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【九州旅行①】福岡の小倉へ向かう

通勤客に紛れて電車に乗る。
年月のほとんどを押入れで過ごしてきたバックパックとともに。
最後に旅に一緒にでかけたのはいつだろうか。

山陽新幹線はとても久しぶりだ。
東海道新幹線は12月に名古屋へ行った帰り、大雪のため米原で足止めされ、米原ー京都間を乗車した。個人的にはリッチな旅だった。

鉄道の時刻の正確さは知っている。だが同時に不安定さもだ。
そのため、早めに新大阪に到着した。

慣れない。たくさんの人がいる。数ヶ月をほとんど家の中で過ごしたニンゲンには、とても刺激が強い。

コーヒーショップで、テイクアウトした。黒糖オレだったか。
発車時刻が近づいてきたので、ホームへ向かう。
とてもどきどきした。旅の始まりの合図だ。
7:35新大阪発ひかり531号、乗車。

旅の醍醐味といえば車窓の景色を望むことだ。
国土地理院の地図をスマートフォンに表示しながら、地形と実際の風景を楽しむ。
山々の続く様子が尖っていたり、山間部に人々の生活が垣間見えたりと、とても面白い。
私達の生活は鉄道を中心に発展してきた、と信じてやまなかったが、ヒトの一部はかつて今以上に山間部で生活を営んでいたはずだ。
などと考えているうちに、東広島辺りから景色が変わった。

東広島を過ぎたあたり
赤色の屋根が広がる

景色に没頭していると、次は小倉だというアナウンスが流れた。
新幹線ともしばしの別れ。

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