社畜38歳があてもなく会社を辞める決断をした理由

今日は2022年6月1日。
会社員としては昨日が最終日を迎え、今日から1か月有休消化となる。

「次は決まっているのか?」

友人だったらそう聞くだろう。

答えはNoだ。

過去に会社員として2社経て、8年ずつ勤務していた私がだ。

「会社に不満があったのか?」

なかったわけではない。だけどもっと本質的な理由で辞めた。

新卒で16年社会人をやってきて幾度も、

独立しようだとか、
起業しようとか
考えたことがあるけど

一度も行動に起こさなかった。

結局、会社の人間関係のガマン料として
毎月安定的に得られる収入を16年もらい続けた。

お金は派手に使わず、貯め続けた。
家に眠っている不用品は処分してなるべくモノを増やさないようにした。

無難に、ノイズを減らした生活。

とある日、会社から帰ると、
妻が泣いていた。

理由は、お父さんが倒れ病院にいるという連絡を受けたらしい。

後日妻は、病院へ行き病状を聞きに行った。

写真を見たが全身不随で、
もちろん手足は動かず自分で食事することもできない。

目や細やかな表情でしか自己表現ができない状態だ。


延命措置をするか否かの選択肢しかない状態。

これを見たときに思った。

「人間て簡単に終わってしまうのか」と。


自分が生涯を終えるときのことを考えた。

自分が死んだときに、


周囲に何か誇れるものは残しただろうか。
やり残したことはないだろうか。

そう思うと何も見つからない。
著名な有名人が他界するとき多くの人が偲んでくれるテレビの映像を想像している。
あそこまで大きくはなくとも、何か残せるものをしていきたい。

これまで会社員をしてきてリスクを取ってこなかったことを後悔している。

正直ためたお金や資産は、自分の墓には入れられないし使えない。
ましてや老後に使うといっても体が健康でなければ、使える範囲が狭まれる。

かろうじてまだ体は動く方だ。
成人して18年。ちょうど折り返しの時期に迫っている。
人間いつ死ぬかわからない。
今から挑戦しても良いのではないか。

そういった理由があり、
いままで腹の底で静かに鎮座していた思いが、妻の父親の状態を見て奮い立たせた。

しかし特に計画はしているわけではなく、退職届を提出した。

自分が起業・独立するのに、会社員をしているという意味がないからだ。
会社員をしているときのマインドは所詮会社員だと思っている。

独立するために、副業もいくつかやって一定の収入も得られた。
だが、行動が退職まで行かない限り、次の思考に進まないのだと確信している。

パートナーを作りたいのであれば、家で悶々としているのではしょうがない。渋谷の街に出てナンパしてみるとか実際に行動して次の思考が生まれる。

会社員が起業・独立って言っても、
所詮キレイにやろうとしているだけ。

つまり、確実に当たるビジネスチャンスを探してから起業するみたいな思考と考えている。

何度もチャレンジしないと成功はしないと考えている。

とはいってもノープランは怖いのは事実。

実際、結婚もしているし、
子供もできる予定だし
資金面で苦労するかもしれない。

それでも自らを環境に置いて、どう行動していくか人体実験をしていきたいと思っている。

この際、失敗したら笑ったら良い。

(まだ)同じ会社員のあなたに良い刺激になることを願っている。




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