おかえりとただいま
この場所の存在を忘れてどれくらいたったか分からないけれど、不意に思い出した。
何年も前に書いた文章を読み返すのが好きだ。
そこには変わらない私が存在している時もあるし、もう取り戻せない感情が残っている時もある。
今日はとても辛い夢を見た。
起きた時、私は泣いていて、その後もずっと泣いていた。
夢の中の私は酷く怯えていて、夢の外の私も、酷く脅えていた。
時々人はもう何もかも終わりにしてしまいたいと思う。
でもそれは簡単ではなくて、積み重ねてきたものだとか、大切にしたいものだとか、失いたくないものだとか、色んな感情に左右されてまた今日も生きることを選択する。
でもさ、どうしてもどうしても辛い日があるんだよ。
大丈夫だよと抱きしめて貰いたい夜があるんだよ。
だけどもうその腕は無いんだと突きつけられるんだ。
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