元デベロッパー志望が行く、遅すぎた東京物件訪問旅~前編~

どうも。

大学生活残り2か月悲しみ君です。


今回は就活時代にできなかった東京の物件紹介をしてきたので、その記録をここに残したいと思います。

「大学卒業前でせっかく時間があるからいろんなことをやっておきたい!」とギリギリの状況から行動力が格段に増した結果、なんと思いついてから1週間足らずのスピード実行。しかも朝5時半出発の24時前帰宅というエネルギッシュな日帰り旅です。お付き合いください。

なお、万が一このnoteを見つけて開いた就活生がいれば、そんなに有用な記事ではないよということだけ先にお伝えしておきます…(もちろん物件の紹介や感想などは書いてますが就活で話せるようなことは少ないですよ、という意味です)

出発から東京到着編

​形としては旅行記なのでもちろん最初から書きますよ?

今回利用したのはJR東海ツアーズの日帰り旅プランで、新幹線往復と観光地で使える特典がついてお値段なんと19900円!

6:42新大阪発ののぞみに乗車し旅がスタート。

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朝ごはんは駅弁。年末に東京に行ったときは時間がなくて駅弁を買えなかったのでとりあえずリベンジを果たしました。おいしかった。個人的に新幹線でご飯食べたりしてゆっくりするのがすごく好きです。

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ブレブレの車窓

こちらは米原駅を少し過ぎたあたり。高速すぎてピントが合ってませんが、ドッカリ雪が積もってるのがわかります。こういう景色の移り変わりを楽しめるのも新幹線ならでは。

あともう一つの楽しみ方として、「通過する都市のラジオを聴く」というのもあります。ラジコのプレミアムに入っていない人は普段は住んでいる地域のラジオしか聴けないのですが、移動すればその土地のラジオを聴けるのです。僕は愛知に入った段階でラジコを起動し、東海オンエアラジオを聴きました。

東京到着→秋葉原UDX

およそ2時間半の新幹線旅を楽しんだのち東京到着。

まず初めに向かったのは秋葉原UDX。NTT都市開発が手掛けた秋葉原最大級の複合施設です。

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秋葉原駅方向から歩道橋を上るとUDXの文字が。

ちょうどこの写真の入り口からオフィスフロントへ上がるエスカレーターに乗れるようでしたが、利用者以外は立ち入りできなそうな雰囲気だったのであきらめて商業エリアを探索。

…開いてませんでした。

完全なリサーチ不足でしたが、UDXのレストランなど商業エリアの営業時間は11時からで、僕が現地についたのが10時まえくらい。ただなんもやってないビルを見に行っただけになってしまいました。

せっかく行ったのに残念…と思いながらも思ったことを2つほど。

1つ目は、思っていたよりは大きくないなということ。ホームページでちらっと写真を見る限り、東京ドーム何個分かと思うくらいの印象を受けたのですが、実際行ってみるとさほどではないなと思います。まあそれでも秋葉原のなかではトップクラスにでかいですが。

2つ目は、秋葉原が思っていた以上にオフィスが多いということ。関西人からしてみれば、どうしても秋葉原は「オタクの街」「電気街」みたいなイメージが強かったのですが、NTT都市開発や住友不動産の所有ビル、企業ビルも多く立ち並ぶ立派なオフィス街だった。特に住友不動産はオフィスビルがとても強みであり、それを前面に押し出しているところがあるので、そのなかで秋葉原UDXがどう価値提供しているのかが非常に気になりました。UDXにはイベントホールやレンタルスペースがあり、それを企業が活用しやすいという面で一つの強みだったりするのかな、などと思ったりしました。(まあ住友不動産のビルにもあるんですが)

トラッド目白

志半ばで秋葉原を後にし、山手線に揺られることおよそ20分。

目白駅に到着です。

続いて訪れたのは、東京・豊島区にありますトラッド目白。こちらもNTT都市開発が作った建物。

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濃い茶色の外観。落ち着きを与えてくれますね。すぐ近くには学習院大学の門もあり、駅前全体として格式の高さも感じられます。

ところで、この建物どれくらいの大きさに見えます?僕は街のスーパーくらいだと思っていたところ、その小ささに衝撃を受けました。

空間は柱も少なくすべての面が壁に囲まれているわけではないので、外の明るさも十分に入ってきます。

中にはカフェやレストランが3.4軒と、英会話教室や歯科があります。イメージとしては周辺住民が生活のために訪れたり、ちょっとした休憩のために来るような場所で、観光のために来ても意味は薄そうです。

