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アップルが1対4の株式分割発表。飛びつくべきか?

アップルが1対4の株式分割を発表しましたね。詳細はほかのメディアを参照。どいつもこいつも同じことしか書いてないですけれど。

分割は5回目。

分割は、株式が割高感になったタイミングと、業績好調、その他対策のミックス要因によるものです。たとえば「高くて買えないよ」なども分割を後押しする要素になり、アップルの400ドル/1株は、高い、と思われている感じでした。

割高なのか?ヤフーファイナンスUSでふかんしてみると、、、PER的にはそうでもない。バフェット銘柄らしいところもあります。

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業績好調、は、、ほかのメディアの熱狂を参照のこと。

その他対策。

米国下院議員公聴会(反トラスト法)でしょうね。

またこのタイミングでそろって好決算ラッシュです(笑)。各社に向けられている疑惑は、端的に言うと以下のような感じ。

アマゾン:PB開発で疑惑。優先地位の悪用は競争法違反だよな?
アップル:APPストアの既定について独占的で競争法違反だよな?
Facebook:インスタ買収競合つぶしで反トラスト法違反じゃないの?
グーグル:主力サービスでの市場での独占的地位だよな?

まあまあぎりぎりやばそうなことばかりです。株式分割により市場の支持を得ることは、議員への圧力につながりますし。いいタイミングだったのではないか、と思います。

まあ、雑談はこのくらいで。

5回目の分割というのは、6回目も期待できますね。成熟企業化する前にもう1回か2回くらいあるんではないかと。アップルにはまだダイナミズムがあると思いますし。。分割を実施する企業は成長性を裏付けますし(といっても成長性予測では1桁%という数字も出ていますが)、今後も分割をする可能性が高いわけで。

発表の日、ぴゅーんと上がった

発表を受けてじわじわぴゅーんと上がりました。日本時間11時くらいにはこの情報をつかんでいたのに。。。買っておけばよかった。

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さて、このタイミングでの買いは、どうなのか。

週足。ふがー。これは勇気のいる買いになりますね。

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相当、いじわるに、ボリンジャーバンドをつけて、高値更新時の出来高を比較してみると。日足。

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赤字は前回比よりも出来高が少なかったケース。ともに下落押し目を形成しています。今回の出来高「92.404M」は、ほかとくらべものにならない出来高急増による更新です。ただし、出来高急増の新高値・最高値です。窓も空いてます。

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もっといじわるに週足w

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週足におけるそれぞれの波における高値での出来高比較。おおむね、前回高値よりも大きい出来高を現出させると上昇は安定になる、という法則性はフォローしてますね。

ちなみにナスダックの週足はこんなかんじ。アップルと歩調を合わせるような感じの推移ですが、アップルの方がアウトパフォーム

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2014年の株式分割でのうごき

発表後、ぴゅーんと伸びてそのまま戻ってこなかったです。週足by SeekingAlpha

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2005年のときは、いちど揉み合った

2005年の時の株式分割。週足by SeekingAlpha

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2005年、2014年、2020年の似ているところ、違うところ

その共通点は各位が探せばいいとしてw

わたしが見た感じでは、発表日→基準日→分割実施日のスパンが短いケースはもみあい、長いケースは一本調子になっているのではないか、と感じたことです。が、「ナスダックの指数に連動するアップル」でもあり、05年は指数は下落、14年は上昇途上であったことも付け加えておきます。

05年は1対2、14年は1対7、今回は1対4ですね。

2014年の分割は、増配と自社株買いも同時に発表していたが今回は配当期限前

これら含めたトリプルインパクトで株価は上昇していったとも思えます。今回は前回ほどのインパクトがないものの、フェアバリューの範囲内、新高値、配当期限前という内部要素に時価総額1位達成、ナスダック10000ポイント超え、というような外的要素がいいかんじですね。

今回の分割発表は、単純な分割なので。。。05年と同じ?しかし天井圏での発表は、14年の戻り高値アタック中の動きに近い感じです。ボリンジャーバンドの上振れが尋常ではないことから、ちょっとくらいの調整があるかもしれず、でも14年の流れになるような予想です。


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