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「和風ファンタジーも読む手が止まらないほどおもしろい!~『RDGレッドデータガール シリーズ』~」【YA㉘】

『RDGレッドデータガール シリーズ』荻原 規子 著 (角川文庫)
                          2011.6.30記録

※今回ご紹介する本を実際に最初に私が読んだのが、単行本として出版された2008年でした。
こちらは、日本のファンタジー本です。
この記録はその後2011年にシリーズ第4巻が出て読了したときに書いたものです。

 

この本の第1巻が出て荻原規子さんの本をはじめて読みましたが、これが面白くてその後第2巻目が出て読むともう、すぐに次が待ち遠しくなり、そんな思いがずっと続いています。
 
他の読者のレビューを読み、待ち遠しいそのわけが「物語の展開のテンポがものすごくスローだから…」とか書いてあったけど、確かに時間の経過がかなり遅いです。
その分、書きたいことがいっぱいあるから?
中身がぎっしり詰まっているから?
…と私は思うことにします。
 
2011年5月に出た第4巻『RDG~世界遺産の少女~』を読んだばかりで、ご多分に漏れずもう次が読みたいと思っていたらこの年の秋には第5巻が出るらしいことを知った私!
 
嬉しい!!
またすぐに読める~~\(^o^)/
もし文庫本が出るなら揃えちゃうけどなぁ…って思ったら、すでにこの時第1巻の文庫が出ていました!
この日、本屋に行ったらすでに売り切れでした(T_T)
 
あらすじ、内容は記事の一番下にあげた動画でだいたいわかると思いますが、和風ファンタジーとして山伏とか陰陽師とか式神などが出てきます。
 


舞台は奈良の熊野のとある神社。
神社の娘である中学生の泉水子が、突然世界遺産級の存在だと明かされるのです。
それは姫神という古くから血筋として代々受け継がれてきたものでした。
しかしその存在は一般的には知らされることはありません。
そのために彼女を影となり守ってくれる人間たちも存在します。
昔から山伏の修行をしてきた者たちでした。
 
転校してきたかつての幼馴染の相楽深行もその中の一人でしたが、父親の雪政に泉水子をしっかり守ることを命令されます。
しかし当の深行は、こんなどんくさい女の子が姫神だとは納得できず、いちいち辛くあたります。

そもそも泉水子が自分で自分のことが変だと気づいたきっかけは、はじめてパソコンを使おうとした時でした。
全く起動せずついにはショートしてしまったのです。
実はその前に、生まれてこの方一度も切ったことがなかった髪を少し切ってしまったのがトリガーとなってしまいました。
 
でもいったいなぜ!?
 
そこから物語は動いていくのです。
姫神の存在を知る他の集団が、泉水子を利用しようとします。
深行たちは泉水子を守ることができるのか…?
 
 
とにかく主人公の泉水子ちゃんがかわいい!
挿絵の酒井駒子さんのイメージ画がかなりすばらしくぴったりなのもあるんですが、キャラとしても(まあ、あまりにどんくさくてウザイと思う読者もいるやもしれませんけど(^_^;))、私自身がどんくさいのでかなり共感もてます。へへへ…

それと出てくる男性陣がイケメンぞろいとの表現があり、かなり想像力掻き立てられます。
なので…動画、顔切ってくれてありがとう!!
想像の中で楽しみます。
 
幼馴染の深行もですけど、深行の父親の相楽雪政が無類のイケメンらしいので、実際にお会いしたいくらいです!
↓の動画がその面白さを端的に表現してくれていますので、観てくださるとほんのちょっぴりその世界の入り口に立てるのではと思います。


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