
年をとっても
ジャケ写が、またシンジくんなんだよな。
ってことは、新世紀エヴァンゲリオン…。
「またきたか」
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のテーマソングだそう。
歌詞が深すぎて…刺さる。
MVも宇多田ヒカルとずっと目を合わせているし、小学生の頃から聴いていた声に、『大切なことを教えられていた』ことを思い出した。
目を見て、歌を歌ってくれる宇多田ヒカル様に、完全に魅了されます。
2022年シングル『初恋』
『初恋』
欲しいものが
手の届くとこに見える
追わずにいられるわけがない
正しいのかなんて本当は誰も知らない
2022年シングル『First Love(2022 Mix)』
2022年Mixを聴くにあたって、1999年シングル『First Love』をチェックする。
サウンドが全然違う。
宇多田ヒカルの歌声がさらに輝いたような。
時が過ぎると、音も進化していくのだと感じた。
より良い『First Love』になった。
そろそろ終わりか…なんだか寂しいぞ。
2023年シングル『40代はいろいろ』
『First Love Live 2023』
これだ。
これが聴きたかった。
1999年からこの日まで、宇多田ヒカルがどれ程の成長をしたかと思い記事にしたが、私になんて測れないくらい神格化した存在になってしまった。
2023年アルバム『BADモード』
『BADモード』
エンドロールの最後の最後まで
観たがる君の横顔が
正直言うと
僕の一番楽しみなとこ
想像できる、想像できる!
私は映画が好きなため、この歌詞が特にお気に入り。
『君に夢中』
来世でもきっと出会う
科学的にいつか証明される
やっぱり良い。
透き通っていて、芯のある歌声。
昔から思うが、宇多田ヒカルにしかこの歌声は出せない。
『PINK BLOOD』
誰にも見せなくても
キレイなものはキレイ
もう知ってるから
誰にも聞かなくても
キレイなものはキレイ
もう言ってるから
傷つけられても
自分のせいにしちゃう癖
カッコ悪いからヤメ
この曲は、歌詞も声もサウンドも全てが良い。
歌詞なんて一言一言が良いし、聴きやすいサウンドに、MVが神がかっている。
『誰にも言わない』
明日から逃げるより
今に囚われたい
まわり道には色気が無いじゃん
吸い込まれそうな歌。
最新アルバムには、もちろん入ってきた。
宇多田ヒカルには、なぜこんなに惹かれてしまうのだろう。
『Face My Fears』
力強い。
宇多田ヒカルが世界的なDJのスクリレックス(skrillex)と一緒にやって、これほどのクオリティになるなんて。
海外では心配されたようだが、そんなもの引っくり返すほどの勢いだった。
『somewhere near marseilles ーマルセイユ辺りー』
なんと、この曲11分55秒。
サウンドなどに関しては、私の領域では感想も言えないほどレベルが高い。
音楽に物凄く詳しい人なら、耳を澄ますと『音』に、より注目出来るだろう。
私くらいの音楽を聴いて感想を言っているくらいの方々だった場合は、このMVを。
とにかく全てが完璧であることを思い知るはず。
2023年シングル『Gold〜また逢う日まで〜』
『Gold〜また逢う日まで〜』
「この時期は幸せとはなにかについて考えてた」
「幸せは掴んだ瞬間概念になる」
そうなんだよな。
凄く分かる。
凄く伝わる。
とにかく楽しい予定をいっぱいいれて、幸せを追い続ける。
未来を見つめている歌。
めちゃくちゃ応援された感覚。
宇多田ヒカル様が、普段どのような感性で生活しているのかが歌から読み取れた気がした。
嫌なことをはねのけて、とにかく幸せに向かって前に進む。
掴んだ瞬間概念になる幸せだけど、追い続ける意味がある。
掴んだ幸せはきっとGoldのように輝く。
また逢う日まで。
2024年アルバム『SCIENCE FICTION』
ここからは2024年7月追記。
意外にも宇多田ヒカル初のベストアルバム。内容は豪華も豪華。再レコーディングをしてくれているため、平成当時の歌を現在の宇多田ヒカルの声で聴ける。
大人になった宇多田ヒカルが歌う当時の曲は、どのように響くのか。ファン一人ひとりに受け止め方はあると思う。ただ、一言私が言えるとしたら無限大。
宇多田ヒカルは、新しい音楽を作り続けている。全てが新曲、神曲に聴こえ宇多田ヒカルの才能を改めて感じさせる。
才能という言葉で片付けてはいけないというのは分かっているが、才能とは努力の先で輝くものだと思っている。そのようなことも含めて宇多田ヒカルの人生を鮮やかに彩るアルバムだと感じる。
Disc1には12曲。
Disc2には14曲。
Disc1は、平成のあの頃を思い出す選曲。音域が優しく深みが増していて、宇多田ヒカルの人生が反映されていた。彼女は通常の人が経験すること以上のことを経験しただろうと思うが、その人生経験が声とともに耳に届き脳を揺らす。
全身で感じる宇多田ヒカルは、懐かしさとともに安心感、そして涙を込み上げさせた。
