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ある春の日の我が家の幸せな「おうち時間」

 忙しい日が続いて疲れ切った仕事帰り。


 明日の休日はひたすら「おうち時間」を楽しむと決意。


 午前から夕方まではおひとり様時間、夕方から夜は妻と二人で家族時間の「おうち時間」ダブルヘッダー♪


 前日妻が買っておいてくれたサラダ野菜とプチトマトと、白ワインのつまみに自分が買った生ハムとスモークサーモンが残っているので、それを使うことを考えつつ駅前のスーパーマーケットへ。


 野菜売り場には、冬から初春にかけて美味しい菜の花があがある。


 これはサーモンと合わせると間違いない。


 おうちにあるサラダ野菜と合わせて「スモークサーモンと菜の花のサラダ」に決定!


 そら豆は茹でてストックしてあれば、いつでも使えるから買っておこう。(明日のおつまみにも出来るしパスタに使ってもいいし♪)


 それとモッツァレラチーズも明日のおつまみ用に購入。


 モッツァレラチーズを生ハムと一緒に食べるおつまみが大好きなので、これは「おひとり様時間」の楽しみに♪


 プチトマトをどう使うかを考えていたら、春キャベツ発見!


 春キャベツとアンチョビとケッパーの相性は、イタリア料理的には鉄板。


 であれば、魚売り場を見てみよよう。。。


 釜揚げしらす発見!


 ということで、もう一品目の前菜は「しらすとフルーツトマトのカプレーゼ」に決定!


 そして、桜エビも発見!パスタは「桜エビと春キャベツのリングイネ」
(妻がオイルベースのパスタが好きなので、喜んでもらえる確率120%)


 生ハムの使い方を考えてお肉売り場に行くと、豚肉ロースが安くなっている。。。てゆー事は。。。


 ローマの伝統料理の「サルティンボッカ」で決定!


(サルティンボッカはイタリア語で「口に飛び込んでくる」とう意味で、それだけ簡単スピーディーに作れるという意味と、飛び込ませたくなるほど美味しいという意味の料理なんです♪本当は仔牛肉なのですが、一般家庭ではなかなか手に入らないので、豚肉や鶏肉でも美味しくできます。)


 ということで、菜の花1/2パック 春キャベツ1/4個 むきそら豆1袋 バジリコ1パック セージ1パック モッツァレラチーズ1パック 釜揚げしらす1パック 桜エビ1パックと豚肉ロース。


 合計2000円ちょっと、どの食材も全部使い切る事はないので、ストックもできるものばかり。


 という事で、明日の夜ご飯は以下のメニューで決定!


前菜;「スモークサーモンと菜の花のサラダ」

「しらすとフルーツトマトのカプレーゼ」

パスタ;「桜エビと春キャベツのリングイネ」

メイン;「サルティンボッカ」


 そして、明日の午前中から夜まで楽しむワインは、


 色とベリー系の香りで春を感じさせてくれる、スパークリングワインのロゼ(コンビニでも売っている小さい缶がちょうど良い感じ)。


 新緑のようなグリーンがかった色味とフレッシュな香りと味わいのミュスカデ。


 黄金の様な色味と大きな花束のような華やかな香りが桜満開になった春を感じさせてくれる、フランスのヴィオニエ

を購入。


 明日のお昼のおつまみと食事は、おひとり様時間の間に考えて作る事にして就寝zzz

朝からお昼時のおひとり様おうち時間


 翌朝妻が仕事に出かけるのを送り出してから、「おひとり様時間」スタート。


 まずはおひとり様には丁度良いスパークリングワインのロゼをグラスに注ぐ。。。


 朝のスパークリングワイン自体、とても贅沢な気分になるけど、ことさら春のロゼは朝から桜満開の気分で、とても幸せ♪


 そんな幸せを感じつつ料理開始。


 まずは、夜の食事の準備。


 夜使う時には冷えている状態で使いたいので、早めに茹でて粗熱が取れたらすぐに冷蔵庫に入れらるように、そら豆と菜の花とキャベツ半分を茹でておこう。


 自宅で野菜を茹でるときは、時短にもなるし水の節約もできるし、何よりも栄養価が多く残るので、やっぱりレンジが一番。


 洗ってから軽く塩を振って、ラップもしくは耐熱容器に入れて蓋をしてレンジでチン♪

 むきそら豆は、茹で上がったらタッパーに移し替えて、蓋をしないで粗熱を取っておく。(すぐに食べることはないにしても、常温の方がやっぱり美味しいので、食べたくなった時のために。。。)


 菜の花は一度氷水に晒して、粗熱が取れたら水を切ってタッパーに移し替えて冷蔵庫に入れておく。


 まずは夜ご飯の準備の一部はこれで完了。


 さて、ロゼのスパークリングワインが終わったので、昨日買っておいたミュスカデを抜栓。

この記事を書く前で写真を撮ってなかったので、実際に飲んだ商品の写真です


 グラスに注ぐと爽やかな新緑のような綺麗なグリーン。


 口に含んでみれば、とびっきり初々しい爽やかな果実味。


春だなぁ。。。


 しみじみと感じる。。。


 夜使う分でもあまりそうなプチトマトを使って、カプレーゼと生ハムの盛り合わせの準備開始。

モッツァレラのこくとプチトマトのフルーティーな酸味と甘味をバジリコの香りがしっかり演出してくれて、これを生ハムで包んで口に運ぶとこれまた美味🎶


ミュスカデとの相性も最高!


