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防音職人とウェブサイトの想い出

防音職人は今年の8月15日に独立開業20周年となります。私が初めてホームページを趣味で立ち上げた2003年当時は、無料ホームページサービスと、ちょっと割高な有料レンタルサーバーのサービス(ホームページのコンテンツを転送するサーバー)があり、主に後者は事業者が利用するサービスでした。
無料ホームページサービスは、現在もいくつかありますが、大半がCMSタイプのブログを内蔵するウェブサイトです。20年前には無料版はありませんでした。
サブドメインの無料ホームページサービスで、当時有名だったのがジオシティーズで、貴重なコンテンツを公開している専門的なサイトが沢山あり、私も画像やウェブの雛形をお借りしていました。アイコンや壁紙(背景など)を無料で提供するホームページが沢山あったように、ホームページ初心者などを支援するサイトに大分助けられました。

現在は大半の無料版が終了して、従来型の無料ブログサービスが残っているだけですが、アメーバブログ以外は、殆ど淘汰されて利用者が激減しています。システムが古いだけでなく、コンテンツのデザインや記事とは無関係な大きな広告表示がされるようになって、利用者が激減したようです。

私の元契約者が長年利用していたブログも昨年投稿を停止して、ブログをホームページ本体に移動させました。これもコンテンツと無関係な広告表示が原因です。

広告表示のないブログはnote以外にはないと思います。広告表示がないことと、使い勝手が良いのでGoogle検索にも強いです。検索エンジンはコンテンツと無関係な広告表示を評価しないだけでなく、表示順位を上の方に出さなくなります。広告が表示されているブログで評価されているのはアメーバブログくらいでしょうか。コンテンツと関係のある広告しか表示されていないので、良い評価をされていると思います。

防音職人も趣味で利用していた大半の従来型ブログ利用を止めました。現在は、「この防音職人note」とCMSタイプの内蔵型ブログしか利用していません。それにしても、貴重なコンテンツを公開してくれていたリンク先が無くなったことはネット上の大きな損失です。
今回の記事は、ホームページ開設当初から最近の記事投稿まで振り返って、主にブログ活用について感想を述べたいと思います。

防音職人のウェブコンテンツはすべて公開しています

PWなど鍵をかけているコンテンツは、防音職人にはありませんので、ホームサイトや関連する情報サイト、ブログの全てが閲覧できます。
*鍵をかけると検索エンジンに表示されなくなるので、ツイッターが会員以外にコンテンツ(投稿記事)を表示しなくなったのは大きなマイナスです。
*私も自分のアカウントを持っていますが、あくまで記事を読むだけのアカウントです。記事の投稿はやっていません。

無料で出来る仮想空間のRPGでさえ、無料でコンテンツを利用できる時代にクローズしてしまうなんて、新規のユーザーを排除しているようなものです。
私は防音職人のホームサイトのコンテンツでさえ、メールでの質問を受け付けています。閲覧や質問事項の回答を有料サービスにするつもりはないです。

ちなみに、ブログの中でnoteは検索エンジン対策として弱いと誤解している人が居ますが、少なくとも防音職人の記事を検索する限り、むしろ本体のホームサイトよりもキーワード検索で上位に出てくることがあります。
これは、従来型のブログと異なり、コンテンツと無関係な広告表示がないため、グーグル検索では有利に作用しているようです。
カスタマイズの自由度よりも、広告表示がないことのほうが遥かにメリットがあります。それとブログ構造の最適化が図られていると思います。

自営業者とブログ

私の知人にはホームページやブログを運営している自営業の人が多く、自分の活動や仕事の宣伝を、固定ページと内部ブログを組合せたCMSタイプのホームページを中心に複数の外部ブログを使っています。

私の方は現在は、このnoteブログが中心ですが、適宜、ホームサイトのブログでも定期的な投稿をしています。大半がブログの記事投稿によって更新するスタイルです。
自営業は日々の経理事務を含めてすべて自分でこなしているので、ホームサイトを更新する時間がなく、ブログによって比較的新しい情報を発信しています。
仕事の相談者にとっても、仕事の動きや活動状況などホームサイトの固定ページでは見えないコンテンツを、ブログの記事で確認することが出来ます。

ブログでコンスタントに投稿できるということは、運営者本人が地道に仕事を続けていることの証であり、現役のエンジニア・クリエーターであることを示しています。仕事の依頼者にとって、ブログは有効な判断材料になります。私は、自営業者こそが積極的に活用すべきウェブツールだと思います。
*宣伝を外注したり、営業の協力者を雇う経費が節約できることが大きなメリットでもあります。

約20年前に知り合ったネットユーザーや仕事の協力者の中で、現在もウェブサイトを活用している人は、数名しかいません。
仕事関係でも、私の専門分野に限定すると、音楽教室の先生以外では、ホームページの更新が止まり、ブログの投稿も殆どしていない状況です。
*ブログの投稿を止めると、閲覧者は活動を停止していると誤解することがありますので、適度に更新したほうが良いです。

私は、今後もブログ中心のスタイルは変わらないと思います。現在もブログ記事の質問に対するメールでの返信は続けていますので、ウェブサイトの問合せページからご連絡いただければ、数日以内に返信できます。
*ホームページ:防音職人ホームサイト
*プロフィール・お知らせ(ブログ):防音設計プロフィール
*テーマ別記事の窓口ページ:木造音楽室・防音室特設ページ

専門業者探しとウェブサイト(ブログを含む)

私の本業である木造音楽防音室の「音響・防音設計」および「建築計画のコンサルティング」の特長的な考え方は、ホームサイトだけでなく、随時ブログで投稿しています。両方を読んでいただいた上で、自分が希望する専門業者を探す手がかりとしていただければ幸いです。

木造ピアノ室の設計・施工費用を算出するに当たり、防音設計及び専門的な防音材の概算は比較的算出しやすいのですが、木材・木製品の費用が近年高騰しているため、この段階の費用的な可否判断が極めて重要です。私の担当の音響・防音設計で使用する「無垢材フローリング」「軟質シージングボード」「軸組のプレカット材」「合板類」は必要不可欠な建築材です。
これがピアノ室の音響・防音レベルを左右します。
専門的な防音材は標準仕様がほぼ決まっていますので、建築の総予算に収まれば発注の目途は立ちます。
むしろ、木材・木製品のほうが費用的には大きく、確認申請段階において予算を確保しないと実現性が危うくなります。

一般的な専門業者は、防音室の防音材ばかり気にしますが、木造ピアノ室は、木材・木製品の確保が防音材以上に重要です。この重要性については、ホームページだけでなく、ブログで投稿しています。

特にブログには運営者の専門家としてのスタンスや考え方が表れますので、ブログの投稿記事を読むと概ね専門家の特徴が見えます。

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