映画の話241 ミュンヘン

　オリンピック村でのパレスチナによるイスラエル人選手襲撃事件とその後を克明に描いた作品です。全編にわたって緊迫感に満ちていて、暗殺の様子など、鮮やかでないところがリアルです。また、その分ハラハラドキドキさせられます。にもかかわらず、描き方としては淡々とドキュメントタッチな点が重々しい印象を持たせています。