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【妖珈琲物語】第4話「世界一のバリスタ」

【妖珈琲物語】

おは妖ございます。妖店長です。
コーヒーが飲めるようになって「半年」で、自家焙煎・販売までたどり着いた「自家成分焙煎 妖珈琲店」店長の珈琲物語を連載しております。
宜しくお願い致します。


【2022年11~12月】


2000年頃、幼少期に飲んだインスタントコーヒー(ロブスタ)が苦く、トラウマになりブラックコーヒーを遠ざけて生きてきた妖店長

2022年8月、COVID-19に感染。
味覚と嗅覚が脱落し、10月から徐々に回復。

2022年11月4日「スタバ リザーブ」のバリスタさん(現役看護師)が淹れて下さったコーヒーが美味しく感動。
ドリップセットを即日購入して持ち帰り自分で淹れるも、激不味く撃沈したのが、前回までのお話。
(味覚と嗅覚は元通りに戻っていたことが分かった)



世界一のバリスタさんを探して

幼少期に飲んだインスタントコーヒー、バリスタさんが淹れたコーヒー、自宅で淹れたコーヒー.…どれも同じコーヒーの筈。

しかし、「私が美味しかったと感じた」のはバリスタさんが淹れて下さったコーヒーでした。

―――世界一のバリスタさんがどうやって美味しく淹れているか、コツが少しでも分かれば美味しく淹れることが出来るかもしれない。

と、いうことで早速「世界一 バリスタ」等でGoogle検索をかけます。


粕谷 哲【カスヤ テツ】

すると、「粕谷 哲」「PHILOCOFFEA(フィロコフィア)」という検索結果が。
なんと!日本の関東(千葉県 船橋市)に世界一のバリスタのお店があったのでした。

☝「PHILOCOFFEA」公式HP/代表取締役:粕谷 哲様

PHILOCOFFEAは
アジア人初のWORLD BREWERS CUPを制した世界チャンピオン粕谷哲と
船橋コーヒータウン化計画の発起人である梶真佐巳が
共同で設立したコーヒーカンパニーです。

”船橋コーヒータウン化計画”という船橋市の一大プロジェクト。

コンセプトは”船橋をコーヒーで暮らし豊かな街にする”。

公式HP

PHILOSOPHY(哲学すること)+COFFEA(コーヒーノキ)の造語である、PHILOCOFFEA。

なぜCOFFEEではなくCOFFEAなのか。
そこには、コーヒー業界のあるべき姿や理想を考え、その目標に向かってコーヒーノキが根を張るように少しずつ花を咲かせられるよう邁進していく、
という私たちの理念が込められています。

スペシャルティコーヒー業界としての正解は、
「クリーン」で「後味が心地よく続く」コーヒーだと私は思っています。

公式HP


(当時拝見したページが見つからず比較的分かりやすいページを貼ります)

粕谷 哲 経歴
2003年4月~2007年3月 青山学院大学の国際政治経済学部でファイナンスを専攻

2007年4月 IT系のベンチャー企業に就職、大手企業を10社程度担当し、保守運用・業務などを担う

2012年に1型糖尿病を発病し、入院生活中にコーヒーに目覚める

2013年6月 IT系のベンチャー企業退職し、同年7月に現COFFEE FACTORYに入社

2013年バリスタとしての道を進み始る

2014年2月 初めて出場したJapan Brewers Cup 2014予選落ち

2015年2月 Japan Brewers Cup 2014/2015予選落ち

2015年2月 Japan Aeropress Championship 2015優勝

2015年8月 Japan Brewers Cup 2015予選通過

2015年10月 本戦優勝

2016年6月 アイルランドのダブリンで行われたWorld Brewers Cup 2016にて日本人初の決勝進出、アジア人初の世界制覇を達成

粕谷バリスタの経歴を簡単に説明すると…
元々コーヒーと全く関係がないIT企業で働いていた
・突然、一型糖尿病になり、糖尿病でも飲める飲み物が「ブラックコーヒー」であったことからコーヒー店に入店。

入店したコーヒーが美味しいと、ドリップセットを購入し自分で淹れたら不味かった

・バリスタの道に進み、「何故?」を追求したらわずか3年でブラックコーヒー世界競技大会で世界一になってしまった天才!




「4:6メゾット」



そして、粕谷バリスタが何故優勝できたのかといいますと…
「4:6メゾット」という、
「使うお湯の総湯量を40%と60%にわけて、それぞれで味と濃度の調整をする画期的なハンドドリップの方法」を考案したから☟

※2023年4月には「誰でも簡単! 世界一の4:6メソッドでハマる 美味しいコーヒー」という本が出版されました。



☆入店したコーヒーが美味しいと、ドリップセットを購入し自分で淹れたら不味かった。
何故?を追求したら美味しいコーヒーを淹れられる様になった

どことなくコーヒーとの出会い方(☆)が妖店長と似ていますね。

この経歴を当時拝見した私は一つの仮説を立てます。
「コーヒーの正しい根拠を重ねれば(世界一の味でなくとも)美味しいコーヒーが淹れられるようになるのではないか?」




コーヒーを美味しくするキーワード

粕谷バリスタのSNSを辿り気になるワードが見つかります。


妖「Ca、Mg、pH…?何を言っているんだろうか?水はあくまで溶媒であって味や香りを出すメインはコーヒー豆なんじゃないの?

引用されていた方の「水質」というキーワードで水に対することを言っているのだと分かった私は、「水とコーヒーの関係」について調べることにしたのでした。


今日はここまで!
お読み頂き、ありがとうございました。

次回は、妖店長が「コーヒーに合う水を探す話」になります。

2023年5月19日
「自家成分焙煎 妖珈琲店」店長:外堀 妖

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