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【最小機能プロトタイプの作り方】ノーコード開発ツールで手軽にプロトタイプ開発を実現する方法

こんにちは。

ノーコードを使用してプロダクト開発をさせていただいている蒼士(@Soushi_nocode)と申します。

さて、ここからが本題です。



☑️はじめに

本記事の目的の説明

新しいビジネスをスタートする場合、まずはアイデアを形にする必要があります。

その場合、実際のプロダクトを開発するということは欠かせないプロセスでありますが、いきなり大きなコストをかけて開発したプロダクトが市場ニーズに合わなかった場合、その労力や時間は痛いコストになってしまうということになります。

なので、まずは検証したい機能のみの最小機能でのプロトタイプの開発が重要になってきます。


その最小機能プロトタイプの開発には、ノーコード開発ツールが有効です。

本記事では、ノーコード開発ツールで最小機能プロトタイプを開発することについて解説していきます。



☑️最小機能プロトタイプとは

最小機能プロトタイプの定義

最小機能プロトタイプとは、製品やサービスを開発する際に、まず検証したい最小限の機能を実装した初期版のことです。

つまり、製品やサービスのアイデアを形にする最初のステップとなるもので、「製品やサービスの機能を最小限に抑えた状態、つまり、検証したいこと以外の全ての機能を除いた状態で実際に動作するプロダクト」ということになります。

最小限の機能とは、必要最低限の機能を指し、多くの場合は「検証したい機能のみのできるだけ少ない機能」が求められます。


最小機能プロトタイプの重要性

最小機能プロトタイプの重要性については、以下のような点が挙げられます。

1. 早期の市場検証が可能

最小機能プロトタイプを開発することで、商品やサービスが市場でどのような受け止め方をされるのかを早期に検証することができます。

実際にユーザーに試してもらい早期に市場の反応や需要を見極めることで、本格的な開発や大きな投資をする前に必要な修正や改良を行うことができ、より良いプロダクトをコストをかけて開発することができるということにつなげることができます。


2. 開発コスト削減をできる

最小機能プロトタイプを開発することで、本格的な開発に先立ちまずは最低限の機能だけを実装するため、開発する機能を省略することができるので、開発費用や時間を大幅に削減することができます。

これにより、アイデアを検証するための最初の段階で多額の開発コストをかけることなく、市場にプロダクトをリリースすることができます。


3. リスクを最小限に抑えることができる

最小機能プロトタイプを開発することで

仮に
・そもそもビジネスアイディアと市場ニーズに乖離があった
・仮説検証に失敗した
という場合でも、開発費用や時間を大幅に削減できます。

つまり、開発するプロダクトが生み出す価値に必ずしも必要ではない機能を削除することで、撤退時のリスクを最小限に抑えることができるということです。

これにより、ビジネスの失敗によって取り戻しがつかなくなってしまうというリスクをなくすことができます。


☑️最小機能プロトタイプからスタートした成功事例

1. Facebook

Facebookは、今や世界中で使われるソーシャルメディアの代表的存在ですが、その始まりは、最小機能プロトタイプから始まりました。

当初、マークザッカーバーグ氏は、ハーバード大学の学生たちに向けたキャンパスネットワークとして「Thefacebook」というWebサイトを開発しました。

最初のバージョンでは、大学の学生たちが、自分の1枚だけの写真や名前、性別などの自分のプロフィールを簡単に登録でき、簡易的な検索機能のみがあって他の学生たちと簡単につながることができるだけのアプリでした。

しかし、この最小機能プロトタイプにて大きな成功を収め、他の大学や高校でも使われるようになりました。

その後、全米の大学生を対象にしたFacebookが開設され、ますます人気を博し、そして、現在では世界中で使われるSNSとして、その歴史を刻んでいます。

このように、Facebookは最初の段階から最小機能プロトタイプを使い、ユーザーの反応を観察して改善を繰り返すことで成功を収めることになりました。

最小機能プロトタイプを使うことで、コストを抑えながら効率的に開発を進め、市場の需要を取り入れたプロダクトを開発することができたということが、Facebookの成功の秘訣の一つと言えます。