ただ近くには学習院大学のほかにも、切手の博物館や目白庭園など観光地はあるので、街全体としては旅行で訪れても楽しむことはできるはずです。

トラッド目白自体は住民のためにある建物という印象が強く、地域と一体化して活性化を図るNTT都市開発のポリシーのようなものを感じました。

中野セントラルパーク

続いては目白からほど近い、中野に到着。

向かったのは東京建物が開発をした中野セントラルパークです。

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こちらは南館。南館のほかには東館があります。

今回は南館を主に見学してきました。

二棟とも中層・高層階はオフィスビルが入っているので、一般客が入れるのは1.2階のフロアのみ。居酒屋やレストランが多数入るテナント構成です。オフィスビルのビジネスマンが仕事終わり一杯飲むには最適な環境ですね。()

また東京建物といえば緑、ということで周辺には公園が広がっていたり、木々が立っていたりします。

2階から見た公園

木だけならまだわかるけど、公園もあってこんなにグリーンな開発は東京建物ならではですよね。仕事じゃなくてもついつい来たくなる、社畜が育ちやすい環境でございます。

公園横に立ち並ぶキッチンカー

そしてなんと、ビル前には多くのキッチンカーが立ち並んでいるではありませんか!!!ドラマでしか見たことないなと興奮した記憶がよみがえります。お昼ごはんとしてお弁当が売っていたり、フルーツサンドもありました。冬だったので寒すぎてその場で食べる気持ちにはなりませんでしたが、春先とかであればピクニックがてら買って食べるのも楽しそう。

さらに写真では収め損ねたのですが(おい)、公園を望む半屋外の作業スペースもあったりと、ただ使うだけでなく快適に利用できるようにという工夫も見られました。

というように、中野セントラルパークとその周辺で生活のだいたいのことができてしまいます(仕事をして昼夜にごはんを食べる、確かお医者さんもテナントに入ってる、休日もリフレッシュが可能)。駅前にはサンプラザ中野もあり、定期的に人も集まることでしょう。中野セントラルパークは中野をリードする存在として一役買っているように感じました。

新宿NSビル

中野駅から中央線快速で1駅、ビジネス街新宿にやってまいりました。

今回の旅とはあまり関係ないですが、新宿駅の地下街は圧巻ですね。途中から自分が何階にいるのかわからなくなるほど複雑に感じました…

そんなラビリンス新宿(?)を抜けたのちにまず飛び込んできたのは東京都庁。

ついついパシャリ。

「そのアングルで撮る奴おらんねん」というツッコミはなしで。

そしてさらに少し歩くと目的地であった新宿NSビルが堂々の登場。これは住友不動産の代表的な建物で、本社もこのなかに入っています。

外観はただのオフィスビルなので割愛し、中を少し紹介。

構成としては1階にエントランスやエレベーターホールが広々とした空間で鎮座し、低層階には住友不動産のテナントや金融企業の受付があったりします。もうこれだけで自分の場違い感が急上昇しました。

エレベーターホール

吹き抜けによる開放感とベージュ系に統一された壁の高級感に内心(お~)という声が漏れたのはここだけの話。ちなみに僕がもし就活の面接でここに来いと言われていたら、緊張と恐怖でちびってたでしょうね。それくらい雰囲気は百点です。さすがは住友不動産を代表する建造物です。

そしてエレベーターホールにもう一つある謎のオブジェ。これは時計です。ただ今は時計の役割を果たしておらず、10分経っても針は動かないしそもそもこの表示された時間に撮影したわけでもありません。もしかしたら昔は右上のでかい装置で本当に針を動かしていたのかもしれません。年季が感じられますね。

そして5~28階にはオフィスが入り、29階にはレストランが、30階には貸しスペースがあります。

あとこれは後編で紹介する有明ガーデンでも思ったことですが、住友不動産の建物ってとにかく「四角い」ですよね。都心に立ち並ぶオフィスビルはもちろん、商業施設もきっちりした作りのものが多いように感じました。住友不動産は「選択と集中」を掲げている企業であるので、限られた資源のなかで利益を最大化するためにそういうつくりにしているのか、ということを考えたりもしましたが実際のところはどうなのでしょうかね。

ということで前編はここまで。

後編は残りの物件紹介と、やってみた感想について書いてみたいと思います。

ではまた


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