これまでの人生、これからの人生~言葉のニュアンスで変わる考え方~

これまでの人生がこれからを決める。

こんな思考である事によって、自分の行動に制限がかかってしまう人がいる。

こんな人は、過去の経験の蓄積で、自分のできる・できないの判断をしているように思う。

そしてその判断は、これまでの人生の中で、それなりのチャレンジや努力をする事なく、

流れに身を任せて進んできた基準によるものだとも思う。

後ろ向きの思考になるのは、単純に、自信がないからであって、

効率を追い求めて、過去の経験に基づき、できる・できないを判断していては、大きな成長はこれから先も望めない。

逆に、

これからの人生でこれまでが決まる

という思考でいる人は、過去にとらわれる事がないから、どんどん成長していく事ができる。

チャレンジや努力をした後で、それは過去にこんな経験があったからだというプラスの解釈をする事ができる。

未来思考であって、過去もプラスにしてしまう。

過去の事実は変えられないが、過去の捉え方を変えてより未来の成長に向けての力にする事ができる。

もちろん、これまで充実してきた人生を送ってきた人なら、

これまでの人生がこれからを決める

という言葉に対して、より自信を持って未来へ進める事になるんだろうが、

ふと、立ち止まって振り返ると、

自分の人生今まで完璧だったと思う人はそうはいないはずだ。

だから、過去の事をより良い経験だったという風に捉えて、未来に進むには、

これからの人生でこれまでが決まる

と思った方が、人生を長い目でデザインするにはいいような気がする。

このように、ちょっとした言葉のニュアンスで捉え方が変わってしまう事はたくさんある。

指導者として子ども達に何かを伝える時、そのちょっとしたニュアンスの違いで、

子ども達の行動がプラスに働いたり、マイナスに働いたりする事があると思う。

自分自身もそうだが、指導者からかけられた言葉は、けっこう印象に残ってて、助けられた言葉というものもたくさんある。

前向きに子ども達が進んでいくには、どんな言葉をチョイスし、どんな伝え方をすればいいか

指導者は常に考えれないといけないと思う。

影響を与えることができる存在だからこそ、その事を自覚しておきたい。

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