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【国内最高7億円】ノーコードで開発されたアプリの資金調達事例:10個の成功ストーリーを厳選紹介!

こんにちは。

ノーコードを使用してプロダクト開発をさせていただいている蒼士(@Soushi_nocode)と申します。

さて、ここからが本題です。



☑️はじめに

ノーコード開発とは

ノーコード開発とは、ソースコードを書かなくてもアプリケーションなどを開発できる手法のことです。

従来の開発方法では、プログラミングのスキルが必要でしたが、ノーコード開発では視覚的なインターフェースやドラッグ&ドロップの操作でアプリを開発することができます。

これにより、開発工数が削減され、また、開発スピードや開発効率を向上させることができるようになりました。


ノーコード開発のメリットと可能性

ノーコード開発にはいくつかのメリットがあります。

まず、プログラミングの知識が不要なため、エンジニアの人材不足やコストの問題を解決することができます。

また、アイデアを素早く実現できるため、迅速なプロトタイピングやアジャイルな開発が可能です。

さらに、リソースを最適化できる、つまり、アプリ開発そのもの自体へのリソースを削減することができるため、サービスのグロース戦略によりリソースを割くことができます。

簡単に言えば
「500万円の予算を、500万円全てアプリの開発自体のために使用する」

ということから、ノーコード開発によって

「アプリ自体は200万円で開発をし、残りの300万円はサービスのグロース戦略のための別の施策に使用する」みたいなことができるということです。

実際に、下記のサービスはノーコードで開発したからこそリソースを最適化することができ、グロースさせていくことに成功にできたと言われています。


このように、ノーコード開発の可能性は非常に広がっています。

ノーコード開発は様々な業界や分野での活用が進んでおり、ビジネスアプリやWebサイトの開発だけでなく、IoTデバイスの制御やAIの活用など、多岐にわたる用途があります。


また、ノーコードツール自体も日々進化をしているので、より高度な機能やカスタマイズが可能になってきており、ますます多くの企業や個人がノーコード開発を活用するようになっています。

ノーコード開発は、従来の開発手法とは異なるアプローチですが、その利点と可能性を活かすことで、効率的で柔軟なアプリ開発が可能となります。


次に、資金調達とノーコード開発の関係性について詳しく見ていきます。


☑️資金調達とノーコード開発の関係性

ノーコード開発による資金調達の可能性

上記でも述べたようにノーコード開発は、従来の開発手法に比べて効率的で迅速な開発が可能です。

そのため、資金調達の過程においても有利な要素を持っています。

ノーコード開発では、開発のスピードが速くなるため、アプリのプロトタイプを早期に完成させ、投資家や資金提供者にデモンストレーションすることができます。


さらに、ノーコード開発は比較的低コストで行うことができます。

これにより、資金調達の段階で必要な開発コストを最小限に抑えることができます。


また、ノーコード開発はフルスクラッチ開発に比べて開発スピードが早いため、アプリの要件や機能を素早く変更することが可能になります。

つまり、資金提供者からのフィードバックや要望にも対応しやすく、迅速にアプリを改善することができます。

この迅速な開発スピードは、資金調達の成功に大きく貢献する要素となります。


さらに、日々のノーコードツールの進化により、ノーコードで開発できるアプリの完成度も高くなっています。

これにより、デザインやユーザーインターフェースの品質が向上し、魅力的なアプリを開発することができるようになっているため、資金提供者は完成度の高いアプリに魅力を感じ、投資を行いやすくなります。


このように

・迅速な開発スピード
・低コスト
・高い完成度

といった特徴を持つことができるノーコード開発は、その利点を活かすことで資金調達の可能性を高めることができ、起業家やアプリ開発者にとって魅力的な選択肢となっています。

なので、資金調達においては、ノーコード開発のメリットを十分に活かし、成功への道を切り拓くことが重要です。


☑️ノーコード開発での資金調達事例10選

※売却事例も含まれています。

1. リモートHQ

画像:リモートHQ公式HP

【アプリの概要】
リモートHQとは

「在宅手当の非課税かつ成果直結版」をコンセプトにした日本初のリモートワーク支援プラットフォーム

PMFまでの引き算の経営

とのことで、リモートワークにおける在宅環境の整備を支援するサービスです。

リモートHQは、国内で急速にリモートワークが普及したことによって生じた課題に対して、社員それぞれに適切なリモートワークの環境整備をすることができるというソリューションを提供しています。


