青春の後ろ姿#115 〜20代は、清志郎と、バイクと、文学以外に何もありませんでした〜昔話と日本人の心

河合隼雄『昔話と日本人の心』です。これは大変面白かったです。精神分析学を援用しつつ昔話のテクストを読み解いていくのですが、精神分析学的な読解は一般的には限界があると思われがちなのに、読んでいて無限の可能性しか感じられませんでした。そしてユングへの入門書にもなりました。傑作だと思います。