今の気持ちを短歌にしてみた②
我が家の次男猫へ。
「朝昼晩
もりもりカリカリ
食べる君
親孝行と
知ってか知らずか」
かつて我が家にはとても賢い長男猫がいた。心配と言えば食が細い事くらいだったが、これが一筋縄では行かないほどで食べさせるのがとにかく大変。あの手この手と様々な工夫をしてみたが賢いだけに中々な苦労だった。
やがて長男猫は旅立ち、散々泣いた末、もう二度と猫の子と暮らす事はないだろうという思いに至っていた。
しかしそう思いながら、心の片隅にはもしも、もしもの事だけれどこの先、猫の子を育てるような事があるとしたら、何よりまず食欲旺盛な子が良いという気持ちがあったのだろうなと今は思う。
そんな曖昧な気持ちの時を経て次男猫に出会った。彼は長男猫のように賢い訳ではないし、いつまでも抱っこが大好きな赤ちゃん。お喋りでその上、口答えまでするけれど、食事の時間が近づくとそわそわ、わくわく「ごあーん」(ごはんと言っているつもり?)と可愛い声で鳴き、カリカリをもりもり食べる。それがこちらの願い通り、親孝行などと本にゃんは思っていないだろうけれど。
その有難い気持ちを短歌に。🎋
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