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「明と暗」

漢字の能力テストで惨憺たる点数を取り、居残り授業、というか居残り再テストを受けた長男。
合格点を取るまでミニテストが繰り返されるのだが、六~七人いた同胞が四人に減り、とうとう最後の二人にまでなったうちのひとりとして、夕方迎え依頼の電話が我が家に鳴り響いた。
その日はなかなか学校から帰ってこないなあ…とちょっと気になっていたところだったのだ。

迎えに行くと、すでに先生と校門前に立っており、先生からことのいきさつを言われ恥ずかしいやら情けないやらの思いで帰ってきた。
その後長男は私からとくとくと説教されたのは言うまでもない。

そんな長男だけど、やはり工作は大好き。
おそらく主人の血を受け継いでいるのだろう。
主人から買ってもらったプラモデルを必死に作る集中力はすごい。
いつからか戦艦に興味を持ち…というか絶対に主人の影響が強いと見た!…で、ホントは「大和」が欲しかったけど、たまたま主人がプラモ屋へ買いに行った時は売り切れてて、結局「武蔵」を買ってきて二人でもくもくと作っていた。


かなり前の携帯で撮った写真でボケてしまっているが、タイトルの写真がその出来上がり。着色は主人がやった。

それから主人の誕生日には、学校の授業でたまたま作ったというバースデイカードを用意していた。


これは私も聞いてなかったので、びっくり。
けっこうよくできていて、(ここにもなぜか自分のすきな戦艦がついている)主人も喜んだようだった。


でもね、やはり手先が器用でその種の職業に将来つくにしても、一生付き合わなきゃならない漢字は、やはりきちんと勉強しないとねと当時真剣に思った。
先生も「漢字を知らないと、将来車の免許も取れないよ!といって聞かせたんですがね・・・。」と言われていた。
ほんとに残念な奴。

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