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2時間目 音の名前

んじゃ、とりあえず本当に初歩の初歩から始めましょう。

鍵盤と音の名前

ドレミ鍵盤基本

鍵盤でアレルギーとか言わないでくださいね。ギターのほうが分かる!っていう人もいると思うけれど、DAW(パソコンの音楽ソフト)でも「ピアノロール」なんていうのがあるくらい鍵盤を知ってると便利なので是非覚えちゃいましょう!
とりあえず「ドレミファソラシ」って名前と順番は分かると思います。

で、それがピアノやキーボードの鍵盤だとどれなの?
っていうのがイラストのやつです。
黒いのはめんどくさくなるので今は無視!

でも黒いのが2本3本のグループに分かれてますね。
その2本の左側の白いところが「ド」になって、あとは右に行くほどみんなの知ってるドレミファソラシドの順番で音が高くなります。

あとは同じ順序の鍵盤が繰り返し並んでいるだけです。

この並びでドからドまでのひとまとまりを「オクターブ」という単位で呼びます。
例えば「4オクターブの音域で歌えるよ!」ということは(スタートがどの音かは人それぞれ)、この鍵盤のセットを4つ並べた広さの音域の声が出る、ということです。
※ちなみに一般的に特に歌を歌わない人の音域は1オクターブ半~2オクターブと言われています。

おしまい。

というのはちょっと少ないので・・・

音の名前と由来

実は国によってこの「ドレミファソラシド」っていう呼び方はちょっと変わっちゃうんです。
そう、みんなの知ってるギターではコードの名前にアルファベットが使われていますが、あれは英語式なんです。
たまにドイツ語って思ってる人がいますが違います。

外国語だと覚えたくない人も多いと思うんですよねぇ・・・

みんな知ってるやつだと「ハニホヘトイロハ」っていうのもありますよね。
ご存知の通り日本のやつ。「ハ長調」とか習ったじゃないですか。
これって「C メジャー」の調のことなんですが、ドイツ式だと「C dur(ツェー ドゥア)」なんて言います。

思うんですよね。ド長調とかでいいじゃんって。何でダメなんですかね?
どなたかご存知の方がいたら教えて頂けると嬉しいです。

と、余計な話をしました。

ポップスでは英語が良く使われる

英語だとC,D,E,F,G,A,Bって並びます。C(ド)からG(ソ)までは順番通り。そのあとなぜか戻ってA(ラ)、B(シ)です。
読み方はそのままシー・ディー・イー・エフ・ジー・エー・ビー
♯や♭がついてもこの名前にそのまま「Cシャープ」なんて言うだけです。

クラシックではドイツ語が良く使われる

そしてさっき少し出てきた「ドイツ語」。オーケストラや吹奏楽、合唱なんかをまあまあガチでやってる人たちには耳馴染みがあるはずなんですが、
C,D,E,F,G,A,Hと並びます。
そう。シがBじゃなくてHです。
読み方はツェー・デー・エー・エフ・ゲー・アー・ハー
で、めんどくさいのが♯や♭が付くときで、思いっきり名前が変わります。

♯だと後ろにisを付けてC⇒Cis(チス)♭が付くとesを付けてC⇒Ces(ツェス)…こんなルールが全部に当てはめられます・・・と思ったら、シ♭だけは何と・・・B(ベー)です・・・。

どうしてA=ドじゃないの?

この理由を全部話すと長くなるんですが、結論だけ言うと元々音に名前を付けたときにラから付け始めたからなんです。
それならA,B,C,D,E,F,Gですね。
※このA(ラ)から始まる音階は実はあとでやる「イ短調(A マイナー)」の音階でもあります。

いつもC(ド)を基準にしているからややこしいですよね。

ドレミファソラシドの国籍

で、ですね…僕らの知ってる「ドレミファソラシド」がないじゃないですか。これは何とフランス語イタリア語なんですよ(仏・伊は同じ名前で呼んでる)。

ドレミ鍵盤基本2

というわけで、次回はいわゆる「楽典」とか音楽理論とかとは違う話ですが、Twitterとかでも結構みんなが迷ってる?「Hi-C」やら「Hi-Hi-C」やらというのが何なのか…人間の声の音域について少し詳しく書きたいと思います。

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