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日曜の午後、大きく見えた息子の背中。

私は最近色んな事に迷っていて、
この道?どの道?え?こっち?
やだやだ分かんなーい!

という感じで、
良い歳こいて(38歳)
すごく迷子になって落ち込んでいた。

30代後半は、
仕事や自分のキャリア、
家族との生活など、
人生の大きな分岐点だらけ。


毎日葛藤を繰り返し、
決断出来ずクヨクヨしている私を見た息子から
日曜日にこんなことを言われた。

「ママ、まず形から入るのよ。
朝起きたらまず今日は良い1日だ!って言って
お昼ゴハン食べたら
今日も良い日だ!って言って、
寝る前に、今日は良い日だった!って言うのよ。
そしたら、勝手にどんどん良くなるのよ。」
(満遍の笑顔で頭ナデナデ)

息子は現在、小学校4年生。
不登校になって早1ヶ月経つ。

こんな事を言う小学4年生いるか?
学校に行けてない事なんて、
正直どうでも良いと思った。

こんなシンプルで深い事を、
さらりと言ってのける小4見た事ない。

こんなに優しくて、
深い事を考えて生きていて、
悩んでる母親にこんな素敵な
アドバイスをくれる息子。

でも学校という場所は、
こんな息子の素敵な部分よりも
学校に行けていないこと、
勉強についていけていないこと、
宿題をやらない事、
そういう項目だけで彼を評価する。

みんなと同じようにできる事が
1番大事で、
同じように出来ない人は弾かれていく。

それが今の日本の学校教育の現状。

私は勉強が出来る子よりも、
誰がの心に寄り添える子の方が
人間として立派だと思うし、
何より誇らしく思う。

この子は、学校に行ってないけど
毎日の暮らしの中で
生きるとはどういうことかを学び、
考え、それを全うして生きている。

勉強なんかより
そういうことの方が
ずっと重要じゃないか?

人間としての生き方を全うしている彼は
親の私よりも大きく、ずっと頼もしく見えた。

カッコいいじゃん。
超カッケーよね、うちの息子!

全世界にそう言いたくなった
日曜日の午後であった。

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