Disc2は、「traveling」から始まり、「Time」や「BADモード」などが収録。心地良いテンポに音、全てが芸術的。正直言葉では言い表せないほどの感動だった。このアルバムは長い間聴いていられてしまうほどのボリュームで、聴き終わり時が分からない。何度もループして、平成から現代までを永遠に繰り返す。
まさに、宇多田ヒカルが今回のアルバムのテーマとしている「SCIENCE FICTION」。
ワームホールの中を泳いでいるようなそんな気分。
そして新曲。
『Electricity』
「美しい鉱物や夕焼け
噂の緑を観に来ました
あなたはどの銀河系出身ですか?」
「解明できないものを恐れたり
ハマる、陰謀論に
そんな人類みんなに
アインシュタインが娘に宛てた手紙
読んでほしい
愛は光 愛は僕らの真髄」
「私たちの細部に刻まれた物語
この星から文字が消えても
終わんない
I just wana celebrate with you」
宇多田ヒカルは、アインシュタインが娘に宛てた手紙のことを聞いたそう。そこからインスパイアを受け歌詞を書いたのだとか。
1980年代の末、 アインシュタインから娘リーゼルに宛てられた1400通もの手紙を、「父親(アインシュタイン)の死後20年間、内容を公開してはいけない」という言葉とともに、 ヘブライ大学に寄付したそうです。ですが、相対性理論でさえも世の中に理解されなかった時代に、この手紙の内容は世界中の誤解と偏見を招くことが予想されました。そのため、発表されずに秘密にされていたそうです。
「社会が、大き過ぎる変化を受け入れられるくらい進歩するまでは、この手紙を守ってほしい」父は娘に手紙を託しました。
以下、アインシュタインが娘に宛てた手紙です。長い文章のため、良い部分を抜粋します。
【私が相対性理論を提案したとき、ごく少数の者しか私を理解しなかったが、私が人類に伝えるために今明かそうとしているものも、世界中の誤解と偏見にぶつかるだろう。
現段階では、科学がその正式な説明を発見していない、ある極めて強力な力がある。それは他のすべてを含み、かつ支配する力であり、宇宙で作用しているどんな現象の背後にも存在し、しかも私たちによってまだ特定されていない。
この宇宙的な力は「愛」だ。
科学者が宇宙の統一理論を予期したとき、彼らはこの最も強力な見知らぬ力を忘れた。
愛は光だ。
それは愛を与え、かつ受け取る者を啓発する。
愛は引力だ。
なぜなら、ある人々が別の人々に惹きつけられるようにするからだ。
愛は力だ。
なぜなら、それは私たちが持つ最善のものを増殖させ、人類が盲目の身勝手さの中で絶滅するのを許さないからだ。
愛は展開し、開示する。
愛のために私たちは生き、また死ぬ。
愛は神であり、神は愛だ。
この力はあらゆるものを説明し、生命に意味を与える。
「E=mc²」の代わりに、私たちは次のことを承認する。
愛には限界がないため、愛こそが存在する最大の力であるという結論に至った。もし私たちが自分たちの種の存続を望むなら、もし私たちが生命の意味を発見するつもりなら、もし私たちがこの世界と、そこに居住するすべての知覚存在を救いたいのなら、愛こそが唯一のその答えだ。
私たちがこの宇宙的エネルギーを与え、かつ受け取ることを学ぶとき、愛しいリーゼルよ。私たちは、愛がすべてに打ち勝ち、愛には何もかも全てを超越する能力があることを確信するだろう。
なぜなら、愛こそが生命の真髄だからだ。
私は自分の心の中にあるものを表現できなかったことを深く悔やんでおり、それが私の全人生を静かに打ちのめしてきた。
恐らく謝罪するには遅すぎるが、時間は相対的なのだから、私がお前を愛しており、お前のお陰で私が究極の答えに到達したことを、お前に告げる必要があるのだ。
アルベルト・アインシュタイン】
いかがでしたか?この手紙を読んだ宇多田ヒカルは、「愛は光 愛は僕らの真髄」と歌ったたのです。宇多田ヒカルらしい哲学的な歌詞で、心をグッと掴まれる感覚になりました。
アインシュタインが愛は真髄だと言うのならば、愛の力をもっと信じてみようと思いませんでしたか?愛の力こそ、世界を救う術だと。
ただ、素晴らしいこの手紙、実は『フェイク』だと言われています。フェイクだと言われているようですが、私がこの文章を読んだ後に感じたのは「本当に全てが嘘なのだろうか」ということでした。
嘘も真も、解明できないものを恐れることも、陰謀論にハマり真実が分からなくなってしまっても、この手紙が本当に存在していると信じることも、全てを自分で決めていい。
観測者の立場によっては、互いの時空間が相対して変わるものですから、捉える人によってはこの手紙が本物なのかもしれませんね。
と、今回の初ベストアルバム「SCIENCE FICTION」の「Electricity」について熱く語ってしまいましたが、なぜこんなに熱く語っているかというと、宇多田ヒカルが6年ぶりにツアーを行うという情報を得たからでした。
倍率が相当高かったため、期待はせずにS席のチケットを応募し待つこと数ヶ月。
なんと…
2024年7月25日。宇多田ヒカル、6年ぶりのツアー【HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024】に当選!
