廃棄のお弁当が人生で初の親友だった
残念ながら醜く生まれてしまったので、これまで稼いだ金の8割と起きてる時間の9割ほどを容姿をどうにかするために費やしてきた。磨くためではない。磨く土台がボコボコのズダズダでどうにもならないので、それをまずヤスリで延々と削って表面を整えて少しずつ数字の大きい目の細かいものに変えていくようなことをして、なだらかに滑らかにしないと、ツヤツヤに磨くという作業に入れないのだ。
でも、本当に残念なことにこの年になっても磨く段階に到達できなかった。ヤスリで必死に削って削って削って、気づいた