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【未経験歓迎】お茶会に参加してみませんか?東京・清澄白河で毎週夕方から夜まで開催しています【夜のお茶会くれぐれ】

「茶道を知りたい」
「お茶会を体験したい」
「お茶室でゆっくりと心を落ち着かせたい」

そんな茶道やお茶会に興味がある方のために、
平日の夜、お食事や仕事の帰りにふらりと参加できる「夜のお茶会くれぐれ」を清澄白河(東京)で始めます。

蝋燭が灯る空間

●概要

□夜のお茶会くれぐれとは?

清澄白河にて、平日の夕方より、築90年の建物の一室で開催されている、夜のお茶会です。
日常の延長の空間として、茶の一服をお楽しみください。

□こんな方におすすめ

・仕事や食事の後、家に帰る前にお茶を一服したい
・季節の和菓子を食べたい
・心身を休ませたい
・日常から離れたい
・誰かが点てた茶を飲みたい
・誰かがいる空間に行きたい
・お茶会に行ってみたい
など

□流れ

開場(15分前に開場します)

開始(一斉スタートです)
 1、香煎(香りのあるお湯)
 2、菓子・口取(日々、変化します)
 3、点前(薄茶)
  ※正座ではなく、楽な体勢でどうぞ。
  ※退出はお好きな時間に
  ※お点前が終わるまでは私語はお控えください

退席(最大2時間制となっております)

□参加条件

・まったくの未経験、初心者の参加歓迎
・お一人での参加が不安という方はお友達やご家族、カップルなどでも歓迎です

□場所

・清澄白河駅から徒歩1分のお茶室
〒135-0021 東京都江東区白河1−3−13
ホ号220

築90年の清洲寮の一室にて開催

□参加費

・3,000円(事前決済)

□時間帯

毎週月曜、水曜、木曜、金曜(不定期休日)
・17時〜19時
・19時〜21時
・21時〜23時

□今月の予定

⚫︎7月
13、14、19、20、21、24、25

□持ち物・服装など

・手ぶら、普段着のまま、お越しください

□予約方法

⚫︎公式LINE
①公式LINEの友達追加
②予約ボタンを押す
③空いている日時を選択
④人数を指定し、次へ
⑤「RESERVA会員以外の方」を押す
⑥LINEアカウントで予約する」を押す(以後、自動入力されます)
⑦支払い情報などを入力
⑧「完了する」を押す
⑨申込後、承認メールが届きましたら予約完了です!

⚫︎RESERVA
https://reserva.be/sotosoto


この記事では、「夜のお茶会を始める理由」「茶の湯について」「お茶会当日の流れ」などを紹介します。

茶道やお茶会に興味がある方、ぜひ、気になるところだけでも読んで頂けたら嬉しいです。

心をおちかせて一服


亭主 武井 宗道

●誰でも日常で参加できるお茶会を開きたい

□お茶会のイメージ

お茶室

 お茶会というと、どのようなイメージが浮かびますか?
 
「作法に厳しい」
「叱られる」
「着物を着なければいけない」

 などのイメージでしょうか。

 おそらく、普段の生活からは切り離された、特別な行事のように感じていらっしゃるのではないかと思います。

お茶会にて茶碗に湯を注ぐ

□日常のお茶会

 しかし、一方で「日常茶飯事」という言葉にもあるように、茶の湯は本来、日々の暮らしのなかで行われるものでした。
 そして、なにより「人と人とのつながり」を大切にし、訪れた客の「心と体を休ませる」ものがお茶です。

 であるならば、
みなさんの日常の延長線上で、気軽に参加できるお茶会があれば」
と想い、開催するお茶会が、この「夜のお茶会くれぐれ」です。

季節をかたどる和菓子

□どうして「くれぐれ」?