以下、過去に書いた感想ですが、この記事を書いたときとライブ後の感想のギャップが凄いので、感想消さずに残しておきました。ぜひ読んで下さい!
【感想】
宇多田ヒカルは今もなお、美しい声で世界を魅了してくれていた。気付いていなかっただけで、宇多田ヒカルは、ずっと傍にいてくれたようだ。
子どもの頃に夢中になってやっていたゲームから出会った宇多田ヒカル。そんな偶然から、宇多田ヒカルの歌に導かれ今日まで生きてきたのだろう。
また聴くことができてよかった。
これからは、永遠に彼女の歌声を追うことになるだろう。いつか会えたなら感謝の気持ちを伝えよう。
あなたのファンになってから、約20年経ちました。素晴らしい記事を書かせて頂きまして、ありがとうございます。
2024年7月27日追記↓
この記事を書き始めたのが丁度1年前。上記の感想では「いつか会えたら」なんて書いていましたが、宇多田ヒカルをしっかりと聴こうとして始めたこの企画から、宇多田ヒカルが実在していることを確認するまで1年。そう、実際に会えるまで1年足らずだったのです。
登場してきた途端、心臓をギュッと掴まれた感覚になり、涙腺が緩み、全身が感動と温かさに包まれました。宇多田ヒカルがこの世に実在していること。宇多田ヒカルと同じ空間にいたこと。宇多田ヒカルの生の声を聞けたこと。この日の出来事全てが私の人生において記憶に残るものになりました。
ライブというもの自体に行ったことがなかった私。初ライブが宇多田ヒカルだなんて。この記事を書いていた時には思いもしませんでした。強く想い続けたことで願いが叶ったのだと感じて、さらに宇多田ヒカルに沼ってしまいました。
2024年7月25日現在、宇多田ヒカルさんはまだツアー中ですので、ツアーの詳細は載せられませんが、埼玉スーパーアリーナの雰囲気をすこーしだけお見せします!
50分くらい並びましたが、みんなニコニコして宇多田ヒカルの話をしていて、とても幸せな気分で順番を待っていました。
すぐそこに宇多田ヒカル様が現れるなんて!この時のソワソワ感はたまりませんでした。
肉眼ではもう少し遠かったのですが、宇多田ヒカルがそこにいることをしっかりと確認できました。大きいモニターも特別に借りてくれたようで、表情もしっかりと確認できましたよ!
グッズも沢山買って、宇多田ヒカルをしっかりと網膜に焼き付けて家に帰宅しました。しかも今回は動画撮影もOKで、思い出の曲を動画に収めさせて頂きました。ただ、ヒッキー自身は動画撮影より、一緒に楽しんでほしいという想いがあって、できる限りはみんなで楽しみたいと。
25周年をこの場にいるみんなで祝うことに意味があるって言っていて、会場全体が一体化して、宇多田ヒカルに支えられていた頃を思い出して、また涙が込み上げてきました。
この記事を書いて本当によかった。生きている間に宇多田ヒカルに出会えて良かった。また一つ夢が叶いました。
宇多田ヒカルのライブは一回きりで終わりだと考えていたのですが、ライブを終えてからまた逢いに行きたいと思ってしまうのはわがままでしょうか。
ここまで読んで下さりありがとうございました。また宇多田ヒカルについてのニュースがあれば、逐一追記していきます。下記は、記事を書き始めた頃にずっと疑問だった内容です。個人の見解ですので、応援程度にご購入頂けますと幸いでございます。
【追記:宇多田ヒカルVS浜崎あゆみ】
個人的見解のため有料
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