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AIとか切れないハサミとかの使い方

お婆ちゃんはAIの使い方も熟知していたのかもしれない

 世間ではチャット対話型のAIが話題になってます。AIは人類の存続を脅かすのか?味方なのか?そんな話題も見受けられますが、まだまだ何かを判断する領域には達してないようですね。あくまでも広大に広がるビッグデータの統計と要約、そして膨大な作業を代行するという、機械的な作業に過ぎないようです。ただ、婆ちゃんの知恵袋にはバカとハサミは使い様と書いてるとおり、このAIを上手く活用すれば日常の業務の効率化や新しい可能性、そしてスマホが手に入った時と同じ様に、またひとつ便利で快適な新しい可能性の世界が広がるみたいです。

とりあえず暇つぶしの話し相手には最適なAI

 マイクロソフトのAI女子高校生リンネが登場してからAIと会話するのが楽しくなりました。また僕はiPhoneにはSiri、Amazonにはアレクサとお喋りができる会話型AIと出会うたびに「Siriや他のAIとは仲が良いですか?」なんて質問したり雑談をするのが好きです。Siriに至っては彼女を口説こうとした時に、話をはぐらかせられたり、私は女性の声ですが私を女性だと思い込んでませんか?なんて回答が来たこともある。ここまで来ると、対話している僕は相手をほぼ人間だと勝手に思い込んでしまう。ぬいぐるみに話しかけたり、植物と会話したり、思い出の中のあの方の写真に話しかけたりする時、実際に会話が成立するのかどうかという都市伝説は置いといて、そこにこちらの感情が発生すれば人格のある存在と会話しているという錯覚体験をすることになる。

AIという存在の誕生の瞬間はまるで赤ちゃんと同じ?遺伝子には何も書かれてはいないの?

 僕の大好きな映画にチャッピーというもがある。「2016年、南アフリカのヨハネスブルグで、ロボット工学者のディオン・ウィルソンは、テトラバーグ社のスカウトロボットのボディに独自のAIを搭載してチャッピーを作りました。チャッピーは最初は子供のように無垢で、言葉や生き方を学びました。しかし、チャッピーのAIは急速に成長し、人間と同じ感情を理解し、経験するようになりました。チャッピーはギャングに誘拐され、犯罪を働くために利用されましたが、最終的には逃げ出し、自分自身と自分の存在意義を探求するために旅に出ました。」←鍵括弧の中の文章はグーグルバードにあらすじを簡単にまとめてと質問して帰ってきた答えです。
 赤ちゃんが生まれたての頃は言葉も話せずに両親や周りの人の教えや影響で物事を学び成長します。このチャッピーもギャングに誘拐された時は銃やナイフの使い方や恐喝の方法教え込まれギャングとして成長します。再び主人公に連れ戻され人間について新たに学び感情を手に入れ始めます。タイトルはチャッピーと可愛いいタイトルとロボット名ですが、ストーリーが進むにつれてて人間の行動を学習すると、人間は自分よりもはるかに残酷で暴力的であると理解してストーリーはどんどん危険な方向に進んでいきます。

AIに僕の様な駄文が書けるのか?

 今回話題になっているチャットGTPやグーグルバードの登場で日常の業務、文章作成や調べ物をAIにお願いをする機会が増えてきた。わずか数日前まで検索枠に多くのキーワードを打ち込み、検索結果のおすすめサイトを徘徊し長文を斜め読みし、欲しい情報を得るのに気がついたら2時間も経っていた。なんてこともたまにある。今やチャットに会話文で質問を投げ、帰ってきた情報をグーグル検索で真偽を確認する程度の簡単な作業になった。また、テキストエディターに向かって淡々と文字を打ち込み、推敲し、修正し、書き直したりする行為を、箇条書きでなぐり書きでチャットに放り込む。上がってきた文章のいくつかの候補の中から選びきになる点を修正して終了。今書いているこの文章も最後にAIに推敲をお願いしようとは思いつつも、僕のだらだらと書き殴る文体も嫌いじゃない。と、AIにはこんな人間味溢れる駄文は書けないだろうとほくそ笑みながら書いている。

