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組み込みソフト屋さんはリモートワークできないのか?

今年になって、半ば強制的に働き方が変わってきましたよね。
仕事がリモートになって出社の必要がなくなった方も多いかと思います。

そんな中、私の職場も一時的にリモートワークを行うことになりました。
しかしそれは「事業継続のためにやむを得ず」というスタイルであり、しばらくしたら従来通りの出社に切り替わりました。

私の職種は組み込みソフトエンジニアであり、製品を動かすためのソフトウェアを開発することが仕事です。

出社に戻す理由としては色々並べられていましたが、
製品(ハード)がないと効率が悪いから、というのが大きな理由のようです。

率直に思ったのは、
ハードがないと効率が悪いって本当なの?

結論としては、
 - 一部リモートは十分可能
 - リモート可能にするために仕事のスケジューリングは必要
です。

※日頃必死にリモートできますアピールしてますが、現在は出社スタイルです。。。

[追記]
こちらの記事を整理して、ブログで公開中です。

組み込みソフト屋さんのお仕事

リモートが可能かどうかを考えるためには、日頃の自分の仕事を洗い出す必要があります。

大雑把ですが私の仕事をざっと挙げるとこんな感じです。

○製品開発系
 - 設計(仕様検討)
 - ミーティング
 - 仕様書作成
 - コーディング(プログラム作成)
 - デバッグ(動作確認) ★
- テスト ★

○上記以外
 - 部門のための業務(雑務)
 - 特許検討
 - 特許執筆
 - 他者特許調査

上に挙げた業務のうち、実際にハードを必要とするのは★が付いた項目です。
こう見ると結構少ないですね。

ハードがないと効率が悪い、は本当か?

こうやってみると、ハードがないと効率が悪いと言いながらも、本当にハードが必要な作業って実は少ないんですよね。

製品開発の時期によってハードを使用する割合の増減はありますが、いつでも必ずハードをガッチリ使っているわけではありません。

逆に言えば、その他のほとんどの業務はハードが必要ない=効率の悪さの理由にはならない、ということです。

完全にリモートでというのは難しいですが、例えば
週に2、3日リモートで業務し、出社日にハードを使う仕事をする
というのは十分可能だと思います。

うまくやらないと効率が悪い、というのも事実

例えば一部リモートが可能になったとすると、その日はハードを操作する作業はできなくなります。

リモートでできなくもないですが、例えば電源を入れるとか、コンセントを抜き差しする、なんて作業が必要だと結構難しいですね。
出社している人にお願いすることもできますが、流石に気が引ける部分もあります。

そうすると、日頃気になればすぐハードを使用していた場合、その業務を出社日に集約することが必要になります。

大きな日程だけ引いて間に合うように作業するような進め方だと、使いたいと思った日にハードが使えずに作業が進まなかった、なんてことになりますね。

日頃から、例えば週の頭にその週行う作業のスケジュールを立てていればその内容を組み変えるだけで済みます。
そうではない場合、スケジュールの立て方やタスク管理方法など、見直さないと効率の低下は避けられません。

終わりに

今日は組み込みソフト屋さんはリモートワークができるのか?について考えてみました。

私の結論としては、組み込みソフトであっても一部リモートワークは可能だと思います。しかしそのためには業務の組み立て方を見直す必要は出てきます。


現実には、こまめにハードの使用履歴とか作業計画とかまとめてアピールしてるんですけど、変わらないんですよね。。
いつかリモートが当たり前のように導入される職場になるといいんですが。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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