思えば遠くに来たもんだ

例によって夜中に起きた。
例によって漠然とした不安感に苛まれて、ソラナックスを飲む。少し落ち着いてきた。

ふと思った。
最近感じ続けている不安感と孤独感って、ひょっとしたら、あれか。信頼する人間がいないってことか。
老化によるものと思い込んでたけど、もちろん、それも無関係ではないけど、そうなのかもな。
まあ、昔から、人を信頼しないし、自分も信頼しないし、その点ではずっと孤独なわけで、それは全然変わってはいないのだけれど、そういう状態で立っている足腰のところが弱ってきたということかしらん。

こういうのはやっかいだな。
たぶん臭いドラマなんかだったら、「もうそんなに強がらなくていいんだよ」「人に頼っていいんだから」「泣いてもいいんだよ」なんて周りの人が言ったりするんだろうけど、別に強がってないからなあ。「さびしい」のは、ずっとさびしいんだけど、誰かに寄りかかって消えるようなさびしさじゃないしなあ。別に泣いてもいいんだけど、泣く理由が見当たらないしなあ。自分の弱さなんて、そこら中で言いまくってるからなあ。
これって「生まれてすみません」じゃなくって、何なんだろ？　「何で生まれて来たのかな？」「何で生きてるのかな？」みたいな感じ？　いや、それも違うな。生きてて結構楽しいもんな。

たぶん恐ろしく贅沢なんだよな。生きてるのが楽しくて、充実してる人間なんてそうそういるわけがないんだけど、そうじゃなきゃイヤなんだよな。そう言えば、小学生の時の日記に、毎日、「明日は朝から寝るまでずっと楽しい日でありますように」って書いてたもんな。「楽しくない日常」に耐性がないんだな。

思えば遠くへ来たもーんだ。てか？