2024年の組織発酵学
久しぶりの更新です。
今年も色々な事がありました。
新しい年にまた新たな「発酵」を巻き起こしていくためにも今年を総括してみたいと思います。
ニュース1
組織発酵学の導入企業が大幅に増えました。
2021年にプロトタイプが出来上がり、テストトライやお試し導入企業が出てから3年弱。様々な企業で導入、リピート実施いただけるケースが増えました。
特に、自律人材育成、主体性開発のプログラムの導入が急増しました。これは、2つの要因があるように思います。
1つは、企業側での自律人材育成ニーズの高まり。エンゲージメント文脈や、M&Aで社内の共通言語作りであったり、階層別研修で抜け落ちる30~40代前半での教育ニーズに当てはまったり、と背景や位置づけはやや異なりますが、企業側の需要の高まりを感じました。
もう1つは、私自身が講師として登壇することへの自信を取り戻した、いや新たに覚醒した、という自分起因です。私自身が創ったこのコンテンツ。毎回のように内容を見直し、登壇前には企業別にカスタマイズしたり、アンケート結果を見ては、課題をまとめていったりと、とにかく愛着を持って自分が自信を持って登壇できるようになり、それが高評価やリピート、ご紹介につながったと思ます。
ニュース2
組織発酵学の方向性を少しアレンジしたことです。もともとは、イノベーション人材育成や、イノベーションマインド組織を目指すことを歌っていました。しかし、お問い合わせはあるものの、導入に至るケースがゼロでした。これには、かなり残念な思いでいました。イノベーション文脈ですと、どうしても、もっと左脳的な、ロジカルなものをお客様は求めているのだと感じたのです。
その一方で、世の中のニーズで顕著であった、エンゲージメントに関するお問い合わせから、この組織発酵学は合致するものがありました。コンプライアンスや、ハラスメント的側面から「ホワイト過ぎる企業」が増えています。結果、ガチガチの組織になってしまい、余白のない、遊びのない、そして正解不正解に究極にこだわる組織文化が行き過ぎてしまっている、そんな状態の中で、組織発酵学に着目いただいたケースがありました。
そこで、組織発酵学の最終ゴールは、イノベーションにおいたまま、セカンドステップとして、陰と陽を活かせる、正解不正解に拘りすぎない 組織のエンゲージメント向上につなげるコンテンツの開発に着手しました。
まだ、ホームページも変えられていませんが、この方向性での手応えを感じながら、2025年追加ラインナップを増やしていきます。
ニュース3
一方で、組織発酵学を提供してる当社=Brew株式会社では、このコンテンツ提供者として、更に自覚を高めなくては、と思うことが今年何点かありました。
それは、まず自分自身の発酵が足りていない、という点です。もっと言うと「組織発酵学」をもっと信じて、楽しんで、期待してあげても良いのに、ということです。どうしても、当社は他の事業(通常のカスタマイズ型講師派遣研修)も行っており、こちらのニーズや対応業務が多いため、普段の目線がどうしても、こちらの事業に行きがちです。すると自ずと「組織発酵学」にかける時間や思いが減りがちです。出会った人やお問い合わせいただいた方に「組織発酵学面白いね!」とせっかく言ってくださったのに、私自身があまり気持ちが乗り切れていなかった、そういった反省です。
コロナ中にどうしても創りたくなって創った「組織発酵学」
ワクワクして、心踊りながらコンテンツ開発した「組織発酵学」
親しい知人や講師、クライアントに紹介して期待された「組織発酵学」
今振り返ると、私自身が「組織発酵学」を信じきれていなかった
そう思うのです。
2025年への決意
もうお分かりだと思います。
ニーズがある、そして目指す方向も見えている
あとは、組織発酵学にあるように、決める、信じる、祈る、他力を借りる
です。
特に、組織発酵学は今まで私一人で、なんとかしてきました。
2025年は他力を大いに借りる
そのために、私は決める、信じる、祈る
ことから始めて参ります。
2024年12月31日
組織発酵学プロデューサー
原 佳弘