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映画の話487 哀愁しんでれら

 不幸続きのシーンも、幸福への階梯をかけ上がるシーンも、軽妙な音楽と共に軽やかなテンポで進み、明るく、それがラストの狂気に向けての不協和音的な感じもして、うまいと思いました。
 そして、どこから見ても一見普通以上に思えても、人の心の奥底の闇までは分からず、そこに触れてしまう恐ろしさを感じました。
 蛇足ですが、婚姻届を受け付ける役所の感じもうまく出ていました。

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