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ノーコードアプリ開発を外注するメリットとデメリット、失敗しないためのポイント

こんにちは。

ノーコードを使用してプロダクト開発をさせていただいている蒼士(@Soushi_nocode)と申します。

さて、ここからが本題です。



☑️はじめに

本記事の目的

本記事では、ノーコードアプリ開発を外注することのメリット、デメリットや失敗しないためのポイントを紹介し、この記事をみる方がノーコードアプリ開発を外注する際の参考になる情報を提供することを目的としています。


読んで欲しい方

・新規事業の立ち上げやMVP開発またはプロトタイプ開発にあたり、ユーザーの反応を早期に知り事業をより具体的にしていくために、迅速かつ費用を抑えたアプリ開発を実現したい方

・ノーコードアプリ開発が実際どんな感じなのかなのかわからない方

・自社にノーコードのエンジニアがいなくノーコードアプリ開発の外注先を探しているが、信頼性や品質、コストパフォーマンスの高さを重視したい方


このような方のお役に立てれば幸いです。


☑️ノーコードアプリ開発について

ノーコードアプリ開発とは

ノーコードアプリ開発とは、専門的なプログラミングの知識がなくても、ビジュアルなインターフェースを使ってアプリを開発できる技術のことです。

これにより、エンジニアの技術力に頼ることなく、迅速、かつ費用を抑えたアプリ開発を実現することが可能になります。


ノーコードアプリ開発なぜ注目されているのか?

近年、ビジネスや個人の間で、アプリ開発の需要が急速に高まっています。

その背景には、スマートフォンやタブレット端末の普及によるアプリ利用の増加や、ビジネスの効率化、デジタル化の進展などがあります。

ただ、新規事業や新規サービスを一発で当てるというのは到底容易ではなく、また、市場の変化も激しい時代であるため「とにかく小さくスタートして早く、安く、リスクを抑えてサービスをローンチまで持っていきたい」というニーズが増えてきています。

それを実現できるということが、ノーコードアプリ開発が注目されている大きな理由であります。


実際に、海外含め国内でも、ノーコードで開発したアプリからスタートしたビジネスの事例や成功事例までも増えてきています。


また、昨今においてIT人材の不足が大きな問題になっており、エンジニアがいなくてもWebサービスを開発することができるということも、ノーコードが注目を集めている一因です。

実際に、ローコード/ノーコード開発の市場規模としても、ITR2025年度には1,500億円を超えると予測しています。

ローコード/ノーコード開発の市場規模予測

出典:2020年度のローコード/ノーコード開発市場は500億円規模に拡大
今後も2桁成長が継続し、2023年度には1,000億円規模に達すると予測
ITRがローコード/ノーコード開発市場規規模推移および予測を発表


☑️ノーコードアプリ開発を外注するメリット

現代のビジネスにおいて、アプリの開発は非常に重要な課題です。

アプリは、ビジネスを拡大し、新しい顧客層を開拓する上で重要な役割を果たします。

しかし、アプリ開発には多大なコストと時間がかかり、特にスタートアップ企業にとっては負担が大きすぎます、、、

そこで、近年注目を集めているのが上記の通り「ノーコードアプリ開発」です。

ここでは、ノーコードアプリ開発を外注するメリットについて紹介します。


費用面でのメリット

ノーコードアプリ開発を外注する最大のメリットは、コストの削減です。

従来のアプリ開発には、開発者の高い技術力が必要であり、それに比例して開発費用が高額になることが一般的でした。

しかし、ノーコードを使用したアプリ開発の外注をすることで、高度な開発の技術が不要になるため、開発工数を削減してアプリ開発を進めることが可能となり、つまりは、外部のノーコードの専門家に依頼をすれば、開発費用の削減もでき、かつ、高品質なアプリを作成することもできるということになります。


開発期間の面でのメリット

従来のアプリ開発には、プログラムのコーディングやテストに多くの時間がかかることが一般的でした。

しかし、ノーコードアプリ開発は、開発者が手作業でコードを書く必要がないため、開発期間を大幅に短縮することができます。

自分でノーコードを学ぶ、または、自社でノーコードを扱える人材を育てるという選択肢も考えられますが、最低限ノーコードツールを扱えるようになるまで、一定の学習期間は必要になります。

その観点からも、ノーコードアプリ開発者に外注をすることで、アプリそのものを開発するための必要な時間を大幅に削減でき、開発プロセスがスムーズに進むことが期待できるということが言えます。

また、ノーコードアプリ開発には多少実装できることに制限があるので、「何ができて、何ができないのか、また、他にどんな選択肢、代替案があるのか」などの調査などの時間も短縮することができます。