2. Slack

Slackは、ビジネスチャットツールとして広く知られていますが、その開発にも最小機能プロトタイプが用いられたとされています。

創業者のスチュワート・バターフィールド氏率いるチームが、最初はオンラインゲームの開発を行っていた際に、コミュニケーションツールが不十分だったことから、社内用のチャットツールを開発することになり、それが現在のSlackになったということです。

当初は、手の凝った企画書や仕様書を作成することなく、単純なチャットツールを開発することから始まりました。

そして、最小機能プロトタイプの考え方を採用し、まずは単純なチャット機能のみを実装することに集中をし、その後、身近な人からのフィードバックをもとに機能を追加していくことで、現在のような高機能なビジネスチャットツールに成長しました。

Slackの場合、最初は社内用のチャットツールを開発しただけでしたが、その後に改善を繰り返しユーザーからの反応が好評であったことから、ビジネスチャットツールとしてリリースされました。

最初の段階では、単純なチャット機能のみを実装した最小機能プロトタイプをベースに、ユーザーからのフィードバックをもとに機能を追加していくことで、現在のように使いやすく、高機能なビジネスチャットツールに発展したのです。


☑️ノーコードでプロトタイプを開発するメリット

ノーコード開発とは何か

ノーコード開発とは、プログラミングの知識がなくてもアプリやWebサイトを作成できる開発手法のことであり、近年注目を集めています。

ノーコード開発には、以下のような特徴があります。

・プログラミングの知識が必要ない
・開発期間が短い
・低コストで開発ができる
・ビジネス側によりリソースを回すことができる


ノーコードでプロトタイプを開発するメリット

1. 開発期間を短縮できる

ノーコード開発ツールを使用すると、開発期間を大幅に短縮できます。

エンジニアを雇ってフルスクラッチでアプリケーションを開発する場合と比較して、ノーコード開発ツールでアプリケーションを開発する場合、開発期間を約「半分〜1/4」に、『最短数週間』にまで短縮をすることができます。


2. 開発費用を削減できる

ノーコード開発ツールを利用することで、開発費用を大幅に削減することができます。

開発費用についても、フルスクラッチ開発と比較して「半分〜1/4」に抑えることができます。

また、アプリを運用していくためのランニングコストに関しても、フルスクラッチ開発でのサーバー維持費等諸々のランニングコストと比べると、格段に費用を抑えることができます。


3. 高速で改善サイクルを回すことができる

ノーコード開発ツールを使用することで、基本的にはドラッグ&ドロップでアプリを開発することができます。

なので、従来のフルスクラッチ開発に比べて、ユーザーからのフィードバックを素早く反映させることができ、高速で改善サイクルを回しながら、アプリのアップデートや修正をかけていくことができます。


☑️まとめ

本記事では、最小機能プロトタイプをノーコードで実現できることついて紹介しました。

最小機能プロトタイプからのスタートとは、まずは検証したい機能のみのできるだけ少ない機能、必要最低限の機能だけを持った製品やサービスをリリースし、その後、ユーザーのフィードバックを反映させながら、製品やサービスの改善を進める手法です。

最小機能プロトタイプからのプロダクト開発をノーコードでスタートすることで

・開発期間の短縮
・開発コストの削減
・高速で改善サイクルを回すことができる

などのメリットがあります。

つまり、ユーザーの声を取り入れながら高速で改善を進めることができるため、よりユーザーのニーズに合ったプロダクト開発することを進めることができます。


新規プロダクト開発をお考えの方
ぜひ、ノーコードを使用して最小機能プロトタイプからプロダクト開発をスムーズに進めてみてはいかがでしょうか。


この記事がプロトタイプ開発をお考えの方の少しでも参考になれば幸いです。


また、自分はノーコードを使用したプロダクト開発をご支援させていただいております。

チームには、サイバーエージェント、NTTデータ、NTTドコモ等でPM(PdM)/PjM/UIUXデザインなどを任されたメンバーやノーコードエキスパート等が在籍しており、ご要望次第では、一貫したご対応が可能になります。

無料でのアプリ開発のご相談、無料でのサンプルアプリの作成も可能なので、ご興味がございましたら、お気軽にご連絡をいただければと思います。


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