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青春の後ろ姿のその先11 〜美と共同体と東大闘争〜

 この本はつい一昨年ごろ読みました。ちょうど映画を観たのがきっかけです。議論自体は互いに言っていることに答えているんだかどうなんだかと思えるほど私にはよく理解できないものでした。ただ、三島と学生たち個々が話していることは何となくは理解できた気がします。
 まず映画を観ました。その際、私が一番印象に残っていることは、三島があまりにも紳士的すぎるということです。学生が噛み付いたり否定的に話すことを笑顔できちんと受け止めて、誠実に応じる姿には感動しました。これを活字の上でも確かめたくて読みました。本当に頭脳明晰で、おそらく言葉というものに誠実な人だったのだろうと思います。

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