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【インタビュー Vol.3】代表取締役CEO・眞鍋顕秀~ビジョン編~

こんにちは、インターンのMaxyです。
今まで眞鍋さんの大学時代から、SPACE WALKER立ち上げまでのおはなしをしてきましたが、ついに最終回となりました!

※前編をまだ読んでいない方は、こちらからご覧いただけます。

目次

~眞鍋さんのこれからのビジョン~

未開の地:宇宙と行き来できるモビリティを作ること

今でこそ地球に未開の地はあまりなくなったが、大航海時代は香辛料を求めて未開の地を目指した。眞鍋さんは、”今”と”大航海時代”の違いはモビリティにあると言う。

現在は船、鉄道、飛行機と様々なモビリティが普及したことで、未開の地は少なくなった。このような歴史に学ぶと、今こそが”宇宙”の大航海時代であり、私たち人類は宇宙に利益を求めている。

その中で眞鍋さんは、SPACE WALKERのビジョンにもあるように、
「誰もが飛行機に乗るように自由に宇宙を往来する未来を目指す」
ことを現在目標として掲げており、まずは通信衛星の領域で宇宙と行き来できるモビリティを作ることを目標にしているそうだ。

~エコロケットで宇宙を目指す~

有翼式再使用型サブオービタルスペースプレーンの研究・開発を行うSPACE WALKERだが、「エコロケット」の名称がついたのは今年のことである。
「エコロケット」の概念を持ち込んだのは、今年度よりSPACE WALKERに就任した流郷さんだった。以前より再使用ロケットを開発していたものの、それはコストや打上げ頻度、利便性という視点から開発していた。

「低コストでしかも打上げ頻度を上げられるのは、環境側から考えたらすごいことなんじゃない?」

と流郷さんから言われたとき、眞鍋さんは目からうろこだった。
今までのロケットは、使い捨てでゴミを海に捨てていた。しかし、これからの宇宙開発の未来を考えた時、ゴミを海に捨て続けることは絶対にありえないことだと思ったそう。

エコロケットを当たり前にしていかなければいけない。

再使用ロケットの開発だけでなく、燃料も重要だと語る眞鍋さん。SPACE WALKERでは、牛糞から得られるメタンを利用し、環境に配慮した燃料を使用する予定だ。

~最後に一言~

宇宙という未開の地を開拓する

やはり、SPACE WALKERのビジョンにあるように、誰もが飛行機に乗るように自由に宇宙を往来する未来を目指すことを自身の今後のビジョンとしても掲げているそうだ。

地上のモビリティが人力車→馬車→車などと変化してきたように、これからも変化し続けると考えたときに、未来から見たロケットは、今の私たちにとって人力車のようなそんな古風なモビリティになっているかもしれない。

しかし、未来のモビリティの「入口」を作れば、今後さらに技術革新が起こるかもしれない。そう考えたときに、未来のモビリティの入口:再使用ロケットを作っていきたいと、眞鍋さんは述べた。

私たちが”あたりまえに”宇宙へ行き来できる時代もそう遠くない、そう感じさせるインタビューでした。


【SNS情報】
眞鍋顕秀 Twitter
https://twitter.com/manabe_sw?s=20
SPACE WALKER Twitter
https://twitter.com/SPACEWALKER_JP

取材・文:Maxy(大学生インターン)