くれぐれ】という名前には、夕刻から始まるという意味の「暮れ暮れ」、
そして「くれぐれもお身体お気をつけて」という意味の「心遣いのくれぐれ」というふたつの想いを込めました。

仕事帰りにふらりと寄れる

●一般出身の私が茶の湯に魅了された理由

□茶の湯は「休息芸術」

 私は今、茶の湯を生業にして暮らしています。
 では生まれが茶道の先生をしてる家かというと全くそうではありません。
 家族の誰も茶道を嗜んでいない環境で育ち、大学の頃に茶に出会いました。
 茶道の深い智慧に魅せられた私は、その後大学を退学して、茶道のお家元に内弟子入りをします。
 卒業の際に「宗道」という宗号(稽古を修めた証の名前)を頂きましたが、今は流儀から離れて、どこにも属さずに茶を点てています。

 私は日本文化から極めて遠い場所から茶道の世界に入った身ですから、世間一般の茶道に対する想いには非常に共感するものがあります。

 正直、入りにくいですよねーーーーー。

 私が初めて茶道の稽古場に伺った時のことは、今でも鮮明に覚えています。
 言い表せない不安と緊張が混ざり合った状態で、お家元の道場の門をくぐりました。
 昼間でしたが照明のついていない広間は薄暗く、毛氈の上に座っている着物姿の方々には深い影が落とされており、まさにこの世とは思えない雰囲気でした。
 ピンと張り詰めた静謐な空間のなか、滑らかな点前で濃茶が練られ、私の前に運ばれました。
 人生で初めての濃茶は「とんでもないものを飲ませるんだな」と正直思うほど、カルチャーショックでありました。

 しかし、そんな感じで縮み上がっていた私ですが、今なお茶の湯を続けているのは、他の文化にはない魅力が茶の湯にはあることに気づいたからです。
 それは、茶を頂くひとときというのは、何ににも代え難い「心身の休息」であるということです。
 言い換えるならば、茶の湯は「休息芸術」だと思っています。

茶を飲んで休息をしている様子

□すべてを内包しながら客人を休ませる喫茶。それが「お茶会」

 私にとってお茶会とは、美味しい料理や酒、菓子、茶などを楽しむだけでなく、それらを組み合わせて一連の形式にすることで、非言語的な体験を味わえる魅力的な場所です。
 特に魅力を感じるのは、お茶会に参加することで日常の忙しい思考を一時的に忘れることができる点です。
 茶会の流れに身を委ねることで、普段の悩みや思い詰めていることから解放され、ほんの一時だけ心地よいお茶に癒されます。
 しかもその心地よさを、客人同士で共有することができるのも、また魅力の一つです。

 一見、茶室の何もない空間には、炭が起こり、湯が沸き、香が聞こえ、たくさんの出来事が歯車のように組み合わさって、静かに進行しています。
 亭主も歯車の一つとして登場し、菓子や口取を差し上げ、最後に一服をさし上げます。

水を打たれた茶花

 しかし、それだけ情報量の多いものでありながら、茶の湯は、非常にシンプルな形式に整理されています。

 それが「お茶会」です。

 それは、茶の湯が興ってからこれまでの400年間に培われた、洗練された結晶と言えるものです。
 その結晶は持ち主によって姿や色を変えますが、それぞれの特色で、参加者の思考や身体を休ませてくれます。

 つまりは、茶の湯はほんのひとときだけ、客人を休ませてくれる空間装置と言えます。
 そのため、私は茶の湯を「休息芸術」と呼んでいます。

休息を誘う、蝋燭の火に揺蕩う菓子の影

□茶の湯を嗜んだ織田信長・豊臣秀吉・徳川家康

 その「休息芸術」は、古くから時代の寵児たちに上手に扱われてきました。
 戦国武将・織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のみならず、鎌倉三代将軍 源実朝、室町八代将軍 足利義政など、茶の湯を嗜んだ人々を挙げ。
 かの有名な千利休は、それまでにない茶の湯の工夫で、彼らを新たな価値基準へと導き、同時に茶の一服で心の平穏を与えました。
 また、武将たちだけでなく、明治以降の新興財閥の長たちも、戦後に至っても、茶の湯に癒しを求めました。
 もちろん、そこには権謀術数の多くの目的があったと思いますが、やはり亭主の手ずからの一服を頂けるありがたさに勝るものはないでしょう。

利休は「休む」方法を編み出した

 そして、それは現代でもきっと同じだと思います。

 子供でも、大人でも、生きていくために、日々いろいろな考えを巡らせています。
 勉強や仕事、私生活のことで常に頭が働いています。
 特に現代はスマホが手の中にあって久しくなりましたから、より「思考」を休ませることが難しくなったのではないでしょうか。
 私もよく「思考」で頭がいっぱいになります。
 そんな時には誰かが開いているお茶会を探しては訪ね、スマホからも、思考からも解き放たれて、心身を休ませたくなります。
 