 お昼過ぎ、流石にしっかりしたものが食べたくなってきたので、「そら豆のリゾット」を作る事に。

 ある程度温まってきたら、生米を1/2合フライパンに入れてオイルを纏わせながら火を通す。

 お米が透き通ってきたら、先に用意していたコンソメ250mlを入れて、中火8分間鍋を多少動かすことはあっても直接触れないように水分が飛ぶのをひたすら眺める。

 8分経って水分が減ってきたら、強めの弱火にして7分間お米が立ってくるのを眺める。

 お米がたってきたら火を止めて最後の仕上げの段階なのだけど、ワインを飲みながらそれを眺めながら料理をしている時間。


 それが「おひとり様」の最高に贅沢なおうち時間。


 最後の仕上げにパルメザンチーズと茹でてあったそら豆を入れて、良く和えて盛り付けたら完成!


 そら豆の甘味とチーズの塩味のバランスが最高!

 ミュスカデを飲むと、爽やかで抑え気味な果実味が料理の素材の香りを引き立てながら、料理の塩味を旨味に感じさせてくれている。。。


 春を感じさせてくれる幸せをお昼時にワインと共に堪能。


 お腹が満たされたところで、お皿とフライパンは洗ってキッチンは綺麗な状態にしておいてから、映画鑑賞♪


 この日観たのはフランス映画「アメリ」。


 ミュスカデの軽快な味わいと映画の軽快な展開が最高のマリアージュ。


 ワインって料理だけではなく、音楽や映画と併せても楽しめるんですよね。



妻と楽しむ「おうち時間」


 18時過ぎ、妻から仕事上がったとメッセージ。


 妻が帰って一息ついたところですぐに食べられるように準備開始。


 先ずは湧くのに一番時間がかかるパスタの茹で汁の準備。

 湧くのをまっている間に、前菜で使うプチトマト8個を1/2カット。カットしてから塩ひとつまみとケッパーとケッパーの漬け酢を入れてよく和えておく。


 そして、朝茹でておいた菜の花4本を一口サイズで食べやすくなるように半分にカット。


 それと、パスタで使う春キャベツ4枚を一口サイズにカット。


 それぞれ小皿に入れて、冷蔵庫に入れておく。


 火を使うのはパスタとメインディッシュだけなので、先にフライパンにオリーブオイルを人回しして潰したニンニクとアンチョビを入れておく。


 メインで使うカルティンボッカ用のトンカツ用の豚肉ロースを、肉たたきで薄く叩く(肉叩きがなければ包丁の背を使ってもOK)。


 好みの厚さになったら胡椒とセージを振って生ハムを乗せて、薄力粉を振ってバットに移し替えておく。


 これで、あとは盛り付けと火にかけるだけの準備が完了。


 包丁とまな板を使うことはもう無いので、洗ってキッチンは綺麗な状態にしておく。


 妻が帰宅。


 彼女が着替えたりしている間に、テーブルセットとドリンクの準備。


 彼女はお酒が飲めないので、普段食事中に好んで飲んでいるガス入りのミネラルウォーターをついでテーブルにセット。


 そして、前菜の準備。


 まずは、しらすとフルーツトマトのカプレーゼの盛り付け。

 冷やしたグラスの底に塩とケッパーでマリネしたプチトマトを入れて、その上に釜揚げしらすを盛り付けて、エクストラバージンオリーブオイルをひと回し。最後にちぎったバジリコを乗せて完成。

汗かいててすみません。。。




 続けてスモークサーモンと菜の花のサラダの準備。


 準備した菜の花とサラダ野菜をパックからボウルに入れて塩胡椒を軽く振って下味をつけて、ほのかに味が付いたことを確認したら、レモンドレッシングをボウルの壁にひと回して、野菜とよく和える。(こうすると生野菜のシャキシャキ感がたってきます)味を見てドレッシングの味が野菜にのっていることを確認したら、お皿に盛り付け。野菜を盛り付けたら、サーモンをのせてケッパーを散らして完成。



 我が家の場合は、妻は土日休みでのお仕事。僕の場合は飲食系の事業なのでむしろ平日休みが多いので、二人で食宅をかこむ事も稀だし、デートも中々できていない。


 そんな事情もあって、レストランの感覚だと、一皿ずつ分けて出したくなるのだけど、一皿ごとに僕がテーブルを離れるのは、夫婦で楽しむおうち時間としては会話の楽しみが半減してしまうので、準備できた前菜2種をテーブルに運ぶ。


