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0時間目 音を重ねる準備

さて実はこれを書いているのは「おんがくをはじめから」の4時間目「平均律と純正律」が終わったところで、「早くもっと実用的なところも知りたい」なんて人もいるんだろうな・・・という空気感を感じたので、みんなが知りたそうにしていた「和音(わおん)」について書いていこうと思いました。

コードと和声

ポップスの人は「コード」クラシックの人は「和声(わせい)」って言った方が馴染みがあると思います。ものすごく似ていますがちょっと違う部分もあったりします。

クラシックの「和声」では「禁則(きんそく)」と呼ばれるやっちゃいけないルールがたくさん出てきますが、ポップスでは割とアバウトに使われていることが少なくないように思います。

って言うか・・・ギターのパワーコードは楽譜で見たら禁則だらけです。でも美しければいいんです。
ジャズも禁則の嵐ですが複雑なコード(?)のおかげでいい感じになってます(笑)
そう。美しければいい
でもクラシックでは原則として禁則は禁則です。

でもネットに投稿されている曲を聴くとせっかくアイディアが良くても明らかに違和感のありすぎる音がそのままにされていたりして残念なことも多い(大多数)んですね。さすがに禁則を無視しすぎ。無知がバレバレです。
ただ、趣味で楽しむだけなら全然問題ないと思います。恐らく気づかない人の方が多いですから。

ですが、それでプロになろう(プロでなくてもお金をもらおう)とするならありえません
プロが聞いたら「素人作品」であって、とても商品として出せるような代物ではないんです。

なので少しでも多くの人に確かな知識と技術を身に着けて、もっと思い描いた音楽を楽しく作ってもらえるお手伝いが出来たらいいな!と思っていますので、ちょっとずつ読んで、一つひとつ練習してみて下さい。

和音を学ぶ前の準備

というわけで、いきなり和音・コードを勉強してみよう!・・・と言っても、「音の名前」「音階」「調」も分からないのでは残念ながら話になりません。(リンクをクリックすると該当ページに飛びます)
「楽譜を見て何の音か分かる」程度の最低限の知識は絶対に必要です。

はい。今回の本題はこの4行だけです(笑)

和音を勉強する前に気をつけたいこと

最初の方で「禁則」というルールがあると言いましたが、これがなかなか厄介で、大切な基礎ですからしっかりと叩き込む必要があります

ですが、ゆくゆく作曲や編曲(アレンジ)をしようとなったときに気にしすぎるとがんじがらめになって自由がなくなることもあるんです。そうなってしまうとみなさんのせっかくのアイディアが委縮してしまったりすることもあるので、雑な言い方になりますが・・・
ルールを破らなければ達成できない音ならルールを無視することも許される
というくらいに思っておきましょう。

しかし何の勉強でもスポーツでも芸術でも基礎はとても大切です。

ハッキリ言って本当にめんどくさいので、ちまたでは「やらなくてもいい説」を巧みな言い訳を生み出しながらまことしやかに唱えて逃げている人がたくさんいます。たしかに退屈かも知れませんが・・・なるべく分かりやすくしていくので一緒に頑張ってみましょう!

【2020.6.15補足】
これらについてはマガジン「おんがくをはじめから」の方で大急ぎで書いていくようにしますのでそちらで学んでみて下さい。

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