さらに、サービスローンチ後のアプリのアップデートにも素早く柔軟に対応できるため、ユーザー側のフィードバックをもとに高速でPDCAサイクルを回してアプリのブラッシュアップをしていくということも可能になります。


専門的な知識を持った開発者に依頼できること

ノーコードアプリ開発を外注することで、専門的な知識を持った開発者にアプリの開発を依頼することができます。

ノーコードアプリ開発といえど、要点定義のスキルやUIUXデザイン設計のスキル、また、ノーコードツールを使いこなしてアプリを開発していくスキルなど様々なことが求められます。

外注先には、アプリ開発に必要な専門知識を持っているPMやデザイナー、エンジニアなどの専門家が在籍しているケースが多く、ノーコードアプリ開発を外注することで、そのような専門的な知識を持った開発者に依頼することができます。


Adaloというノーコードツールには、公認のエキスパートの地位が設けられており、自分はその公認のエキスパートとしてアプリ開発のご支援をさせていただいております。

また、自分のチームにはPMやUIUXデザイナー、ノーコードエキスパート等も在籍しており、一貫したご対応でご支援をさせていただくことが可能になります。


リソースを最適化できること

もちろんですが、新しいアプリを開発すること自体が目的ではありません。

「ビジネスとして成立するアプリ」を作っていく必要があります。

そのためには、サービスコンセプトの確立、ユーザーインタビュー、課題と解決策の特定のための仮説検証、アップデートで実装する機能の優先順位づけ、マーケティング、プロモーション戦略の立案と実行、UX設計などなど…

特に、初期フェーズではサービスをグロースさせていくためにやるべきことは山ほどありますよね、、、

そんな中で、開発を外部の開発者に任せておくことで、アプリ開発自体への工数を削減することができるため、サービスのグロース戦略によりリソースを割くことができます。

実際に、下記のサービスはノーコードで開発したからこそリソースを最適化することができ、グロースさせていくことに成功にできたと言われています。


☑️ノーコードアプリ開発を外注するデメリット

次に、ノーコードアプリ開発を外注するデメリットについて紹介します。


開発者の技術力や信頼性の問題

ノーコードアプリ開発には高度なプログラミングの知識が不要であるため、比較的簡単にアプリを開発することができますが、それゆえに開発者の技術力や信頼性には注意が必要です。

専門的な知識を持った開発者であれば、アプリの品質の担保やノーコードでの実装の可否、ノーコードアプリ開発の注意点、また、納品後の運用のことなどについて十分に知見があるため問題が起きにくいですが、そうでない場合はアプリの品質に問題があったり、プロジェクトが期待通りに終わらないという可能性も考えられます。

実際に、「アプリ開発初心者が作った感が否めない成果物を納品だけされて、運用後のことも何も聞けないまま連絡が途絶えてしまった…」というご相談をいただいたこともありました。

なので、開発者の技術力や信頼性を担保するためにも、開発実績チームの体制ノーコードエキスパートの存在などを確認したり、ノーコードアプリ開発に関する質問、また、納品後のこと等を擦り合わせていく中で、しっかり吟味をする必要があります。


コミュニケーションの問題

ノーコードアプリ開発を外注する場合、開発者とのコミュニケーションが非常に重要です。

しかし、開発者側はビジネスオーナーではないということもあり、コミュニケーションの問題、齟齬が発生する可能性があります。
例えば、「開発者とのコミュニケーションがうまくいかず、実は要件のすり合わせがしっかりできていないままプロジェクトを進行してしまって、最終的に思っていたものと全然違うものを納品されることになった…」なんてケースも考えられます。

なので、アプリを開発しようとしている背景や目的の擦り合わせから打ち合わせを進行し、「まずは何を作るのか」ということをビジネス面、システム面、デザイン面等の観点から事前にしっかりと認識の擦り合わせをする必要があります。


開発リソースの問題

外注先(ノーコードアプリ開発者側)はアプリを開発すること自体がメインの業務であるものの、個人または、チームで複数案件を回しているケースが多いです。

なので、開発者側のリソースが分散してしまうというケースも考えられます。

もちろん、ファーストプロジェクトにて、定められた納期の通りプロジェクトを完了するということはいうまでもなく当たり前ですが、納品後の対応や関わり方に関しても、事前に話し合っておく必要があります。

実際に、「もともとの外注先は、ファーストプロジェクトに関しては納期を守って納品いただいたが、その後優先順位が下がってしまったのか、保守運用、アップデートへの対応が原因で外注先のリプレイスを考えている…」というようなご相談をいただくこともありました。


