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FTMの振袖 成人式


もうすぐ1月終わりそうですが、、
2021年あけましておめでとうございます。
今年はどんな1年になるのか(していくのか)
ワクワクしてます!


今回書く内容は、
FTMである僕の「成人式」について。
当時(5年前)の成人式を振り返ります。
性別に悩む方々の参考になればいいなと
思います。


成人式=
「日本では、年度内に満20歳になる人々を
激励・祝福する行事である。」


この日のためにみんな振袖や袴を準備したり、
美容院を予約したり2次会の計画を立てます。
小中学校の時の友達にも会えますし、
人生の中の一大行事です。


20歳のときは、まだ性について深く
考えたことがなかったかもしれません。
なんとなく違和感は抱いていたものの、
自分がなんなのかを深く追求したことはなく
周りに合わせていました。
女性とお付き合いはしていたけど、
それもなんとなくだったし、
(好きになった人が好きみたいな感じ)
自分が男性として生きていきたいのか
どうかについて向き合えてなかったので、
成人式は周りに流されて「振袖」をきました。


 振袖=未婚女性の第一礼装(最も格が高い着物)にあたる格式の高い着物のこと。


画像1

↑実際の写真です。笑


これまで育ててくれた親に
晴れ姿を見せたいというのもありました。
女性らしい格好をしたこともなければ、
化粧も遊び以外でしたことがなかったので
普通の」女性になれる気がして
嫌ではなかったのを覚えています。

成人式当日は9割以上の人が振袖や袴をきて
参加していました。
そのときばかりは、なんだか社会の一員になれた
気がしてその瞬間を楽しみました。


成人式が終わって改めて振り返ってみたけど
んー、やっぱり自分は、周りのような
女性ではないなと実感。
振袖きても違和感はあったし
化粧だって全然したいと思わないし。
(今の時代は男子も化粧しますが)


だけど、こういうイベントがあったからこそ
自分のセクシュアリティについて
考えるきっかけになりました。
もっとポジティブに考えるとしたら、
男性なのに振袖を着るという体験が
できる人は少ないと思うので、
貴重な体験ができたなあと!


※セクシュアリティ=
広い意味では、人間の性のあり方を意味する。
狭い意味では、恋愛や性的な興味の対象が
どのような性別に向くかを意味する
「性的指向」や、自分自身がどのような
性別だと思うのかを意味 する「性自認」
などを示す言葉として使われる。


そもそも、女性は振袖を着て
男性はスーツか袴を着るって概念、
いま思えばどーなんだろうと考えたりします。


誰もが好きな格好で行って
周りの目も気にせず、お互いがお互いを尊重
していける社会になっていけばいいなと思います。


親に最近「あのとき振袖着るの嫌だった?」
聞かれました。

振袖を着させてくれたことは
心の底から感謝していますし、
こんな貴重な経験をさせてくれて
ありがとうと伝えたいです。


今日も読んでくださり
ありがとうございました〜!


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