リモートHQ公式HPはこちらから


【開発ツール】
Bubble

その他Typeform、Zappier、Integromatなど


開発の裏側が記事になっているので、ご興味ある方は下記参考記事をご覧いただければと思います。

記事内でも

「Bubbleの開発がGo+TypeScriptの開発に比べて速すぎる」

「ノーコード」だけで7億円のシリーズAまでスピード調達、HQに聞く

と述べられており、ノーコードの可能性を強く感じさせられる事例となっています。

参考:「ノーコード」だけで7億円のシリーズAまでスピード調達、HQに聞く
PMFまでの引き算の経営


2. ABABA

画像:ABABA公式HP

【アプリの概要】
ABABAとは

新卒特化のダイレクトリクルーティングサービス

ABABAプレスリリース

とのことで、最終面接まで進んだ就活生のみが登録でき、企業とのマッチングをすることができるサービスです。

つまり、企業からすれば、惜しくも他社の最終面接で落ちてしまったという学生に対してアプローチができるため、一定スクリーニングされている学生との効率的なマッチングを図ることができるということになります。


ABABA公式HPはこちらから


【開発ツール】
Glide→Bubble


最初はサービスのα版としてノーコードツールGlideで開発をし、その後β版としてBubbleで開発をすることでスピード感のあるサービスの成長を実現できたとのことです。

リリースから2年で600社を超えるユーザー企業、また、2023年3月には累計調達額が約2億円に達するなど、これからも期待できるノーコードでの開発事例です。

参考:【新常識】エンジニアがいないスタートアップのサービス開発手法
新卒特化のスカウトサービス「ABABA」プレシリーズAで1.2億円の資金調達を実施。累計調達額は約2億円に


3. SPOTTO

画像:SPOTTOプレスリリース

【アプリの概要】
SPOTTOとは

WEB説明会のプラットフォームサービス

SPOTTOプレスリリース

とのことで、学生と企業のオンラインマッチングに対応したサービスです。

SPOTTOにより、学生は就職活動を全てオンライン上で完結させられるとうことになり、移動の手間や費用を省いた効率の良い就活ができるということです。


【開発ツール】
Adalo


3日間でワイヤーフレームを仕上げ、アプリ自体はなんと1週間で開発されトータルでの開発期間は1ヶ月だったとのことです。

また、「ノーコードだとは感じられないクオリティ」から買収されることにまで繋がったという事例になっています。

参考:10年後、誰もがノーコード開発をする時代が来る!?日本初のノーコードアプリ買収となった「SPOTTO」の開発秘話を徹底取材!
WEB説明会のプラットフォームサービス「SPOTTO(スポット)」がリリース。


4. ブラリノ

画像:ブラリノ公式HP

【アプリの概要】
ブラリノとは

全機能無料でご利用いただける結婚式準備サービス

ブラリノ公式HP

とのことで、結婚式の招待状作成やご祝儀等をWebで済ませることができるサービスです。

ブラリノによって、結婚式開催に関する準備をオンライン上で一元管理することが可能になるということになります。


ブラリノ公式HPはこちらから


【開発ツール】
Bubble


ブラリノは日本初のノーコードツールBubble開発での売却事例となっております。

参考:招待状作成やご祝儀などをWebで済ませる!結婚式の準備が“無料”でできる「ブラリノ」、ノーコードツール「Bubble」開発での日本初の売却事例に。


5. Union

画像:Union公式HP

【アプリの概要】
Unionとは

大学生活に関することは全てスマホ上で完結できるようなアプリ

Unionプレスリリース

とのことで、大学生が授業内容や就職活動など様々なことについて共有をすることができるサービスです。

Unionは、コロナ禍で学生間のオフラインでの交流が減ってしまい情報格差、また、機会格差が生まれたという課題に対して、学生同士で情報を共有できる、また、大学からも学生に連絡を届けコミュニケーションを取ることができるプラットフォームを提供しています。


Union公式HPはこちらから


【開発ツール】
Adalo


Unionは、日本初のノーコード開発での資金調達事例となっております。

参考:日本初!Nocodeで作成されたUnion -大学生のためのSNSがプレシードラウンドにて1,000万円の資金調達を実施


ここまでご紹介させていただいているノーコードツールBubbleやAdaloを使用することで下記のようなアプリを開発することができます。


お問い合わせはこちらから


6. HERE

画像:HERE公式HP

【アプリの概要】
HEREとは、少額からの不動産投資を可能にするサービスです。

HEREのミッションは

to make vacation rental investing as easy as buying stocks.

