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茶道スタートアップ       WACHAの誕生秘話①

WACHAが誕生するまで、実は長い長い歴史があります。
今でこそ茶道スタートアップを名乗っていますが、全ては創業者が大学生の時に自宅で見つけた1つの楽茶碗から始まっています。

その楽茶碗が祖父が作ったものであり、
実に約1000個近くの楽茶碗が眠っていることを、その時初めて知りました。
その時点で祖父が亡くなってから既に数年経過しており、私自身も、恥ずかしながら楽茶碗が何かも知りませんでした。

美味しい抹茶を飲むためだけに千利休が生みだした究極の茶碗が楽茶碗です。土で手びねりされた茶碗は、ダイレクトに土のぬくもりと、
それを作った作者の魂が込められている、いわば芸術作品です。

千利休が黒樂(黒い楽茶碗)を生み出したのは、
当時電気がない暗闇のなかで抹茶を飲んだ際に、
あたかも自分の手で抹茶をすくって飲む感覚を追求したため、
なんていう逸話もあります。

この話が本当だとすれば、
千利休が如何にストイックかが伝わってきますよね?


<散り始めの桜と映る黒樂>

ここでは、WACHAの誕生秘話を振り返りながら、
お茶にまつわるエピソードや、スタートアップの話、
未来に向けての取り組みなどを、
一段掘り下げて話すような連載をしていきたいと考えています。

↑こちらは「花仙人」という芸名で楽茶碗を作陶していた祖父の作品の紹介サイトです。良かったら覗いてみてください😊✨


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