☑️ノーコードアプリ開発の外注を失敗しないためのポイント

アプリ開発を外注する際には、以下のようなポイントに注意することで失敗を避けることができると思います。


開発者の選定方法

ノーコードアプリ開発を行っているチームや会社はいくつもあり、また、ノーコードツールの種類も様々であるため、適切な開発者を選定することが重要です。

選定をしていく際の判断材料としては
・開発実績
・見積もり金額
・担当するメンバー(開発やデザインのスキル)
・コミュニケーションスキル(要件定義力、提案力など…)
・対応範囲(マーケティングや資金調達など、ビジネスグロースの部分までなど…)
・納品後の関わり方など…

様々あるかと思いますが、これらのバランスを考慮して最も信頼できる開発者を選定することが必要です。

また、作りたいアプリに適したノーコードツールを扱える外注先を選ぶことも重要です。

なので、ノーコードツールへの知見がある程度あれば、「ツール選定を行なってから外注先を探す」ということもいいと思います。


開発中の進捗管理方法

ノーコード開発とはいえ、開発スタートから1週間で納品まで持っていくことができるプロジェクトもあれば、要件定義やデザインの擦り合わせを諸々含めると3ヶ月ほどかかるプロジェクトもあります。

なので、ノーコードアプリ開発を外注する場合、案件に応じてクライアントと開発者とのコミュニケーションがスムーズに行われることが必要です。

そのため、開発者側に開発途中のアプリの挙動に関して画面録画などで共有するということを求めたり、場合によっては、開発者側と進捗状況の確認等を行う定例の機会を設けるなどをする必要があります。

万一、ユーザーインタビュー等の結果によって、要件の修正をする必要があるという場合に柔軟に対応するためにも、適切なタイミングでコミュニケーションを行うことが必要です。
その際には、開発者に対して具体的な要望を明確に伝え、再度要件を定義していく必要があり、場合によっては、予定していた費用や期間の変更が必要になることもあります。


☑️アプリ開発の失敗のリスクを抑えるためのポイント

前提として、アプリ開発、また、ITプロジェクトはそもそも難しいものということがあります。

実際に、2018年の日経コンピュータの「ITプロジェクト実態調査 2018」によると、15年前より26.1ポイント改善されたものの、システム開発プロジェクトの成功率は52.8%だったとのことです。

つまり、2つに1つのプロジェクトは失敗に終わったということです、、、


なので、ここではアプリ開発の失敗のリスクを抑えるためのポイントについて紹介します。


まずは小さく始めること

下記の記事でも述べていますが、アプリ開発の失敗のリスクを抑えるためには「まずは小さく始めること」が大事だと思います。

例えば、自分でレストランを開こうと考えた時に、いきなり大規模な建物を作ってシェフと従業員を大量に雇う、なんてことしませんよね。
まずは、特定の場所で小さな食堂を開いてやってみたり、キッチンカーを借りてやってみたり、などから小さくスタートしますよね。

それと同じです。

アプリ開発において「まずは小さく始めること」に関しては、下記の記事にて詳しく述べているため、よければ下記の記事もご覧いただけますと幸いです。


☑️まとめ

本記事では、ノーコードアプリ開発について外注するメリットやデメリット、失敗しないためのポイントについて解説してきました。


ノーコードアプリ開発を外注するメリットとして

・費用面でのメリット
・開発期間の面でのメリット
・専門的な知識を持った開発者に依頼できること
・リソースを最適化できること

を紹介させていただきました。


一方で、ノーコードアプリ開発を外注するデメリットとして

・開発者の技術力や信頼性の問題
・コミュニケーションの問題
・開発リソースの問題

を紹介させていただきました。


さらに、ノーコードアプリ開発を外注する際は

・開発者の選定方法
・開発中の進捗管理方法

などに注意すべきであり

アプリ開発の失敗のリスクを抑えるためには「まずは小さく始めること」が重要ということについて解説をさせていただきました。


ノーコードアプリ開発は、外注することで効率的に開発を進めることができますが、一方で注意点も多い分野になります。

この記事がノーコードアプリ開発をする際の少しでも参考になれば幸いです。


また、自分はノーコードを使用したプロダクト開発をご支援させていただいております。

チームには、PM、UIUXデザイナー、ノーコードエキスパート等が在籍しており、ご要望次第では、一貫したご対応が可能になります。

無料でのアプリ開発のご相談、無料でのサンプルアプリの作成も可能なので、ご興味がございましたら、お気軽にご連絡をいただければと思います。

SNSでの活動も行っているため、よければ下記のSNSもチェックしていただければ幸いです。


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