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#1-1 どこでも黄金宮殿①


こんにちは。

23歳沖縄県民
仲盛壮大郎(そうたろう)です。

日本縦断しながら映画作ってます。

現在20県目の神奈川県にいます。


旅を開始してそろそろ3ヶ月が経過します。

僕たちの旅は基本的に
車中泊で移動しながら泊まるスタイルです。

この生活で必要不可欠なのが車。


旅が始まった事をどこから定義づけするのか
結構複雑な始まりでした。







スタート地点の釧路で車と合流し
自分たちの理想の形でスタートしたのが

9月6日





今、旅を共にするパートナーと
沖縄県外で合流したのが

9月2日





僕自身が
沖縄県を出発したのが











8月24日









ん???


なんかすごい期間がバラバラじゃないか?


そうなんです。



今回記事にしたいのは
その沖縄を出発した

8月24日から
9月1日までの話を
まとめたいと思います。



いったい何があったのか?

まず気になると思うのが
この1週間どこで何をしてたの?

というところです。

そうですよね空白の期間があるので笑

お答えしましょう。







8月24日から沖縄を出た僕は










釧路市でホームレスになっていました。









え?何してるの?

と思われたかもしれたせんが、



事実だけ述べると
まず釧路空港であてもなく

ポツンと荷物と一緒に降りました。








めちゃくちゃ怖かった。






8月なのにパーカーつけるくらい涼しいし、
4ヶ月生活した
沖縄と1番遠いところに
たった1人でいる事実。


あの日が強烈に怖かったです。



まずなぜこういう状況になったのか。

順を追って説明しましょう。





8月23日に車が北海道に着く(予定)



それに合わせてチケットを取る



27日に北海道で予定を入れる



車の移送にアクシデントがあり9月6日に
移送日が変更になった



旅を共にするパートナーが
飛行機のチケットを変更できない形式で購入



27日に予定を入れてしまっていたので
代わりに僕が釧路に行くことになる。
(パートナーとは後日合流)



今釧路!





わかりましたよね?(わからない)



準備って大事ですよね笑


万事に対応できるよう
準備しようと心から決めた日でもあります。


そういったこともありまして

めちゃくちゃ考えたわけですよ今後のことを。


まず空港で1泊1800円ぐらいの格安宿を探し
バスで市内に向かってスーパーの
プライベートブランドのカップ麺を購入し、


最小限のダメージで生活するスタイルに
持っていくつもりでした。


帰り道に撮った線路。綺麗でした。



その日食べたたぬきそばが本当に美味しかった。



宿に到着し、移動の疲れをとる。

こちらに泊まりましたStay@釧路。
素敵なところです。
ドミトリーと呼ばれる形式
このベッドが縦2つ横3つ並んでいます。
ここが僕のスペースでした。



ドミトリーと呼ばれるスタイルで、
他の宿泊者とが隣でワイワイしてる中
1人でひっそり生活してやろうと
息を潜めてベッドへ。


色々バタバタしてた疲れもあってその日は
めちゃくちゃ寝れました。



次の日起きて、まずここはどこ?
あ、釧路か
今日は何をしようかなと
考えたところ、







やる気が起きない。







なぜかモチベーションが上がらない。
なぜだ。




とりあえず1日1日を最小限のエネルギーで
生活しようと考えていた時に、





沖縄出発前、車のデザインをしてくれた
友人の父からいただいた本を
読んで時間でも潰すかと。



本をいただいたのは成田さん(左から2番目)
その息子のばく森君(1番左)に
車のデザインを担当してもらいました。

沖縄県名護市 2022.8.14







そしていただいた本がこちら。

新潮社の深夜特急 第一便 黄金宮殿





世界中を旅する旅人の話なのですが、
その本の開始時点で主人公は、






インドのデリーで
行き場をなくし
ドミトリーに泊まり、
10ルピーのチャイを飲み
それを繰り返すだけの日々を過ごしていた。


めちゃくちゃ自分自身の今の立ち位置と
シンクロして鳥肌立ったんですよね笑



旅先で最小限のエネルギーだけで
生活しようとすることなんて、


人生でほとんどないと思います。


旅行は楽しいので笑




ただ、こんな稀有な状況を体験して、
同じ立場になって、


旅をする前なら
確実に共感できなかった部分に

スタートでめちゃくちゃ共感するという
アハ体験がありましたね。




その後主人公は、自分の隣の旅人が
似た環境になっていて
自分はここにいてはいけないと思い
宿を飛び出た。


というふうに書かれてました。








外に出なきゃ






影響を受けやすい人間なので、


本を閉じ、カメラを持って




外に飛び出ました。




とにかく歩いて、
色んな場所へ向かいました。


釧路港
カモメ
市内はこんな感じ



知らない場所をワクワクした気持ちで歩くと
少しずつ晴れやかな気持ちになってきました。



その日の夜
バイトを探すアプリで見つけた
弁当工場に勤務し、お金を稼ぎました。


初めての夜勤がめちゃくちゃ疲れました笑


ただ、宿に戻った時の充実感が強く



明日が楽しみになりました。



そして次の日、

なんと宿の自転車を貸して貰える事になり、 
少し遠出しようと思い、

釧路湿原へ。


20km強の道でしたがほぼ山道。

しかも借りた自転車が
なかなかの年季が入っておりました笑


まさかのギア無しママチャリ。
山道がとんでもなかったです。



この日は30℃超えでかなり暑かったです。

水は500mlペットボトルに入れたものだけを
持って行ったのですが、
如何せん、夏と坂がすぐ水分を奪い


7km過ぎたところで水が切れ喉がカラカラに

しかもそこから2キロ上り坂だったんです。

めちゃくちゃキツかった笑
帰ろうかと思いました。



そこで見つけたのが、







怪しい…。




販売店なのか、もしくは変な場所なのか。



不安があったにも関わらず
いつの間にかペダルを漕いでました。


すると



なん…だと……?


あるじゃないですか天然水。
しかも無料!





めちゃくちゃ冷たい。



山の中だったので
雄叫びあげました。






めちゃくちゃ生を実感した瞬間ですね笑




水こんなに美味いんだと思って笑




感情が爆発しました笑



無事水分と気力をチャージし、

釧路湿原に到着。


めちゃくちゃ広い。


絶景でした。


知らない土地でここまで体験できるんだと、
めちゃくちゃワクワクした日々でした。


ちなみにまだ旅が始まって3日目です。

一気に9月1日まで
まとめようと思ったのですが


一旦ここまで。



続く。




元気な顔になりました。


仲盛 壮大郎

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