ソウ

久しくnote書きたいと思い出戻り。優しい世界が好きです。

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マガジン

  • 短歌

    ぽつぽつと5と7と5と7と7。 実体験よりも頭の中にある世界が多め。

  • イラスト

    時々描くイラストなど。

  • 朗読。

    好きな歌詞やショートショート、台詞、などの切り取り。

  • 物語

    フィクション。

  • 過去、現在。

    過去の断片的な記憶達。今の私の日常。ふと思った事。大好きなものなど、雑多な世界。

最近の記事

拒絶する事、受け入れる事。

単刀直入に結論を言うと、メンバーシップと収益化を始めました。 震えています。今世紀最大に震えています。 歌を歌う界隈に来て3年と少しになる。 この3年はあっという間で、私の人生において感じた事のない経験が数多く出来た。 正直、ネットで歌を歌うつもりなど毛頭なかった。勿論歌は大好きだったし、昔は趣味でもあった。 けれど人に聞かせるものではなくて自分の中で満足いくものが出来るかが私の中で重要で、とある無茶のせいで喉が壊れてしまってからは歌う機会は全く無くなっていた。 その頃の

    • 母が死んだ日の事

      いつか、何処かにこの日の事を書き記して起きたかった。記憶が薄れていく前に、今が1番気持ちを吐き出せそうな気がしたからまとめて置く事にする。 母が死んだ日、私は5歳か6歳。 正しい年齢は覚えていない。 私は母が怖かった。彼女はいつも私達姉妹に怒って居たから。 よく、私達姉妹は眠れずに二階の部屋でひそひそ話をしては一階から母が怒鳴り声で駆け上がってきて怒られた。 それがとっても怖くて、いつも震えてたのを覚えてる。父は優しくて、怒ってばかりの母とは対照的に甘やかしてくれた。日曜日

      • 貴方を形作るもの。

        私は自分の名前があまり好きではない、という話をしようと思う。 小学生の時「自分の名前の由来を家族に聞きましょう」という宿題が出た。 今にして思えば色々な家庭がある中、自分のルーツを知る事を学ぶためではあったけれど、難しい宿題ではなかったのかと思う。 それまで自分の名前に意味があるかどうかなんて考えたこともなかった私は、早速その夜父親に問いかけた。 「ねえねえ、私はなんでこの名前なの?」 暫く沈黙した父親は面倒そうに 「かわいかったから」 と答えた。 幼心にも分かった。その答

        • 月明かりで本を読む事

          どうしても、いつも、生きている事に違和感があった。 まるで海を漂う海月の様に、私の足は宙に浮いて、しっかりと土を踏みしめている感覚がない。 きっと私の時間はあの16歳の夜にとまってしまったのだと思う。 私は人に近寄る事が怖い。 誰かが私の中に入ってくる事が怖い。 その人を受け入れてしまう事が怖い。 それが当たり前になってしまう事が怖い。 誰かを好きになる事が怖い。 私の中で何かを好きだと思うことは簡単な事じゃないから。 はい、それで終わり、なんて出来ないから。

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        • 短歌
          8本
        • イラスト
          2本
        • 朗読。
          0本
        • 物語
          2本
        • 過去、現在。
          5本

        記事

          おかえりとただいま

          この場所の存在を忘れてどれくらいたったか分からないけれど、不意に思い出した。 何年も前に書いた文章を読み返すのが好きだ。 そこには変わらない私が存在している時もあるし、もう取り戻せない感情が残っている時もある。 今日はとても辛い夢を見た。 起きた時、私は泣いていて、その後もずっと泣いていた。 夢の中の私は酷く怯えていて、夢の外の私も、酷く脅えていた。 時々人はもう何もかも終わりにしてしまいたいと思う。 でもそれは簡単ではなくて、積み重ねてきたものだとか、大切にしたいものだとか

          おかえりとただいま

          優しさ(2019,1025)

          私はクールな人が好きだ。私の事を好きではない人が好きだ。私のような人間を大凡好きにならないであろう人が好きだ。 でもそれは裏を返せば、誰かに期待したくないという心の現れで、あまりにも簡単に変化してゆく「人間」という生き物に、心を動かされたくないからだ。誰かを大切な存在だと認識することを、極度に恐れている。他人に愛を縋りたくないと強く思っている。 その人が私の一部になってしまうことが怖いのだ。

