見出し画像

映画の話33 アフターアワーズ

 ちょうど20才ぐらいの頃に何となく映画館で観ました。当時のコンディションもあったせいか、独特の閉塞感や、焦燥感、圧迫感が、観ていてけっこうきつかった記憶があります。
 カフカの『城』にも通じるような不条理さが根っこにあると思います。ちょっと日常に亀裂が走ったような世界が描かれていて、ちょっとしたことがきっかけかで、どんどん違う流れの中に飲み込まれて流されていく不安のようなものが、実際にはありえないストーリーのはずなのに、リアルに描かれていると思います。

サポートあってもなくてもがんばりますが、サポート頂けたらめちゃくちゃ嬉しいです。