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仕事のやり方資質③アーティストタイプ

HSPのための自律神経ケア×強みプログラム「そういう個と。」主宰の皆川公美子です。

今日は、事業家タイプ、サポータータイプときた仕事のやり方資質の最後、アーティストタイプという方について深堀りしてみたいと思います。


仕事のやり方資質〜アーティストタイプとは

アーティストタイプの方は、基本的な体の動きとして
自分の中から何かを出す、表現するというところに最もフォーカスや熱がある方のことを指しています。
または仕事の概念として
好きなことをやりたい、
自分が熱中していることを100%深掘りしたい、そういう方たちです。

美術をやってるとか
音楽をやっている人、
それを仕事にしている方もももちろん入りますが、
そのことに限りません。


これまでのふたつのタイプを少し振り返ってみましょう。

①事業家タイプは、構造を見ることにさとく、
社会的に何かものを動かしたりとか、
大きな物事にしていくっていうことに喜びがあったり、 仕事そのものが大好きな方が多いかもしれません。
発想力があり、世の中の人が思いつかないようなことを世の中に出してそれをサービスとして成立させていく、
新しい価値を出すスターターのような色があるとお伝えしました。
それによってお金が循環するということにも興味、フォーカスがあります。

②2番目にお話ししたサポータータイプは、0→1というよりは、きちんとタスクを前に前進させていくことそのもの、
人の0→1を助ける、ステージの上にいる人を陰で支え、スポットライトを浴びさせることに喜びと達成感がある。
影武者としての喜びを自分の成果として認め喜べます。
人の喜ぶ顔のために、
細かい業務として何ができるのか、またはどういうタスクが必要かという洗い出しに力を発揮したり、 そういう業務を(ルーティンとして)淡々とこなしていくような人です。
仕事そのものが人生の中心にあるというよりは、
好きなこと?んー、仕事じゃないけど
サークル活動やってるの、みたいなこともよくあります。


それに対して今回のアーティストタイプの人というのは、
相手目線、ユーザー目線、いわゆるニーズというところよりも、
(事業家タイプの方たちのなかでの「社会やクライアント」、
サポータータイプの方たちのなかの「輝いてほしい人、サポートしたい人」へのフォーカスよりも)

自分の中から表現を出すということそのもの」に大きな熱があるので、この方たちはそれが売れようが売れまいが、
必要とされていようがいまいが、
自分の中から出すという動きが滞ってしまうと、身体エネルギーが滞る方たちです。

アーティストという名前を使うと、芸術家なの?とかミュージシャン?または絵を描く人?と、いわゆるところのアートを職業にしていることに紐づくように感じられる方が多いかもしれませんが、
私がここで仕事タイプとして説明しているアーティストタイプというのはそういうことではなくて、 もっとその人の根源的な資質の方向性について言及しています。
(資質というのは生まれ持ったその人の力の方向性です)
何のジャンルであっても自分の中からなにかをアウトプットすること、
自分を世のなかに存在させることと
例えば水彩画を書くことががほぼイコールのような根源的な感覚を持っています。

もちろん生活として「きちんとお金が稼げなければ」と頭で考えているところは大人の普通としてありますが
本心を深掘りしていくと、
それよりもなにかの表現をすること自体に熱があります。
「私の絵なんか大したことないし・・・」と思うのはある種のトラウマからでる言葉ですが、
世間のなかの評価を気にすることがあったとしても
自分がそれをやっている時間、なにかをアウトプットしている時間がないとイライラしてくる、調子が悪くなる、などがあるかもしれません。


アーティストタイプのエネルギーの巡り

日常的に、

私これやりたい、
これすごくない?
これ見てみて!

とフェチ分野があると
(推し活も含まれるかな?)
日常は輝きますね!

ある方がこう言いました。

「私は小さい頃から
黙って絵を描くのが好きな子で
親にはもっと外で遊んで来なさいと言われて育ちました。
黙々と絵を描くことは
なんとなくダメなことなんだ、
いけないことなんだと無意識に
思って封印していたけど、
結婚して子どもができて
子どもが黙って絵を描いているのを見たら
なんだか無性に私も絵を描きたくなって。
押し殺していた何かが爆発するような激しさで、
子どもへの羨ましさが出てきて
頭では、へんなの、と平静を装うのですけれど
やっぱり気持ちを抑えているのも馬鹿馬鹿しくなり、また絵を描き始めました。
なんだか、身体の通りがいいっていうか、
健康的という言葉に一歩近づいたような
そんな感覚を感じているんです。」

上記の方の言葉は
身体の巡りや
エネルギー、活力の深いところのことを
指しているのがよくわかりますね!


