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ENDLESS WIND


風が凪ぐ


風が凪ぐ。追い風を感じる。まさかの逆風。ありとあらゆるものが制止して感じられる瞬間。

さまざまな状況が、短期間に出現する。1日あるいは3時間程度の間。

なにもないときでも、風に似たものを感じることがある。たとえば、鼓動。自分の心臓の音や血液循環の振動音。

舗道を歩いているときに、自分の靴音が妙に大きく感じられてしまって嫌だなと考えてしまうことがある。ある種の自意識過剰。そのせいか。ヒール音ひびかせている女性を見ると嬉しくなる。あ、それでいいんだ。って。

風が吹いているとき、冷たくても暖かくても、それはそれで満喫している。

ピタッ! と凪ぐ。あれ。なんか、やばい? 

この感覚。その感覚。あの感覚。押し寄せてくる過去からの蓄積情報。

あんなことがあった。そんなことがあった。こんなことになった。似ているケースとタイミングがデータで提示されて、ほらほら、どうするどうする、て、せっつかされてしまう。

つってもな。

ないから。別に。いちいち対応策なんて。風が凪いだ。だから?

自然を自然のまま受け止める。それがヤバイことなのも理解している。

自然のままに受け止めながら、なんだろう。宇宙からのメッセージのような。伝言ゲームとなって意味が改変されてから届くこともあるにはあるけど、宇宙を意識すると途端に無為そのものが意味を成し始めるから不思議。


あのさ、おれの記憶。これって空想? いつかの妄想? 別に、それならそれでいいんだけど。

あのな。おれの記憶が正しいかどうかなんて、いまさらもう。誰かと思い出の共有をしているにしろ、照合するにしろ、科学的な証明は不可能。かな。

それでも宇宙に照射された光をたどれば、いついかなるときの出来事であっても、視認できそうな気がする。現実的にはずいぶん先のことになるだろうけど、そういう未来があると考えると楽しい。少なくとも、こんなことを考えている時間は楽しくてしかたない。


たまに『これは追い風になるんじゃね?』と感じることがあります。不思議。不思議なんだけど、当然なんだよねって気分でいる。順番なんでしょ、それだけのことでしょ。風が凪ぐ、吹く、荒れる、順不同にしろ計画的にしろ。

終わりなき風が吹き続けているというより、素粒子レベルで振動し続けているかのような感覚で捉えている。のかな。かな。言葉遣いが妥当かもわからない。まあ、どうぞご自由に、素人も素人℃素人のたわごとです。ぽえむです。

なんの迷いか、ここにたどり着いてくれて、しばしの時間を過ごしてくださっているのだとしたら、おれのポエムに触れて恥ずかしがってくれると光栄です。レベルの低さは、対峙する想念のレベルの高さを立証するようなもの。だからお気楽に。あなたは素晴らしい。おれのポエムを目の当たりにして、心をまったく動かされなくても、なにかが刺さったとしても、恥ずかしくてくすぐったくても。風の状態と同じで、凪いでいようと吹いていようと荒れていようと、その空間。この空気。

それでは終わりに、呼吸を意識しましょう。

おれの呼吸。あなたの呼吸。それぞれの、いまの呼吸。

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