シカゴ大学の最新の研究によると、睡眠を増やすと労せずして食べる量を減らすことが可能だということが分かりました。
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この研究は、80人の若い成人(BMIが肥満に分類され、1日の睡眠時間が6.5時間以下)を対象におこなわれました。
この参加者を二つのグループに分け、一つのグループには睡眠の質と量を改善させるための個人に合わせたコーチングが提供され、もう一方グループにはには何も提供された。
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結果:
・コーチングを受けたグループは平均で1.2時間睡眠が増え、一日の摂取カロリーが155キロカロリー減った。
・別のグループは逆にカロリー摂取が増えた。
つまり、コーチングを受けたグループは睡眠が増えただけで週に1,000キロカロリー分食べる量が減ったのです。
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意図的に食事を変えたわけでもないのに、この変化は決して小さなものではありません。
さらに、このグループは睡眠が増えたことで、集中力が増し、気分も良くなり、以前よりエネルギッシュになったと報告しました。
この睡眠の効果は、食べる物への意識を高め、暴食が減り、より活動的になることへつながります。
まさに、Win-Win-Winです。
PMID: 35129580
Tasali E, Wroblewski K, Kahn E, Kilkus J, Schoeller DA. Effect of Sleep Extension on Objectively Assessed Energy Intake Among Adults With Overweight in Real-life Settings: A Randomized Clinical Trial. JAMA Intern Med. 2022 Feb 7.
Photo by Leeloo Thefirst: https://www.pexels.com/photo/couple-sleeping-with-pet-dog-4560155/