「アドヴェントカレンダーは手作りで」
2005.12.5記録
かつての我が家の息子たちのクリスマス時期の様子をお送りしています。
昔から欧米で子どもたちに広く歌われているクリスマスソング「クリスマスまでの12日」をフランク・シナトラのしびれる声で聞きながらお読みください。
かつて利用していたブログで知り合った方に、アドヴェントカレンダーの作り方をお尋ねしたことがありました。
2000年頃は日本ではまだアドヴェントカレンダーの存在が一部の人にしかあまり知られていませんでした。
輸入食品を扱っているお店で、外国製でお菓子や小さいおもちゃが入っているカレンダーが売られているのを見て「こんなものもあるんだ」と認識を新たにしました。
また書籍の世界でもクリスマス関連本が様々に出版されるようになって(絵本や読み物は別として)、クリスマスの成り立ちや関連するグッズのいわれとかを知ることができるようになりました。
きっとクリスチャンのご家庭では当たり前に習慣としてあったものなのでしょうが、イベントとしか捉えていない私などは新鮮そのものでした。
その中でかわいい絵柄のついたアドヴェントカレンダーはすごく素敵でお菓子が隠れていて、そりゃあ子どもたちは喜ぶだろうなとは思いました。
が、しかし普段のケチケチ主婦にはそれなりのお値段がするものがこの約1か月しか使えないとなると、購入にも二の足を踏んでしまうという中、いくらか簡単に自分で作ることができる情報を得たのです。
アドバイスいただいたアドヴェントカレンダーのヒントを素に、初めて手作りのものを頑張って作ってみました。今では種類も形も豊富になり、立体的なモノや壁飾りだけに囚われない様々なカレンダーが存在し、よりどりみどりです。(中には有名ハイブランドのものもあって目を白黒させていますが)しかし当時日本ではまだあまり種類はなかったので、作るものは当然壁飾り用です。
作り始めるのが遅かったので、作品が完成したのはもうすでに12月が始まっていました。
アドバイスにあったツリーの形をまねてみようと思い、まず色画用紙を買いに文房具店へ。A1くらいのサイズだったと思いますが、赤・緑・黄色・茶色を買ってきました。
(オーソドックスなクリスマスカラーです。大きさは自由ですが、窓枠をカットできる程度に)
あとはカッターと下敷きとのりとペン、窓を閉じておくための手持ちのシールを用意します。
私の作ったツリーの形のアドヴェントカレンダーの簡単な手順を書いてみます。
作った時はこんな記事にするとは思ってもみなかったので、完成品の写真はまったくありません。すみません。
手順
① 赤を下にして赤と緑の画用紙を重ねて、鉛筆でツリーの形を描き切り抜く。
② 上になる緑の画用紙に窓枠(四角の小さい窓を25個)を書く。
③ 書いた窓枠のサイドの2辺を残し、上下の2辺をカッターで切る。
④ 四角の真ん中をたてにはさみを入れ、見た感じ、両開き窓になる。
⑤ 赤を下にして、緑にあけた窓以外のところとのりづけする。
⑥ 一旦窓を閉じて、緑の上から窓の真ん中に1~25までの数字をマジックで書いていく。
⑦ 窓をあけて、下地の赤の部分にお気に入りのシールなどを貼ってもよかったのだけど、我が家はちょっとひと工夫。(後ほど説明)
⑧ あとは、トップに黄色の画用紙でお星様を作って貼り付け、茶色の画用紙で幹の部分を作ってツリーの裏から貼り付けて完成、壁につるしたり貼ったりします。
⑦の窓の中には、いろんな短いコメントを書いてみました。
例えば、
「お手伝いをひとつやってくれたかな?」
Yes→一口チョコ1個 No→何もナシ…とか、
「テレビのうしろを見て」というコメントだけ書き、その日の朝になったら実際にテレビのうしろにチョコや飴を1こずつ隠しておき、子どもたちに探してもらうというようなゲーム感覚で楽しめる内容を書きました。
また、「字の練習をやって」とか「肩もみして」とか書いてごほうびを用意しておくというのもあります。
他にも「発表会頑張った人?」みたいな質問もあったり、「来年はいい子になるとお祈りする」のような、ほとんど親の願望が含まれていたりとかなりあやしくなりましたが、バラエティ豊かにはしたつもりです。
けっこう、子どもたち楽しみにあけてくれます。
あけた窓はもうあけっぱなしにしておくと、緑のツリーに赤い実がなっている…という感じに見えるようになっていきます。
ちなみにこの窓、上からキャラクターシールを貼って閉じているんですが(毎日日付通りに1個ずつあけていきます)、先に全部空けられてしまいそうなものですが、子どもたち、律儀に毎日ちゃんと一つずつあけてくれます。やはりお楽しみになっているんでしょうね。
アドヴェントの詳しい説明は以下のサイトから知ることができます。
詳しく知ることで、その使い方もより応用できて興味も深くなると信じています。
手作りでも既製品でもその思いは同じ。
ちょっとした工夫でクリスマスを楽しくお過ごしください。
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