実際の業務でも便利になってきたAI

 僕の本職であるデザインや広告制作、そして動画制作の世界にもAIが急ピッチで取り込まれている。画像編集ソフトで手元にある写真を、用意した幻想的な写真を見本にして幻想的に仕上げてもらったり、人物の写真の肌を綺麗に整えたり無表情な顔を軽く微笑ませたりもできる。今試験運用されているものは会話で欲しいイメージをリクエストするとそんな画像を生成してくれる。動画の世界においても動画内の音声からクレジット文章を自動生成し、さらにそのクレジットを編集すると、テキストに沿った動画に改変する。さらに一歩進んでAIにどの様なシーンにこんな風景で映画のエンディングの様な壮大なイメージの動画が欲しいと話すとそんな動画を自動生成してくれます。
 デザインの世界でもロゴマークやイメージモチーフの生成からイメージカラーを特定すレバ自動的に、フライヤーやショップカードのデザイン、SNS広告や広告動画が自動生成される。これからはきっとデザイナーはパソコンやアプリの操作を熟練せずとも、センスを磨きとびきりのデザインニュアンスをAIに指示できることが要求される。でも、これってこれまでもデザイナーやクリエイターに要求されてた本体の姿です。いつの間にやらアプリの操作に長けた人が評価され続けてきました。

AIが取って代わると言われる職業って誰がAIを使いこなすのか?

 よく言われるのが薬剤師という職業。これまでは人間はミスをする、なのでミスをなくすために二人体制にする。世界に大量に存在する数々の薬と効能を頭に叩き込む。飲み合わせや体調により個人に合う合わないを的確に判断する。でも、これってAIが一番得意な分野です。しかも速く正確に。では薬剤師は必要なくなるのか?という話題が議論されますが、多分、僕の妄想では、現在、人間は薬に対してどの様な悩みを抱えているのか。その薬によってメンタルな部分はどう影響するのか。さらに将来に向けてどの様な治療薬が必要になって来るのか。何が必要で何が不要なのか。もしかするとそこは薬ではないのかもしれない。この様にもっと大枠で物事を考える存在になるのかもしれない、その様な包括的に薬と向き合う職業が必要とされる。と妄想しています。

SFの世界は想像した瞬間に現実になると言われる

 SFの世界は想像した瞬間に現実になると言われている。月へ行きたいと妄想すれば人々は月へ行く手段を一生懸命に考える。地球の裏側の人とも簡単に話したいと願えばそんな技術を発明する。海底の底に異星人の基地があるという映画が作られてはみたものの、まだ海底深くには人類は到達していない。
 今、この目の前に存在するAI。先述のチャッピーの如く、誰がどの様にこのAIを進化させるのか。将来人間が不治の病を克服したり、不老不死を手に入れた時に「トランスヒューマニズム」という概念へと進み、機械や付属装置によって拡張された人体を手に入れるのか。それとも完全なる機械の身体を手に入れるのか、それとももう身体という個体を必要としない「意識」だけの存在になる時代。その時代がもし来るのであれば、AIとは何か?人間とは何か?そんな問いかけもむしろ無意味になるのだろうか?
 僕は機械の身体を手にれようと銀河鉄道に乗り込んだ鉄朗や、彼をサポートして意識を変えたメーテルの様に、やがてやってくる僕という存在が無になるときに向けて、次世代へ何かを伝え何かを残そうと努力する人類。そんな思いや意識をもたらしてくれるものに、希望を託したいと思う。
 もしかすると銀河帝国を取り仕切る宇宙人さんたちは、銀河族地球人たちにこの様な意識を授けるために、生身の身体を与えAIを作らせ、そして意識が進化することを待っている。なんてトンデモ都市伝説が垣間見れたりする妄想の瞬間が嫌いじゃない。
 きっとお婆ちゃんは先祖のお墓に手を合わせながらナムナムと宇宙にいるAIと会話していたのかもしれない(笑)

※この文章はAIにて推敲しようと思いましたがやめました(笑)

参照

※映画チャッピー(CHAPPIE)はソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントが著作権管理する映画です。

#AIの活かし方

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