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リベラル疲れ

バイデンの老衰もさることながら、世界的に「リベラル疲れ」が起こってるからねぇ。

LGBTQ、SDGsなんかのアルファベットの氾濫と原理主義的な不寛容さには、自称サヨクの私も正直疲れ気味だからなあ。ヨーロッパの環境団体の美術作品攻撃なんかを見てると、「こんな不自然で窮屈な世界はイヤだ」と思う気持ちはわからなくもない。

トランピストたちがDS(ディープ・ステート)なんて呼んでるのも、実態としては、「頭でっかちな観念論的理性支配(+グローバリズム経済支配)」でしょ? 「オレたちは猥雑な人間なんだから、そんなに御立派に、御清潔、御潔癖には生きられないよ。もっと人間らしく自然に生きさせてくれ」という、ネオルネサンス的な一面もあるんじゃないかな?

それが右派ポピュリズムの台頭を招いているわけだし、先日のEU議会選挙もさることながら、フランスはルペンが首相、大統領になりそうな勢いだ。

この流れはしばらく止まらないんじゃないかな? トランプ以後も。


ただ、「自然に普通に生きたい」自体には賛成なんだけど、この「自然」「普通」に幅がありすぎるのが問題だ。

私はこれでも一応サヨクなので「マッチョイズム、男尊女卑」を「自然、普通」とは思えない。

まして、「アングロサクソンの優位、支配」や「キリスト教原理主義」に関しては何をか況んや。


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