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近くにありすぎて気付けないもの

自分が何者かなんて、一人で頭をこねくり回したってわからない。

なぜなら、比較対象がないから。

自分で外に出て、人と関わって、初めて自分がどんな生き物なのかがわかってくる。

あの子はイチゴが好きだけど、私はパイナップルが好きだとか。
あの人は野球が好きだけど、私は本が好きだとか。
彼はミステリが好きだけど、私はファンタジーが好きだとか。

自分の中では極当たり前に繰り返し過ぎていて、それが得意だとも思わないことが実は自分は得意なのだ。

早起きだって特技。
お皿洗いだって、レジ打ちだって、給与計算だって、貯金だって、接客だって。

苦じゃなくできるということは、それは自分の特技なのだ。


私は、就活生の時の特技の欄に「エレキベース(7年)」と書いたけれど。
たぶん、本当はそんなことは特技じゃない。

私が得意なのは、何時間やっても苦じゃないのは、文章を書くことや考えることなのだ。


近くにありすぎて気付けないことって沢山ある。

近くにありすぎて見えないのであれば、遠くへ出かけて行って、そこからもう一度振り返って自分をみてみるしかないのだ。


ショートショートでお送りしました。

ご清聴、ありがとうございました。


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