 その間に、前菜が終わったらパスタを直ぐに作れるように、茹で汁の入ったパスタロボに火をかけておく。


 さて、ここから楽しい夫婦の会話♪


 まずは「今日も一日お疲れ様でした」と乾杯♪


 お互いの仕事の話で始まりながらも前菜を口にし始めれば、話は仕事から逸れていく。。。


 そして、僕のおひとり様時間の報告をすると、妻も映画を一緒に観たいということで、観る映画の打合せ。


 妻のお仕事モードからの解放大成功♪


 ワインと料理と妻との会話のマリアージュ。。。幸せこの上ない♪


 ミュスカデの最後の1杯が終わったので、ヴィオニエを抜栓。



 お酒は飲めなくてもワインの香りが好きな妻が、ヴィオニエの華やかな香り嗅いで


 「桜はまだ咲いていないけど、桜満開な気分になるね」と一言。


 彼女が見たい映画を考えている間に、前菜がほぼ終わりそうな感じなので、下げられるお皿を下げつつ鍋にリングイネを入れて茹で始める。


 そして、予め用意しておいたフライパンの加熱を開始。

 ニンニクの香りが立ってきたら、桜エビをフライパンに入れて一緒に弱火で加熱。


 その間に前菜で使ったお皿は洗っておく。


 袋に表示されている1.5分前になったら、刻んであったキャベツを茹でているパスタの鍋に入れて、表示されている1分前にリングイネをフライパンに入れる。


 そのフライパンにお玉1杯分のパスタの茹で汁を入れて水分がある程度飛ぶまで良く和えて、味の確認。確認して程よい塩味なので、お皿に盛り付けて桜エビと春キャベツのリングイネ完成。




 次の料理でフライパンは使うので、先に洗って直ぐ使えるようにしてから、パスタをテーブルに持っていく。


 妻がまず一口。。。


「これこれぇ」と満面の笑顔


 そして僕も一口。。。


 アンチョビの塩味とケッパーの柔らかい酸味が春キャベツならではの甘味を引き出していて、桜エビの香りと旨みが更に絡んでくる。


 我ながら「美味しね」と一言。


 抜栓仕立てのヴィオニエを飲んでみると、桜エビと春キャベツの味と香りをさらに広げてくれる華やかな味わい。


 このワインを選んで良かったぁ。。。


 パスタを食べている間は会話不要。


 目の前で味わってもらっている事が判れば十分幸せ。


 パスタ完食すると妻から


「私の好きな味付けのパスタ、ありうがとう」


。。。幸せな一言♪


パスタが終わってお皿を下げたら、フライパンにオリーブオイルをひと回し入れて加熱して温める。温まるのを待っている間にパスタの皿を洗って、メインのお皿を準備。


 フライパンが暖まったら、準備したお肉をフライパンに生ハム側を下にしてフライパンに入れる。


 下にした生ハム側に焼き目が付いたら裏返す。

 しっかり火が通ったらお肉は皿に盛り付けて、フライパンに今飲んでいる白ワインのヴィオニエを入れて強火で加熱してアルコールが飛んでソースにとろみが付いたら、お肉にかけてサルティンボッカ完成。



 改めて「いただきまぁす」


 生ハムと一緒にナイフでカットしてお肉を一口。


 やっぱりバターとセージの相性は抜群!


 軽快な口当たりでソースとよく絡んだお肉の味わいは、その名の通り口に飛び込ませたくなるほど。


 流石に今飲んでいるワインとの相性も完璧。


 妻の顔もご満悦♪


 夫婦揃って無言であっという間に口に飛び込ませるばかりに完食。(これぞサルティンボッカww)


 食べ終わってしばらくして僕が片付けを始めようとすると、妻から


 「洗い物は私がやるからね」と


 「仕事帰りで疲れているのに良いの?」と尋ねると


 「美味しい料理のおかげで疲れが飛んだから、楽しませってもらった私が洗い物をしたいの」と


 「それではお言葉に甘えさせてもらうね。ありがとう。」


 「こちらこそ美味しい夜ご飯、ありがとう。」と妻。


 妻が洗い物をしてくれている間に、これから観る映画の準備。


 洗い物を終えた妻は、コーヒーを淹れてポテトチップスを持ってきて


 「やっぱり映画鑑賞はポテトチップスでしょ」と妻。


 そして、映画鑑賞スタート。


 妻はコーヒーを飲みながら、僕は残った白ワインを飲みながらポテトチップスをつまみに映画鑑賞。


 こうして、二人の幸せなおうち時間の夜はふけていくのでした♪

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飲食店のコンサルティング業を20年弱経営しているEmilioです😉 レストランで調理される料理は、やっぱり家庭で作るにはハードルが高いも…

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