          優しさ(2019,1025)

          諦める事。(2019,1222)

          沢山の事を諦めてきた。 けれど、その時の自分の最善を選んだとしても後悔は残った。 多分、私が今ここで頑張り続けられるのは、私の気付かぬ間に、絶えず傍に居てくれた人達のおかげだ。 それは時にさり気なく、光から守ってくれる雲のように、背中を支えてくれる椅子のように、当然のようにそこにいてくれる存在。 泣きだしそうな時に、大丈夫だよ。と笑ってくれる人。 あまりにも傍にいて、分からなかった事。 諦めたくないと思ったのは、いつも笑っていたその人の泣き顔をみたからかもしれない。 一

          諦める事。(2019,1222)

          その時、恋を知らなかった。

          ベランダから見る夕焼けの空はいつもと分からないのに、どうしてこれを見る時はこんなに気持ちが落ち込んでいる時なのだろう。 記憶は、感情とワンセットで覚えるという。だとしたらこの苦しみや切なさが、茜色の空に重なって、いつかこんな綺麗な世界も嫌いになってしまうのか。 未だに、忘れられない人がいる。 もう何年になるだろうか。 初めて逢ったのは中学一年の頃。 あの子は学年で2クラスしかない同学の、 別のクラスの子だった。 特に取り立てて可愛いわけでもなく、 本が好きな目立たない

          その時、恋を知らなかった。

          佇むことしか出来ない時もある

          長年の友人が結婚した。結婚願望なんかこれっぽっちもなかった彼女が、幸せだと言う。それなのに、旦那さんの体には、癌が見つかった。彼女は、笑いながら私に話す。 「始めて人に話したよ」と。 来週する手術には常時家族が立ち会わなくてはならず、もしもの時には何らかの判断を下さなければならない。 その言葉を放った直後、微笑みを浮かべる彼女の瞳から何滴もの涙が零れ落ちた。 それを隠すように親指で拭ってから、寄り一層強く、彼女は笑った。 抱き締めてあげればよかった。 と、今は思う。

          佇むことしか出来ない時もある

          午前三時、化粧を落とす

          時間は有限だ。 どんなに時を止めたいと思っても無情に進んでしまう。自分にとって有意義な時間の使い方をして死に絶えたい。そう感じるようになったのは何時頃からだったか、最早思い出せない。 例えば美味しいものを食べたり、ゲームで勝ったり、そんな事でも構わない。 ただ、普通に暮らしたい。やりたいことをやって、笑って、時々悲しくなって、そんな日もあったね、と思い出に浸りたい。 それがどれだけ難しくて、どれだけ大切な事なのか、私は知っている。 明日の食事の為に不安を感じたり、明日誰かを殺

          午前三時、化粧を落とす

          King Gnu「The hole」

          King Gnu「The hole」

          猫は何語を話すのか

          私は時々思いついた事を人に聞いてみる癖があるのですが、この間ふとこう思いました。 例えば一人の人間がいたとする、その人は日本に住んでいたとする。と、言うことは日本語を話していますね?と連想することは容易い。 日本に住んでいる人は(大概の場合)日本語を話しているし、フランスに住んでいる人はフランス語を話しているし、中国に住んでいる人は中国語を話しているわけだ。 ここまで誰もが頷いて聞いてくれる。 「じゃあ中国にいる猫は、中国語を話していると思わない?」と、言うとこぞって

          猫は何語を話すのか

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          私が描く、あの人の空

          私が描く、あの人の空

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          いっせーの せ、でお互い 帰ろうと 決めた直後に 振り向き目が合う

          いっせーの せ、でお互い 帰ろうと 決めた直後に 振り向き目が合う

          ひとりでも 生きていけます ただ君の 記憶の中に 留めてくれたら

          ひとりでも 生きていけます ただ君の 記憶の中に 留めてくれたら

          「大丈夫」 君から三文字 貰えたら 笑って生きれる 確信がある

          「大丈夫」 君から三文字 貰えたら 笑って生きれる 確信がある