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話下手が気付いた、ありがとうの大きさのこと
カンボジアに来てから、「ありがとう」には沢山の種類があるって気付きました。
・ありがとう
・サンキュー
・オークン(クメール語)
・謝謝
もちろん、こんな感じで言語の種類もあります。
日本語には敬語もあります。
もっと言えば、感嘆符の種類もありますね。
・ありがとう!
・ありがとうございます。
・まじか! ありがとう!!!
・ありがとうございます‥‥!
・嬉しいです。ありがとうございます。
感嘆符や細かな表現の違いを言い出したら、それこそ無限にあるんじゃないかな。
そして最近私が反省したのは、自分が感じた分の「ありがとう」を、相手に直接伝えているか? それは相手に伝わっているか? ということでした。
「話すのが苦手」で逃げてきたこと
私は自分を話し下手だと思っています。
文章と違い、会話は即座にレスポンスしないといけず、「即座」というのが苦手だからです。
間髪入れずに言葉を発しなければいけない時、私は自分の感情を即座に咀嚼して相手に反応を返さないといけなくなります。
でも、これが上手くない。
本当はとっても嬉しくて、お礼を伝えたい! と思っているのに、なんだか歯切れの悪い「ありがとう」になってしまったり。
ごめんなさい。こういうときどんな顔すればいいかわからないの。
くらいの勢いで、反応間違えたな〜〜って内心で思ってることもよくあります。
逆パターンもあって、そんなに怒ってなかったのに、めっちゃキレちゃったなあ‥‥。っていう時もあります。
それで感情の咀嚼が完了した後になって、やっぱりもう一度正しく伝えようと思って文章にして送ることもあります。
私はそれで良いと思っていたのですが、それってサボってるだけかもしれない! と屋台を経営していて気付いたのです。
ちゃんと気持ちが伝わってないかも
例えば、ぶっきらぼうなありがとうを伝えます。
内心はもっともっと喜んでる。
でも、うまく表現できないからそう言います。
帰り道、あの時の表現だけじゃダメだなと思い、ありがとうを咀嚼して考えた言葉を文章にして送ります。
それでいい人もいる。
でも、よくない人もいるだろうなって思ったんです。
もっとその場で言ってもらいたかった、みたいな。
相手の立場を想像してみると、「私は話し下手」って関係ないんですよね。
その壁を作って、話し言葉で伝えることから逃げている場合じゃないって気付いたんです。
言葉の通じないお客さんに、ありがとうを伝えるには
ありがとうには、大きさや深さがあります。
屋台ではカンボジアの方をはじめ、沢山の国の方がお客さんとしてチキンを買ってくれます。
当然のことながら、言葉はまともに通じません。
できることは、少ないボキャブラリーのありがとうを言うことと、全力のボディーランゲージです。
本当にそれだけ。
お客さんとは基本的に一期一会で、連絡先も知らないので後出しの感情表現は出来ません。
大事なのは、「今、ここ」に居る自分の気持ちを全力で表現すること。
それを相手が受け取ってくれたら、お互いに同じ分のプラスの気持ちを交換できる。
そして、もしかするとそれは次の来店に繋がるかもしれない。
だったらやらない理由はないし、そこから逃げちゃダメだなと思いました。
自分が感じた量のありがとうを
そうは言っても、頭でわかってることと実際にできることは違います。
最初の頃は、中々表現出来ていませんでした。
うまく笑えなかったり、動作がぎこちなかったり。
でも、本当はとりあえず表現してみればよかったんですよね。
自分が感じたっぽい、ありがとうの分の表現を。
もしもっと考えるのであれば、史上最高の喜びが5だとして場合の5段階評価でどのくらいの嬉しさを感じているかを判断してみるとかね。
これはアンガーマネジメントで聞いた手法でしたが、他の感情にも使えるなあと思います。
そうやって少しずつ、「今、ここ」にいる私が感じている感情を、感じている分だけ表現できる人になっていこうと思います。
ご清聴、ありがとうございました。
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