 このような希望は、茶の経験の有無によらず、誰もが持つものではないでしょうか。
 そして、ふと思った時に誰でも行けるお茶会があれば、多くの方に役立つのではないかと思い、「夜のお茶会くれぐれ」の開催に至りました。

□準備不要・手ぶらで参加できる・写真撮影可
ひとつだけの約束「私語を慎むこと」

静かに、ゆっくりと、お茶を飲む

 お茶会中は、基本的に私語をお控えいただきます。
 なぜなら、ここは茶の一服を嗜みながら、心と体を休ませる場所だから。

 「夜のお茶会くれぐれ」では、静かな空間で、一つ一つ登場する、香煎、菓子、口取をお召し上がり頂き、最後に点前で一服差し上げます。
 その一連の流れを、蝋燭の灯に揺れる空間で、ゆっくりと心落ち着かせて頂きたく思っています。

 座り方も、正座ではなく、どうぞ楽な体勢でお寛ぎください。
 ご希望の方には椅子のご用意もあります。

 お写真や動画は他の参加者が写らないように、ご自由にお撮りください。

 たまたまそこに集う人々が、心を空っぽにして楽しんで頂けましたら幸いです。
 皆様の快復の場所にとなることを目指します。

お点前

●最後に

 長くなってしまいましたが、始めようと思ったきっかけはシンプルです。
 
「茶を飲みたいーーー」

 そう思った時に、心身に休息を与えてくれるお茶会があればいい。
 そんな想いをもって、「夜のお茶会くれぐれ」を始めます。

 お越し頂く理由はどんなささやかなものでも構いません。
 「休みたいな」と思った時、どうぞ、ふらりとお越しください。

 皆様と茶を介して出会う日を楽しみにしております。

 武井 宗道

亭主 武井 宗道

●夜のお茶会 流れ

お茶会の体験はひとつだけ。
季節によって変化する空間や菓子と共に、抹茶をお楽しみください。

□流れ

開場(15分前に開場します)

開始(一斉スタートです)
 1、香煎(香りのあるお湯)
 2、菓子・口取(日々、変化します)
 3、点前(薄茶)
  ※正座ではなく、楽な体勢でどうぞ。
  ※退出はお好きな時間に
  ※お点前が終わるまでは私語はお控えください

退席(最大2時間制となっております)

□こんな方におすすめ

・仕事や食事の後、家に帰る前にお茶を一服したい
・心身を休ませたい
・日常から離れたい
・誰かが点てた茶を飲みたい
・誰かがいる空間に行きたい

□参加条件:

・まったくの未経験、初心者の参加歓迎
・お一人での参加が不安という方はお友達やご家族、カップルなどでも歓迎です

□場所

・清澄白河駅から徒歩1分のお茶室
〒135-0021 東京都江東区白河1−3−13
ホ号220

□参加費

・3,000円(事前決済)

□時間帯

毎週月曜、水曜、木曜、金曜(不定期休日)
・17時〜19時
・19時〜21時
・21時〜23時

□持ち物・服装など

・手ぶら、普段着のまま、お越しください

□今月の予定

⚫︎7月
13、14、19、20、21、24、25

□予約方法

⚫︎公式LINE
①公式LINEの友達追加
②予約ボタンを押す
③空いている日時を選択
④人数を指定し、次へ
⑤「RESERVA会員以外の方」を押す
⑥LINEアカウントで予約する」を押す(以後、自動入力されます)
⑦支払い情報などを入力
⑧「完了する」を押す
⑨申込後、承認メールが届きましたら予約完了です!

⚫︎RESERVA
https://reserva.be/sotosoto

●亭主 武井 宗道 プロフィール

 深川生まれ。
 大学生の頃に武家茶道を始め、退学して内弟子入門。卒業時に「宗道」の号をいただく。
 その後、流儀から離れ、個人で茶の湯の活動を始める。以来、茶事、茶会、座学講座などを開催しながら、企業などの茶道稽古監修も務める。
 現在は清澄白河の築90年の建物の一室に炉を開けて、日々、茶を点てている。


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