HERE公式HP

であり、直訳すると
「バケーションレンタルの投資を株式購入と同じくらい簡単にする」

となるので、HEREは不動産投資への参入障壁を下げ、新しい不動産投資の形を作るプラットフォームということです。


HERE公式HPはこちらから


【開発ツール】
 Bubble


HEREは、約10億円の資金調達をしており、かつ、わずか数か月で5桁のユーザー数を達成しています。

参考:HERE | Vacation Rental Investment Platform
US-based Here lets you make fractional vacation rental investments starting at $100


7. Dividend Finance

画像:Dividend Finance公式HP

【アプリの概要】
Dividend Financeとは、建設業者や不動産所有者に再生可能エネルギーや効率の良い融資などを提供するためのサービスです。


Dividend Finance公式HPはこちらから


【開発ツール】 
Bubble


Dividend Financeは、わずか1ヶ月でリリースされ、数百億円の資金調達に成功して、その後現在は銀行によって買収されています。

参考:Learn how we built a FinTech platform for Dividend Finance that scaled to process billions of dollars of loans

Fifth Third Announces Acquisition of Dividend Finance


8. Biyo

画像:Biyo公式HP

【アプリの概要】
Biyoとは、クリエーターが動画ファーストで自分独自のポートフォリオサイトを構築できるサービスです。

Biyoのカスタマイズ性の高さを活かし、Biyoにて自分について詳しく知ってもらうためのポートフォリオサイトを作ることで、仕事の獲得につなげることができます。


Biyo公式HPはこちらから


【開発ツール】 
Bubble


Biyoは、125,000ドルの資金調達に成功しており、100%Bubbleで開発されています。

参考:Building Biyo with Bubble and raising $125k in funding


9. iiba

画像:iiba公式HP

【アプリの概要】
iibaとは

子連れでの外出に関しての困りごとは全て1つのアプリで解消できるようなサービス

iibaプレスリリース

とのことで、子育てをする親が子育てに「いい場所」を、過去に利用したユーザーによる口コミなどによって検索できるアプリです。

ユーザーは、実際に特定の場所を利用した後に口コミを投稿をすることで、アプリ内の独自通貨(トークン)を受け取ることができ、その独自通貨を別の子育てのためのサービス等に利用できます。


iiba公式HPはこちらから


【開発ツール】
Adalo


iibaは、主にSNSでマーケティングを行い、ホームページをノーコードツールの STUDIOで作成し、アプリをAdaloで開発するなどSNSとノーコードツールをうまく使用して資金調達に成功しています。

参考:子育てしやすい社会を目指し、新たな子育てインフラを構築する株式会社iibaがプレシードラウンドで資金調達を実施


10. CLITCH

画像:CLITCHプレスリリース

【アプリの概要】
CLITCHとは

「一緒にゲームをしたいと思える人たち」を探せるサービス

CLITCHプレスリリース

とのことで、ゲーマー同士で一緒にゲームをする仲間を見つけることができるサービスです。

ゲーム仲間を探す際に心理的なハードルが生じてしまうという課題に対して、マッチングの場を提供するというサービスになります。


※当サービスは2023年3月29日に終了したとのことです。


【開発ツール】
Bubble


サービスは終了してしまったものの、Bubbleを使用することでスピード感のあるリリースをして資金調達に成功しています。

参考:OPEN VENTURES、「いつものゲーム仲間」を探せるゲーマー向けコミュニティサービスを開発する「CLITCH株式会社」に出資


☑️まとめ

今回は、ノーコードで開発されたアプリの資金調達事例、売却事例を紹介してみました。

ノーコードツールを使用することで、短期間でアプリを開発でき、効率的かつリスクを抑えてビジネスを立ち上げることができます。


もちろんノーコード開発には、上記のようなメリットだけでなく、現状では一定の機能の実装の制限やユーザー数の制限などのデメリットもあります。


ただ、そのようなデメリットに関しては、ノーコードツールも日々進化している関係で改善が進んでいます。

また、上記の多くの成功事例からも分かるように、ノーコード開発はその特徴から、新規事業立ち上げにおける

・MVP開発
・PoC開発
・プロトタイプ開発

など「まずはスモールスタートで小さく始める」ということとは非常に相性が良く、ノーコード開発によってビジネスを効率よく進めることができます。


新規事業開発をお考えの方
ノーコード開発のメリットを最大限に引き出し、効率的かつリスクを抑えたスタートをご検討してみてはいかがでしょうか。


また、自分はノーコードを使用したプロダクト開発をご支援させていただいております。

チームには、サイバーエージェント、NTTデータ、NTTドコモ等でPM(PdM)/PjM/UIUXデザインなどを任されたメンバーやノーコードエキスパート等が在籍しており、ご要望次第では、一貫したご対応が可能になります。

無料でのアプリ開発のご相談、無料でのサンプルアプリの作成も可能なので、ご興味がございましたら、お気軽にご連絡をいただければと思います。


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