HSPさんの才能の話②~人の感情が入ってくる人が共感能力を強み転換するコツ
そういう個と。プログラム主宰の皆川公美子です。
今日のテーマは仕事におけるHSPさんの才能。
(自然に)使っている力といったほうがいいかもしれませんが、この6つのタイプについて前回からお伝えしています。
本記事の音声版はこちらからお聞きいただけます。
HSPの6つの才能とは
1つ目、アーティストの才能がある人。
2つ目、人の心を細やかに見て感じ取ってサポートする才能がある人。
3つ目が、物事を深く分析して研究する才能がある人。
4つ目が、スピリチュアルの才能がある人。
5つ目が、人の体のエネルギーとか体の状態に対するセンサーがあり、人体を感知する才能がある人。
6つ目が、五感の高い能力が才能として使える人。
前回の記事はこちら。
そして、今日は2つ目の
人の心を細やかに見て感じ取ってサポートする才能について。
人の心を感じ取る、これがものすごく得意。
というより当たり前すぎて、みんながそうしていないことを知らなかった、というHSPさんが多いです。
人の気持ちがわかるからこそ、人をサポートしたいという思いも湧きますね。
これまでにたくさんのHSPさんと出会ってきたなかで
感覚系HSPさんは、この6つの才能のうちどれかを使っている人が多いです。
(HSP強みdeワーキング〜洞察系・共感系・感覚系 に細かく書きました)
6つの才能のうち、
1番、アーティスト傾向のある人について。
前回詳しくお伝えしました。
(このタイプはアーティストっていう生業をやっているとかそういう職業だって意味ではありません。資質としてアーティストである、0→1で生み出す人であり表現する人、生み出す人です)
2番目が今日のテーマですね、「人の心を感じ取る」ここに敏感さの強度がある人です。
今日の2番目の才能は人の心、感情を感じ取ることがすごく得意。
この方たちは当然ですがカウンセラーやコンサルタント、コーチングなど、そういった人の心を扱う職場にいる方たちが多いです。
いわゆる職業名になっている人はもちろんですが、会社の中で従業員としてこの才能を発揮されている方たちもいらっしゃいます。
例えば人事部にいて「あの人なんかちょっとまずいんじゃないかな、最近元気がないように見えるけれども何か悩んでいそうだ」というときに
声をかけてみて会話のなかで深いところの感情や気持ちに気づく、そういうことにセンサーを使っている方もいて。
こんなふうに、共感力の高さを使う人はカウンセラーとかコンサルタントばかりとは限らないんですよね。
そしてチームリーダーとか経営者、特に人数が見える範囲の中小企業の社長さんとか、「リーダー」っていう方たちにもこの能力を使っている方はすごく多いです。
人と人との相性や、あの人が今どういうコンディションだとか、何に熱量を持っているとか。これはなんか全然乗り気じゃないんだなとか。
そういう人の感情のエネルギーっていうのをすごく感じることができます。
なので人のサポートをする時にタイミングよく助け舟を出したり、
その人の感情的なやりやすさに合わせて
今日は話そう、
今日はつっこむのはやめとこう、
と感情に合わせて押し図ることができます。
その方の思いとか、いま悲しんでるとか怒ってるとかそういう感情も精度高く拾ってますので 人の感情をうまく操るというよりは扱うことができる。
共感の才能を持っている方に、わたしはそういうような印象を持っています。
かたや共感能力を、才能として受け取れない、という人もいます。
HSPさんの中に人の気持ちが分かりすぎちゃうんだよねとか、
人の気持ちが入ってくるような感じとか、
気がついてしまうんじゃなくて気を受け取ってしまう、
それは不都合でしかなくて
人の気持ちがわかりすぎるなんて能力は
いらない、
なかったらよかったのに、というHSPさんです。
たしかに不都合かもしれない、 疲れちゃうし相談が寄ってきちゃうし。
夜何時でも電話がかかってくるっていう人もいらっしゃいますし。
そういう方っていうのは、周りもその人が聞いてくれる人だとわかっているから、頼ります。
これを存在系の強みということもありますが
タクシーにワンメーター乗っただけで運ちゃんの人生相談聞いたとか、それが日常茶飯事だと言っている天性のカウンセラーさんは多いです。
その人から見たら、
どんどん人の気持ちが周りから集まってきちゃう
それをどうしようもないっていうことも言えるかもしれません。
そういう方たちがこの能力・力っていうのを職業で使えるようになるには一つだけ条件があります。
共感能力を才能として仕事で使うときの条件
自分の共感能力の高さに息苦しさとか、体調の悪さ、不便さ、不都合さを感じている方は ちょっとやっぱり心の境界線、ボーダーをゲットされるとより楽です。
①なにかで境界線をイメージする。
愚痴を言ってきすぎる人との間にアクリル板があるようなイメージとか、
ティッシュとかペンとかそういうものを置いてその人と私との間に何か一線があるよっていうことを意識する、そういう使い方、スキルもあります。
(これを読んだだけではうまく使えないと思うので、一度セッションを試されるといいです)
また境界線をうまく使うには
人を避けるなどの防衛の姿勢も大事ですが
②体がしっかりしていることが大事です。
身体の健康性がないとこの境界はどんどんぼやけていきます。
体をしっかりさせておくこと、要するに体調がいいこと。
体調が良くてエネルギー(活力)が湧いてくる状態。
枯渇していても何もできないわ、みたいな疲れた状態ではなくて。
きちんと朝起きたらお腹が空いているとか、何かワクワクすることがあるとか、次にチャレンジすることができる、何か原動力みたいなものがあるとか。
そういう状態が普通の人が体調がいいって感じる状態ですよね。
そういう状態をいつもキープしておくっていうのは必須条件です。
③外側にずっと向いている気付きのセンサーを内側に向ける訓練をする。
これもすごく有効です。
共感の才能を持つ人は、親の本音がわかりました、
先生の本音がわかり、今日のお説教タイムの裏の意味がわかりました、
小さい頃から得意だから外ばかりサーチする癖がついていることが多いです。
あの子がクーラーの風の下にいてちょっと寒いみたいとか、
飲み会であの人だけおしぼりが足りてなくて言い出しづらいみたいとか、
学校では後ろの角だけプリント足りてなくて困ってるんだなとか。
そういう誰かが苦しんでいたり誰かが不都合を感じていたりすることがさっとわかります。
会社の中でも、あの人なぜかプロジェクトの中で居づらいんじゃないかなってことを一番最初の段階で察知するHSPさんは多いです。
これは明らかに能力なんですが(80%の人はそこまで精度が高くないかもしれません)あえて自分の内側にそのセンサーを向ける。
これが人生を変えていきます。
朝起きたら自分の内臓は、
胃の中はいま何色かなとか、
どんな手触りかな、ザラザラしているのか、
それともボーンとしてピンク色なのか。
心臓のまわりのスペースがどんなかなとか、
肺の今日の息のしやすさはどのぐらいかなとか。
そういう内受容感覚=自分の体の内部の感覚に意識を向けることを日常化すると、境界線は作りやすくなるなということを、セッションやワークのなかで確信しています。
もしよかったらお試しください。
その持ってうまれた高い共感能力を、活かしていきましょう。
境界線ができさえすれば、天下一品の強みとなります。
今日も読んでくださってありがとうございます。
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〜サクラと転んだ坂道と
<HSP強みdeワーキング〜洞察系・共感系・感覚系>
HSPを才能と捉えてこんな見方をすると、シゴトが開けていく。
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