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還暦子⁺⁴
2021年5月29日 07:08
Aは黒、Eは白、Iは赤、Uは緑、Oは赤、母音たち、おまへたちの穏密な誕生をいつの日か私は語らう。これはフランスの詩人アルチュール・ランボーの「母音」という詩の冒頭です。青空文庫から中原中也訳による出だしを引用しました。私がこの詩に出逢った時の衝撃は大変なものでした。自分以外に文字に色を感じている人の存在を、初めて認識した瞬間でした。私は三十代になっていました。私の場合、物心ついた時からす