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人生における正解行動

 35,000回もの決断

 あなたは自分の選択を誇りに思えた経験はあるだろうか。また、人生で決断を後悔したことがあるだろうか。人は1日当たり35,000回もの判断を行うといわれている。朝アラームが鳴って、まずは起きるかこのまま寝てしまうかという人類のDNAに強く刻まれた選択を行う。その後、顔を洗うか、歯を磨くか、ご飯の支度をするかに悩まされ、1日の予定を悩む。こんな感じで我々は気づかないうちに35,000回も悩み、そして決断を下している。実は人間に優柔不断なんていないのかもしれない。まぁそんなに決断を迫られていれば成功体験も後悔の残ることも両方あって当たり前だと思える。

スタバでの事件

 僕はアルバイトに行く1時間前にスタバで本を読んだり課題をしたりするか、カラオケで叫び散らかすかという選択を毎回行っている。どちらかをすることは僕の中では決定事項だ。

 その日は本を読みたい気分だったため、スタバに向かった。店内に入り、キャラメルマキアートのホットを片手に優雅な日曜日の朝を過ごしていた。
日曜日でも駅前のスタバは人が多い。勉強をしに来る高校生や、友達とおしゃべりする大学生、テンションが完成されたおじいちゃんおばあちゃんで席はほとんど満席だった。僕は1人用の席に座っていて、向かいの2人用の席にひとりの女性が座っていた。しばらくして、2人組の女性がドリンクを手にこちら側を見回す。しかし席は埋まっていた。正確には『ほとんど』埋まっていた。困った彼女たちは相談し始めた。しばらく悩んだ後に彼女たちは1/35,000の決断を下した。彼女たちは僕の正面に座る女性の隣の席に陣を取ることに決めたらしい。彼女らがその席をためらっていたのも無理はない。その席には何かが書かれた小さなプレートが置かれていた。僕はふと自分の隣のテーブルを見た。するとそこには似たようなプレートが。

『こちらの席のご利用はご遠慮ください。』

彼女たちは周りを少しきょろきょろとしながらその席に腰かけた。せっかくの優雅な朝がこのままでは罪悪感に浸食されてしまう。そう思った僕は思いついた作戦を実行することに。

作戦はこうだ。僕はバイトまでの時間をつぶしているだけで、あと10分もすれば席を立たなければならない。それならば、少し早いが僕が席を立って正面の席の女性に席を譲り、そこで空いた2人用の席に彼女たちを案内する。そうすれば女性たちはみな不幸を被らずにいれる。幸せな朝を過ごすことが可能に、、、!

さぁ、がんばれ僕。僕ならできる。僕の愛嬌と最強の笑顔、優しい声をフル活用するんだ!そうすれば怖いものなんてなにもない!さぁ覚悟は決まった。行くぞ!!!!

勇気を振り絞った僕はまずおひとり様の女性のもとへ歩みを進めた。声をかけ、、、ようとしたその瞬間のことであった。ちらっと隣の席が目に入る。あぁ、あのコロナ予防のプレートがあr、、、!?

『ご飲食中もマスクの着用をお願いします』

その0,3秒の間にえげつないほどの思考が。待て待て待て待て。ということは彼女らが座っているあの席の利用自体は制限されていない!つまりこのまま女性に話しかけるのはやばすぎる!!!

僕はきれいに回れ右。店員さんに『ごちそうさまでした』と用意していた笑顔と声を放出。何事もなかったかの如く店を後にした。その歩き姿はさながらポーズを決めて舞台袖に戻っていくモデルのようだっただろう。僕の頭の中には、突然自分の方に見知らぬ男が歩いてきたことに驚き不思議に思いながら見上げた女性の顔が焼き付いていた。

正解と不正解

 人生に正解も不正解もない。と思う人はたくさんいるだろう。しかし僕はそうは思わない。普段の生活において、正解の行動はあるのだ。スタバで僕が席をたち、女性に声をかける作戦は確実に僕の人生における正解行動であった。しかし、もし僕がプレートの文言を見ずに声をかけたしまっていたなら、怪訝な顔をされたであろう。つまり状況が変わったのだ。僕の作戦が正解だったのはそのプレートが僕の思っていた通りのものであったときだけである。しかし、実際は違った。僕が思っていたものとは違った。その瞬間、僕の認識している状況は正しいかという確認をとったことで状況が違うことに気づき、正解行動が変わった

世の中には必ず正解はある。しかし、状況が変われば正解は変わる。正解はこれだと思ってもそこで視野を狭めてはいけない。そこで決めつけ、思考を止めた瞬間に盲目になってしまう。勇気ある正解行動が間抜けな不正解になってしまうということだ。

ところで彼女たちはなぜあんなにキョロキョロしていたのだろう。

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