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予算200万円台でのDIYマンションリノベ8 ~竣工写真編~

それでは、ビフォーアフター形式で竣工写真をあげていこうかと思います。
なんということでしょう。


空気の淀んだ薄暗いリビングは
カーテンが光壁になって明るくなりました。
細かく区切られた部屋は
3室繋げて開放的に
入口には、「門くぐり松」代わりの流木を吊るします
こども部屋からリビングをのぞむ
こども部屋のアーチ きっといつかは塞ぐのでしょうね。
壁にはたくさんの絵本を並べました
テレビはちゃんと部屋の中心に。仕込んだレールで将来何段も棚がつくれます。


地獄のような部屋も
なんとか書斎っぽくなりました
すぐに散らかしてしまうんですけどね
シロアリの棲家の収納は撤去して
オープンな棚に


湿気は溜まらなくなりました
天井にはブランコを吊るしてみたり。


それなりに住めるようになったかと思います。
いろいろ、思惑が外れたこともありました。

特に子供部屋。
こどもはこんなところに収まることなく、リビング全体を使って走り回って遊びます。なので、キッチンの方に柵を付けることにしました。

絵本壁は、娘が喜んで絵本を選んでくれて、しかもそれを片づけることに感動しました。

ただ、戻すと同時に別の本を必ず取ってくる無限絵本ループに陥りました。

笑顔で次々持ってくるから、断るのもかわいそうで、夫婦で代わる代わる読みましたが、途中で「最後ね」と言って終わりにして泣かしました。
泣かさずに絵本を終わらせる方法が無いものか。。

キッチンで遊ぶ娘


孫のために一生懸命絵本棚をやする爺ちゃん
ぞの師匠 プロの仕事 惚れる。
麻子師匠 ひょうきんだけどスピードも精度も超一流。リノベ設計も一流。いろいろ教わった!
綴組の3人目の監督
竣工の記念写真!後から知ったけど、普段は超有名アトリエ事務所と仕事をしているようで、良く受けて頂けました。そんなこと出会って8年知らなかった。釣り友達なんだもん。

家づくりをすることって、自分の価値観だったり、大切な人のことだったりを、じーーっくりとかんがえるきっかけになると思いました。

手伝ってくれる家族や友達と過ごす時間がとても楽しかったです。父親が転んで開けた穴とか、友人の波打つ鏝の跡とか、そういうものを、できれば補修しきらないで残しておきたい気持ちになりました。

半年前には、マンションの完了検査で、ライト片手にめちゃくちゃ厳しく細かな傷をチェックしていたのがなつかしい。簡単に修正のテープ貼ってた自分に言いたい。直すのどんだけ大変か知ってからやれ!



家族の空間を考えるにあたり、何度も何度も妻と話を重ねました。
妻は保育・発達関係の仕事をしていたこともあり、アイデアをまとめては提示して、ダメ出しをもらい、ブラッシュアップしていくという進め方でした。設計製図の授業のような進め方がとても楽しかったです。
(スケッチに書く文言がプロポーザルっぽくなっているのはそのためです(笑))

素材の質感とか諸々書いたけど、極端な話、そんなことが原因で家庭が破綻するなんてことは稀で、むしろ、夫婦という文化の異なる他人同士の考え方をどうやって歩み寄るかが大切だと感じました。

たとえば、大きなテレビが中心の家にしたい妻と、テレビを置きたくない自分の歩み寄りは、部屋の中心に置いた大きなテレビを、不織布カーテンで隠すという案です。

今となっては、どうやってテレビ無しで子育てをするつもりだったか自分自身を問い詰めたいところですが。意見を変えることとは成長です。

なつかしい、一番初期のスケッチ


誰かを想って頑張ったり、何かを作ったりする時間は、幸せです。

本当に貴重な経験をすることが出来ました。
これからの設計の仕事も、人々が、そこでどんな暮らしをするかを想い、
幸せな暮らしを考えて良ければと思います。


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