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【これは、劇団「かんから館」が、2020年11月に上演した演劇の台本です】 〈登場人物〉 桜 ユリ 健 かんな 1 古い洋館風のセット。 椅子二脚とテーブルがある。 派手な音楽が鳴って、漫才のノリで桜とユリが走ってきて、舞台に上がる。 桜 夏やん。 ユリ そやなあ。 桜 暑いやん。 ユリ そやなあ。 桜 あほほど暑いやん。 ユリ そやなあ。 桜 あほほどおも
【これは、劇団「かんから館」が、2000年6月に上演した演劇の台本です】 〈登場人物〉 小倉咲子 江藤さやか 山岡奈々恵 橘 裕子 橘 修司 梅川正彦 豊島 隆 1 とあるラブホテルの一室。 下着姿の女(小倉咲子)とバスタオルを腰に巻いた 裸の男(橘修司)がベッドに座っている。 修司は、タバコを吸っている。 小さく音楽が流れている。 修司 じゃ、俺もシャワーあびてくる
【これは、劇団「かんから館」が、2005年8月に上演した演劇の台本です】 〈登場人物〉 池上 美香 (二六歳・主婦・文恵の姉) 石野 文恵 (二三歳・フリーター) 猪俣 さゆり (二九歳・OL・文恵の先輩) 吉田 優子 (二六歳・フリーター・文恵の先輩) 1 平成二七年八月下旬。 東京郊外。夕方。 古びた日本家屋の和室。 中央に座卓があり、周囲に座布
【これは、劇団「かんから館」が、2006年8月に上演した演劇の台本です】 〈登場人物〉 新藤 真紀 鶴見 美佳 石田 透 1 明かりがつく。 夏の早朝の東京駅前。 セミの鳴き声。 石田が歩道に座り込んで、ギターを弾いている。 隣に大きなバッグ。 石田 ♪今夜の夜汽車で旅立つ俺だよ あてなどないけど どうにかなるさ あり金はたいて 切符を買ったよ
【これは、劇団「かんから館」が、2003年8月に上演した演劇の台本です】 〈登場人物〉 渡辺 洋介 相川 三郎 桐島 理恵 南 佐江子 島内 由美 1 夏の夜。 東京のとあるビジネスホテルのロビー。 渡辺、理恵、佐江子、由美がソファに座っている。 理恵 それにしても、今日は暑かったよねぇ。 由美 そうね。 佐江子 日陰でも全然涼しくなかったし。 由美 そうそう。 理恵 三十五度はいってたん
【これは、劇団「かんから館」が、2002年2月に上演した演劇の台本です】 〈登場人物〉 高木久恵 田辺良樹(津島修次) 安達良子 二宮慶治 1 夜。 とあるマンションの一室。 良子がテレビを見ながら、ポテトチップスを食べている。 ドアのチャイムが鳴る。 良子 (腕時計を見て)こんな時間に、誰だろ? 良子立ち上がり、ドアの方に消える。 良子の声 はーい。どなた。 女の声 宅急便でーす。 良子の声 宅急
【これは、劇団「かんから館」が、1998年11月に上演した演劇の台本です】 〈キャスト〉 父 母 長男 二男 長女 二女 山崎 兵士 1 十一月三日 朝 朝、目覚まし時計のベルが鳴る。 明かりがつくと、そこは、リビングダイニングキッチンら しき部屋。 テーブルとイスがある。 部屋の中央に、ジャージ姿の男(父)。 父 おーい、朝だぞ。
【これは、劇団「かんから館」が、2007年2月に上演した演劇の台本です】 〈登場人物〉 長島 博美 和田 達朗 伊藤 和也 坂崎 孝 1 ハイキング姿の男女が、歌をうたいながら入場。 リュックサック姿、なぜがゴルフバッグもいる。 全員 ♪丘を越え行こうよ 口笛吹きつつ 空は澄み青空 牧場をさして 歌おうほがらに ともに手をとり ランララララ ララララ ララララあひるさん (伊藤)ガアガア ラララ
【これは、2018年に高校演劇部の上演用に書いた演劇台本です】 〈登場人物〉 郁子 希美 美樹 優奈 桃花 綾乃 少年 グリ グラ 教師 母 おっさん 1 明かりがつく。 緞帳の前に四人の女。白のトレパン、トレシャツ。 歌い出す。(「ラジオ体操の歌」) ♩新しい朝が来た 希望の朝だ 喜びに胸を開け 大空仰げ ラジオの声に すこやかな胸を この香る風に開けよ それ イチ ニ サン オバハン
【これは、劇団「かんから館」が、2019年6月に上演した演劇の台本です】 〈登場人物〉 妻 夫 産婦人科医 ハルカ ミオウ 精神科医 弁護士 声 1 牧歌的な音楽。 ナレ ある日、おじいさんがカブのタネをまきました。 男が出てくる。 男 甘い甘いカブになれ。大きな大きなカブになれ。 ナレ おじいさんは一生懸命にカブを育てました。すると、やがて甘い甘い、大きな大きなカブに育ちました。 〈チャイム〉 ナレ いのちは大切に思う心によっ
【これは、劇団「かんから館」が、2018年3月に上演した演劇の台本です】 〈登場人物〉 田辺譲治 ‥‥ 男、58歳 坪内琉衣(ルイ)‥‥ 女、25歳、職業不詳 田辺愛夢(ラム)‥‥ 女、23歳、OL 田辺笑美莉(エミリ)‥‥ 女、20歳、大学生 城島悟 ‥‥ 男、20歳、大学生 ウエイトレス ‥‥ 女、20代? 3月のとある夜。 京都のラウンジバー。 無国籍風の店内装飾。エスニックな音楽が流れている。
【これは、劇団「かんから館」が、2023年6月に上演した演劇の台本です】 〈登場人物〉 父 夫 妻 1 スポットライトに男(父)が浮かび上がる。 赤いヘルメットに「叛」の字。丸いサングラス。プラスチック・オノ・バンドのジョン・レノンの出で立ち。メガホンマイクを持っている。 父 本会場に結集した労働者、学生の諸君。今こそ我々は米帝、日帝の策動に対して満身の怒りを以て立ち上がらなければならない。彼らは国際協調、平和主義を僭称し、それをあたかも免罪符として
【これは、劇団「かんから館」が、2023年11月に上演した演劇の台本です】 〈キャスト〉 吉村奈緒(公務員) 西条有佳(大学生) 小野和美(大学生) 高橋渚(高校生) 須藤達彦(無職) 1 とある場所の、とある室内。 テーブルと椅子がある。 緑と有佳が座っている。 渚 ちょっと暑くないですか? 有佳 そうですか? ‥‥私はちょうどいいです。 渚 ああ‥‥そうですか。 有佳 ‥‥私、冷え性なんです。夏でもクーラーと
【これは、劇団「かんから館」が、2024年6月に上演した演劇の台本です】 〈キャスト〉 愛 アイ 荻原朔太郎 1 河原の土手。 少女と老人が並んで座っている。 アイ そやから‥‥じめーって感じ? 朔太郎 じめー? アイ いや、もっともっと。じめじめーって感じ? 朔太郎 じめじめー? アイ うーん、ちょっとちゃうな。 朔太郎 えー? ‥‥どこが‥‥違うの? アイ うーん、言葉ではうまく言えへんねんけど、何かちゃう