いっせーの
せ、でお互い
帰ろうと
決めた直後に
振り向き目が合う

ひとりでも
生きていけます
ただ君の
記憶の中に
留めてくれたら

「大丈夫」
君から三文字
貰えたら
笑って生きれる
確信がある

繋いでた
握った指が
離れてく
別れのサイレン
みたいな踏切

何でもない
足の小指の
怪我だけで
歩くことすら
難しいとは

悪い子に
なりたいと願う
何時の日か
撫でる掌
払ってみたくて

泣く場所も
見つからなくて
シャワー室
の水に溶かし
知る自尊心