働き方資質は、ひとり一つとは限らない

例えば、今超人気のキングコング西野亮廣さんは、絵本作家でいらっしゃるので職業アーティストであるのは当然ですが、資質としてもともとアーティストタイプなのかなと感じます。

社会を動かすために絵本を描いたわけではなくて
絵本を売る(表現を売る)ために全ての仕事を事業化しているような仕組みが見え隠れします。

もちろん事業家タイプの資質もセカンドとして合わせ持っておいでなので、
2つ掛け合わせてお仕事にしてらっしゃる典型的な方ではないでしょうか。

この働き方資質というものは
必ずしもどれか1つだけ!ということではなくて、人によってはグラデーションで複数重ね合わせて持っていることもあります。

しかし、その割合が違うことによって世間に対するアピール度とか、表現の出方、周りの人と仕事していくやり方が違ってきます。


アーティストを生涯のなりわいにするかどうかの分かれ道

アーティストタイプの方で、例えば事業家資質は低めであるとき、
お商売としてアーティストをやっていくことは
難しく感じることもあるでしょう。
ニーズというものごとと
自分のやりたいことが食い違ってしまったとき辛いです。

職業アーティストを目指すとき、
いつの時代も
下積み時代に苦労される方は多いですね!
役者さんをやるために
芸人をやりたいから
バイトでつないでいた。
ミュージシャンとしてデビューするために
10年かかった、などです。

ぜったいに職業アーティストになるんだ!
という強い思いがある場合は
石にかじりついても
頑張ってみるのがいい!
(一度きりの人生ですもん!)


一方、職業アーティストであることに
それほどのこだわりがない場合は、
自分のエネルギーを循環させるアウトプットを滞らせずに続けていくことにフォーカスをし、
生活のお金は切り離して考えていくことも
またひとつの良い活力の使い方ではないかと
思います。

自分の表現を商業に乗せるために納得できないアウトプットに寄っていくことがあると、
それはまたツライことになるから。
(売れるにはもっとこういう絵を、こういう音楽を、と言われるなどです)
段階によってはそれが納得できることになりえますが、
初期の段階においてそれをアドバイスされると
命のエネルギーそのものが萎えてくることになりかねません。


とにかく自分はこれがいいんだ、
これをやっていくことによって命が回転していきますっていうところの、 そういう有様、存在感を曲げることなくガンガン発信されていくことも
このSNS時代にはできるようになりました。

人は誰かの命が輝く姿に惹かれますよね!

自分の本当のど真ん中のところ、
コアなエネルギーを発散する力に引っ張っていかれちゃう。
そんなアーティストタイプの方には
どのような形であれ、
絵や音楽でも
そうでなくて何かの表現の形でも
人生の中で
やり続けていただきたいなって
心から思います!
生業であってもなくても
それがあることで
人生の元気そのものがアップすることでしょう。


アーティストタイプの方は
自分の表現したいものが
どれだけ素晴らしいもの、
どれだけ世の中で光り輝いているものかを
手を変え品を変え、毎日発信されたらいいと思います。

私が知るなかにもそういう方がいらして、
アーティストで仕事をしているというよりは、
表現していることそのものが人生であるような感じを受けます。

今日は河原に行って絵を石に描いた。
それが高じて木を切りに行ったり、
工具がどんどん発展していったり、
投稿を見るたびにすごいことになって発展し続けています。
その方を見ているだけで周りが元気をもらっているんです。
私もエネルギーもらっちゃいます。
ああ、生きていてよかった。とその方の命の活動を見るだけで元気になっちゃうんですよね。
日常に何かをもらえます。
それがアーティストの根源的な在り方ではないでしょうか。


世界に癒しやエネルギーをもたらす。
自分的にはこれなんだよ、というもの。を
アウトプットし続ける。

例えばそれが土鍋である、
例えばそれが研究データであるという人もいると思います。
自分の研究結果、実験結果を世に出していることが幸せみたいな方はいますよね。
要するにマニアックマン。
そういう方もアーティストタイプの中のお一人じゃないかなと思います。
どういう形であっても自分の中にある熱を表現していくこと。
それを表に出していくこと。
そこによって人生の熱を回していくこと。
それによって人が元気になってしまうという動き。
これがアーティストタイプの人たちの人生の動きです。


アーティストタイプに必要なこと

自分を信じていく。
世界の誰よりも自分を信じていく強さ。
これだと思ったものを奥面もなくやり通していくこと。
それが変わっていっても構わない。
その人の生きるエネルギーを見せていくというところ。
それがアーティストタイプの人たちに最も必要なことです。

もしも自分なんか・・・と思う気持ちが湧き上がってきたら
それは幼少期のなかで生まれた防衛の反応です。
長期的なトラウマの解消をして、
人生のエネルギーのめぐりをよくしていきましょう!

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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