青春の終わり
青春の終わりを意識したことありますか?個人的な青春の終わりは哲学的なことを考えるのをやめたときだとおもってます。
青年期の文学少年に起こりがちな現象は超俗的な感覚とナルシシズム。
具体的には「自分は気づいてる。でも、周りは気づいてない。」って思って、悦に浸ることですね。本人は認めないけど、ナルシシズムに浸っているために他人の価値観も認められない状態な訳です。頭では分かってるけど納得ができないという風に。
ない頭で、いかにも哲学的で抽象的なことをああでもない、こうでもないって考えて、当然多くの人はこんなこと考えてるはずもなく、その結果強い孤独を感じ生きている訳です。
そんなことを繰り返して、大抵の人間は孤独感に耐えられず哲学ぽいことを考えるのをリタイアして、実社会に帰っていくわけです。
岡本太郎は青春を捨てるなと言っていましたが、才能がある人間は青春を捨てなくて良いのです。普段考えてることを小説家は小説に込め、芸術家は芸術に込める。しかし、現代において哲学的な考えはただ邪魔なだけです。昔に比べて芸術で生きることのできる人間は限られ、実生活で哲学的なことを言っていたら狂人であるか神経症を発症していると思われるのがオチです。実生活では疑問を持たず、無意識的に周りに歩調を合わせて生きていくのが最も生きやすい生き方なのです。
自分は絶賛哲学考え中の典型的な青年期の文学少年状態(大1病)ですが、1年後には就活やばいとか言っててなんも考えなくなると思います。でもそれが本当の意味での青春の終わりなんだと思います。って考えたらめちゃくちゃ悲しくなりました。笑
でも1年後にはどうせこんな感じのことも考えてないと思います。まあそれまでにニーチェの著書を少し漁ってみてもいいかなとは思ってます。