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「クリスマスイブの夜は罪なき嘘で完璧」

                           2005.12.27記録

かつての我が家の息子たちのクリスマス時期の様子をお送りしています。
当時の記録に加筆・修正をしております。
 
パペットの動物たちが、クリスマスパーティで歌う『ジングルベル・ロック』が楽しくて大好きでした。
実際に歌っているのは、ブライアン・ペックさんという歌手で英語監修などもされているプロデューサーの方のようです。懐かしく感じる方もいらっしゃると思います。思い出に浸りながらお聴きください。

息子たちがまだ小さかった頃よく観ていた番組のひとつ、NHKのEテレで放送されていた『えいごであそぼ』で流れていました。
(今も内容を変えながら放送中です)
どちらかというと大人である私の方がけっこう食いついて観ていたように思います。
この番組では、クリスマス時期にはこの『ジングルベル・ロック』の他にも英語で歌うクリスマスソングを流してくれていました。
 
今でも覚えているのが、『赤鼻のトナカイ』です。
この曲は保育園や幼稚園などでもよく歌われているので、誰でも知っている名曲です。
でも大方、日本語訳されたものを歌っていたので、この番組で英語で歌われるフルバージョンを聴き、初めて知ったことがありました。
 
『赤鼻のトナカイ』の序盤、サンタクロースのそりを引くトナカイが8頭いて、それぞれに名前がついていること、その名前をサンタが呼んで歌が始まります。
ダッシャー、ダンサー、プランサー、ビクセン、コメット、キューピッド、ドンダー、ブリッツェンです。
そこに赤鼻のトナカイが仲間に加わります。もちろん、赤鼻のトナカイにも名前があります。
ルドルフです。本来この歌は絵本から生まれたのです。

このようにクリスマスにまつわるエピソードは、たくさんあるんですね。

それはそうと我が家のクリスマスですが、この年のクリスマスの晩餐も、写真に収めてはいませんでした。残念。
クリスマスはいつも食卓に並ばないような食事で、息子たちのハートをゲットします。
ちょっとしたオードブルやワンプレートの食事にすると、食の細い彼らも普段と違う雰囲気に食べる楽しさ倍増のようです。
 
私はというと、ちょっと頑張ってワインショップからスパークリングワインを買っておいたので、気取って乾杯で飲んだのはいいのですが、炭酸のものってアルコールがごまかされてしまうのでついつい、飲めないくせに勢いで飲みすぎちゃいます。

あ~あ、アルコールに弱い私はそのときも即酔っぱらいになってしまい、家族全員の白い目を浴びてしまいました。
私は酔うと笑い上戸になってからすぐ寝てしまうので、その後のこどもたちのお世話を夫にお任せにせざるをえなくなりました(^^ゞ
 
気がついたときはもう、息子たちは就寝していました~。
ケーキも他の3人で適当に食べちゃったみたいです。トホホ…。
 
でもサンタクロースの訪問を心待ちにしていたせいで、二人の息子たちは交互に目が覚め起きてきて、
「もう朝?」とか「眠れない…」とか言って何気にツリーのそばを気にしている様子。
こっちもあわてて背中を押してベッドへと連れて行くはめになりました。
かわいらしいですね。
気持ちがワクワク・ドキドキして眠れなかったのでしょうね。
 
当時のネット友のアドバイスもあり、息子たちがまだ起きている間に
「これ、サンタさんがひと休みできるように置いておくね」と、サンタさんへのビールとケーキをテーブルに置いておきました。用意している所を見せるのがポイントです。
息子たちがしっかり寝たのを見計らって、夫がそのビールとケーキを美味しくたいらげるのです。
朝になり、彼らがビールとケーキが無くなっているのを見れば、「サンタさんが来てくれたんだ」「うちで休んでいってくれたんだ」と思ってくれます。
 
手が込んでいますけど、罪のないウソまでついて、親は本当に必死です。
おまけにウィッシュリストに書かれた彼らの欲しいプレゼントが用意できなかったので、簡単な英語でさもサンタさんからの置手紙のように「ごめんなさい」のコメントを書いておきました。
 
何から何まで小細工だらけのクリスマスイブでした。
 
とりあえずどうにかこの年もサンタ疑惑を覆されないままおだやかにクリスマスは終わりました。
 

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